世界中にある「スパイス」の種類は、
「350~500種類」ほどと言われているそうです。
その中でも、
「カレー」に使われる「スパイス」は、
「60種類」ほど。
「カレー」一つに使われる「スパイス」は、
「3種類~15種類」ほどだそうです。
使用するスパイスによって、味が変わり、
使用する量に寄っても、味が異なってきます。
各スパイスの特徴を知ると、
色々な「スパイスカレー」が楽しめると思います。
「タマネギ」は炒めて「旨味」を出してから「煮込む」
「カレー」に、
「タマネギ」を加える時は、
そのまま煮込んでも良いですが、
煮込む前に、
フライパンで、
焼いて炒めることで、
「甘味」と「旨味」を引き出してから、
煮込んだ方が、美味しいカレーに近づく。
「タマネギ」の炒め度合は、
「茶色」「透明」になるまでと、
よく言われるが、
熱を加えて、「甘味」「旨味」が出れば、それでよい。
「茶色」「透明」までという目安は、
そこまで炒めると、
「旨味」「甘味」「苦味」が出て、
「カレー」に合うという意味。
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初めての「スパイスカレー」に必要なスパイス
「スパイス」の総数が、世界で「350~500種類」程度あると言われているうち、
「カレー」のスパイスとして使われるのは、「60種類」ほど。
1つの「カレー」で使われる「スパイス」は、「3種類~13種類」ほどらしいです。
「カレー」に使われるスパイスは、
「香り」「辛味」「色」を目的に3種類に分類され、
バランス良く配合することで、美味しい「カレー」を作ります。
「カレー」を作る基本のスパイスは、
・クミン(香り)
・ターメリック(色)
・コリアンダー(香り)
の3つで、
「カレー」のベースが出来上がる。
初めての「スパイスカレー」に挑戦するなら、この「3種類」からと言われています。
更に、「辛さ」「深み」を加えたくなったら、
徐々に、他の「スパイス」を加えていくと良いそうです。
追加していくのに良い「スパイス」は、
・カルダモン(香り)
・チリペッパー(辛味)
・オールスパイス(香り)
などがあります。
辛味を強くするには、「チリーペッパー」を加えるので、
最初に加えても良いかもしれません。
「カルダモン」は、「香りの王様」と呼ばれているぐらい有名なスパイス。
「オールスパイス」は、「グローブ」「ナツメグ」「シナモン」を合わせたような深みのある香りで、他のスパイスと相性が良い。
色々なスパイスを購入するのが面倒な時は、
「ガラムマサラ」がおすすめ。
「ガラムマサラ」は、インドを代表する通常「3~10種類」のスパイスを配合している「ミックススパイス」。
配合しているスパイスには、
・ブラックペッパー
・カルダモン
・コリアンダー
・クミン
・シナモン
・クローブ
・ナツメッグ
などがあり、「ガラムマサラ」一つでも「スパイスカレー」になります。
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スパイスの使い方
「スパイス」は、
・スパイスの原型(果実のまま)である「ホール」
・粉末にした「パウダー」
・抽出エキス
という形状で販売されています。
同じ種類のスパイスでも、形状によって調理方法が異なる。
■ ホールスパイス
調理の最初に「油」で焦がさないようにじっくり炒めて、香りを引き出す。
焦がすと香りが台無しになるので注意。
■ パウダースパイス
具材を煮込んだ後に加える。
煮込みすぎると風味が落ちてしまうので注意。
スパイスを加えたら後は、短時間で仕上げるのがポイント。
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「カレー」で使うスパイスの種類
「香り」を付けるスパイス |
スパイス | 説明 |
クミン |
「カレースパイス」と言えば、代表格なのが「クミン」。
「クミン」の香りは、すでに「スパイスカレー」特有の香りなので、
代表的なカレーには欠かせない「スパイス」。
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コリアンダー |
種の部分で、
甘みのあるさわやかな香りを持つスパイス。
スパイシーな風味もある。
葉は、「パクチー」とも呼ばれている。
スパイスの風味を調和させる効果があるので、
「スパイスカレー」に加えることで、一体感のある味わいになる傾向がある。
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シナモン |
独特な甘い香りがするスパイス。
加えると、甘くコクのある風味が出る。
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クローブ |
甘い香りと刺激的な味わいを持つスパイス。
「肉」を使ったカレーと相性がよい。
適量を加えると、甘く奥行きのある風味になる。
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ナツメグ |
スパイシーで甘い香りを持つスパイス。
「肉料理」と相性がよい。
「ハンバーグ」「ミートソース」の香り付けなどにも使われる。
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オールスパイス |
「シナモン」「クローブ」「ナツメグ」を合わせたような香りを持つスパイス。
辛味はなく、味わいと香りに奥行きが出る。
カレーなどの煮込み料理やスイーツと相性が良い。
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ローレル |
強く爽やかな風味と苦味を持つスパイス。
乾燥した葉のまま煮込む。
カレーに爽やかな風味をプラスする。
「煮込み料理」「ピクルス」に良く使われ、「肉」「魚」の臭み消しなどにも使用される。
幅広く使われる万能スパイス。
別名は、「ローリエ」「ベイリーフ」「月桂樹」などがある。
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ガーリック |
料理を美味しくしてくれる。
特有の強い香りと旨味を持つ「にんにく」。
カレーに加えると、食欲をそそる「風味」と「コク」が加わる。
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「辛味」を付けるスパイス |
スパイス | 説明 |
カイエンペッパー |
「レッドペッパー」「唐辛子」とも呼ばれ、
強い辛味とパプリカのような風味を持つ辛味の代表的なスパイス。
カレーの辛味は、主に「カイエンペッパー(唐辛子)」で調節する。
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ジンジャー |
ショウガの辛味と爽やかな風味を持つスパイス。
カレーに加えると、後味をすっきりさせてくれる。
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ブラックペッパー |
清涼感のあるシャープな辛味を持つスパイス。
カレーに加えることで、少し痺れるような辛味を加えてくれる。
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ターメリック |
「土」のような香りとほのかな苦味を持つ「黄色いスパイス」。
カレーの「色付け」に使われる代表的なスパイスで、
別名「ウコン」とも呼ばれる。
「香り」「辛味」「色」の特徴を持つスパイス。
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「色」を付けるスパイス |
スパイス | 説明 |
ターメリック |
「土」のような香りとほのかな苦味を持つ「黄色いスパイス」。
カレーの「色付け」に使われる代表的なスパイスで、
別名「ウコン」とも呼ばれる。
「香り」「辛味」「色」の特徴を持つスパイス。
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サフラン |
「サフランライス」で知られる「黄色」に色付けするのに使われる花。
エキゾチックな香りを持っていて、1つの花から少量しか収穫できないので、
高価なスパイスとしても知られているらしい。
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パプリカ |
赤い色味づけや、彩りなどで使用されることが多い。
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くちなし |
黄色い色素の主成分は「クロシン」。
料理を「黄色」に着色する色付けとして使われていた。
漬物・たくあん漬けなどの色付けに使われ、
「布」「工芸品」の染料などに使用されていた。
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