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【動画編集】「動画編集ファイル」の「HDR」「SDR」の違い

【動画編集】
「動画編集ファイル」の「HDR」「SDR」の違い







はじめに



「動画編集」をしている時に、
「ファイルフォーマット」を決める時や、
「動画ファイル名」の一部に、
「HDR」と明記されている場合など、
「HDR」を理解しておいた方が良い場面がある。


「HDR」は、
「HDR対応の再生機器」を利用すると、
通常の色域「SDR」よりも、
人の目に近い「色数」「明度」を使って、
綺麗な画質で「動画再生」が出来ることを意味している。


「動画編集」においては、
「HDR」は、
再生する環境が、
「HDR対応再生機器」と「HDR対応モニター」であることが
確認されたときに選択した方が良い。

一般的に、
広く再生されたいと考える動画は、
「SDR」で動画編集する方が良い。

「HDR対応でない機器」の場合、
「HDR動画」を再生すると、
白濁した感じになり、「SDR」より画質が悪く感じることがある。


「SDR」と「HDR」の違いは、「映像表現の範囲」と「品質」にある。


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「SDR (Standard Dynamic Range)」とは

「SDR」は、
正式名が、「Standard Dynamic Range」と言い、
単語の頭文字を集めて「SDR」と呼ばれている。

従来の「テレビ」「モニター」に採用されているので、
現在も、ほとんどの「テレビ」「モニター」が、
「SDR」を採用している。

ネット上の動画など、一般的な動画は、 「SDR」が採用されており、
専用の再生機器などは、必要ない。


一般的な動画編集であれば、
「SDR」形式の「動画編集」をすれば良い。



「SDR (Standard Dynamic Range)」の特徴

「SDR」の「特徴」説明
従来の映像規格 ・ほとんどのテレビ放送
・DVD
・Blu-ray
・一般的なウェブ動画(YouTubeの多くの動画など)
などが「SDR」で制作されている。
表現できる明るさの範囲(ダイナミックレンジ)が狭い 「従来のテレビやモニターの性能」に合わせて作られているため、
表現できる明暗の幅が限られる。

「最大輝度」は、
「一般的」に、「100cd/m²(カンデラ毎平方メートル)程度」。
「明暗差」は、8bit(256段階)で表現される。
「白飛び」や「黒つぶれ」が起こりやすい 「非常に明るい部分(太陽光など)」や、
「非常に暗い部分(影の中など)」の
「ディテール」が失われがち、
「真っ白」になったり、「真っ黒」になったりしやすい。
色域が狭い 「表現できる色の範囲」が限られている。
「Rec.709」という「色域」が一般的。


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「HDR (High Dynamic Range)」とは

「HDR」は、
正式には、「High Dynamic Range」といい、
単語の最初の文字をまとめて、
「HDR (High Dynamic Range)」と呼ばれている。


「HDR」対応の再生機器での再生を前提している場合は、
より上質な画質の動画を求めるならば、
「HDR」を採用すれば良い。
「HDR」の再生環境があることが確認できている時に選択する「色域」。



「HDR (High Dynamic Range)」の特徴

「HDR」の「特徴」説明
最新の映像規格 ・「4K」「8K」のテレビ
・一部のBlu-ray、
・主要な動画配信サービス(Netflix, Amazon Prime Video, Disney+など)
などで採用が進んでいる。
表現できる明るさの範囲(ダイナミックレンジ)が広い 人間の目で、
認識できる「色」「明暗」の幅に近づけることを目指した技術。

「最大輝度」は、「1000cd/m²以上」で、「最大10000cd/m²」まで対応可能。
「明暗差」は、
「10bit(1,024段階)」または「12bit」で表現され、
「SDR」の「約4倍以上」の階調で表現できる。
「白飛び」や「黒つぶれ」が少ない 明るい部分から暗い部分まで、より多くの階調で表現できるため、細部のディテールが失われにくく、より自然で立体感のある映像になります。 例えば、強い日差しの当たる雲のディテールや、暗い部屋の中のわずかな光の表現などがSDRよりもはるかに豊かになります。
色域が広い 表現できる色の範囲もSDRよりはるかに広いです(Rec.2020という色域が一般的)。より鮮やかで自然な色合いを再現できます。


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「HDR」と「SDR」の比較

特徴SDR (Standard Dynamic Range)HDR (High Dynamic Range)
表現できる明暗の幅狭い(従来のテレビの性能に合わせている)広い(人間の視覚に近づける)
最大輝度約100cd/m²1,000cd/m²以上(最大10,000cd/m²)
明暗差(階調)8bit (256段階)10bit (1,024段階) 以上
白飛び/黒つぶれ起こりやすい起こりにくい、細部まで表現可能
色域狭い(Rec.709)広い(Rec.2020)
映像体験従来の映像よりリアル、立体的、鮮やかで臨場感がある
対応機器ほとんどのテレビ・モニター・再生機器HDR対応のテレビ・モニター、対応する再生機器・サービスが必要


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なぜ「動画ファイル」に「HDR」と明記するのか?



「編集ファイル」に「HDR」と付くのは、
その動画ファイルが「HDR規格」でエンコードされていることを示すため。

これは、
再生するデバイスが、「HDR」に対応しているかどうかを確認し、
適切に表示させるために重要な情報。



「HDR動画」を視聴するには、
「HDR対応ディスプレイ(テレビやモニター)」と「再生機器」が必要。

「SDR対応ディスプレイ」で、
「HDR動画」を再生すると、
色が不自然になったり、
全体的に白っぽくなったりする場合があった。


「ファイルサイズ」は、
「HDR」の方が大きくなる傾向がある。
より多くの「映像情報」が含まれているため。

もしご自身で動画を作成されるのであれば、
「SDR」と「HDR」の、どちらで出力するかは、
最終的にどのような環境で視聴されるかを考慮して決定することになっている。


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