【CSS】【 font 】フォントを設定を一括指定する方法
【CSS】
【 font 】プロパティ
フォントを設定を一括指定する方法
「font」プロパティは、
フォントに関する設定を一括で指定ができる「CSSプロパティ」。
「font」プロパティで指定できるのは、
下記のフォント関連プロパティの値です。
「font」プロパティだけで、
上記のフォント設定をすべて一括指定できてしまう便利なプロパティ。
「font」プロパティの使い方
「font」プロパティは、
複数の値を指定することで、
「フォント」関連の設定を一括で指定することができる。
もちろん「font」プロパティで「単一」の設定も可能。
「font」プロパティは、一括指定できますが、
必要のない設定値は、指定しなくても大丈夫。
指定されなかった値は、初期値が適用される。
「font」プロパティが一括指定できるフォント関連プロパティ
プロパティ名 | 説明 |
font-family | フォントの種類 |
font-size | フォントのサイズ |
font-stretch | フォントの横幅 |
font-style | フォントのスタイル |
font-variant | フォントフェイス |
font-weight | フォントの太さ |
line-height | フォントの高さ |
「font」プロパティの書式
.クラス名{
font: font-style font-variant-css21 font-weight font-stretch font-size line-height font-family;
}
font: font-style font-variant-css21 font-weight font-stretch font-size line-height font-family;
font: フォントスタイル フォントフェイス フォントの太さ フォントの横幅 フォントサイズ フォントの高さ フォントの種類;
//最低限の複数設定(「font-size」「font-family」は必須)
font: font-size font-family;
.sample { font: message-box; }
.sample { font: 100% Arial; }
.sample { font: 100%/1.5em Arial; }
.sample1 { font: italic 100% Arial; }
.sample2 { font: italic small-caps 100% Arial; }
.sample3 { font: italic small-caps bold 100% Arial;}
p { font: 12px/14px sans-serif }
・フォントの大きさ = 12px
・行の高さ = 14px
・フォントファミリ = sans-serif
p { font: 80% sans-serif }
・フォントの大きさ = 親要素の 80%
・フォントファミリ = sans-serif
p { font: bold italic large serif }
・フォントの太さを太字に、
・フォントスタイルを斜体に、
・フォントの大きさを large に、
・フォントファミリーは serif に設定する */
p { font: status-bar }
・ウィンドウのステータスバーと同じフォントに設定する
「font-variant-css21」の値
値 | 説明 |
normal | 通常のフォントフェイスを定義 |
small-caps | 小さな大文字の表示を有効にする(大文字の形はしているが、サイズは小文字の大きさに縮小) |
「font」プロパティの注意点
「システムキーワード」を指定する場合、下記の1つのみ指定可能。
caption | ボタンやドロップダウンなどのキャプションコントロールで使用されているフォント |
icon | ラベルアイコンに使用されているフォント |
menu | メニューで使用されているフォント |
message-box | ダイアログボックスで使用されているフォント |
small-caption | スモールコントロールで使用されているフォント |
status-bar | ステータスバーで使用されているフォント |
接頭辞付きのシステムフォントキーワード |
ブラウザーが独自に実装している接頭辞付きのキーワードで、指定できるシステムフォントがあるそうです。
「Gecko」の接頭辞付きのシステムフォントキーワードは、
・-moz-window
・-moz-document
・-moz-desktop
・-moz-info
・-moz-dialog
・-moz-button
・-moz-pull-down-menu
・-moz-list
・-moz-field
などが実装されているとのこと。
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「font」プロパティ指定に必ず含める値
・font-size
・font-family
「font」プロパティ指定に任意で含める値
・font-style
・font-variant
・font-weight
・font-stretch
・line-height
「font」プロパティの指定順序
・「font-size」よりも前に指定する値 = 「font-style」「font-variant」「font-weight」
・「font-variant」の値で指定できるのは、「CSS 2.1」で定義された値「normal」「small-caps」 のみ。
・「font-stretch」の値は、「単一キーワード値」のみを指定可能。
・「line-height」は、「font-size」直後に、 「/」で区切って、「16px/3」という書式で指定する。
・「font-family」の値は、一番最後に指定する。
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