「シンボリックリンク」は、
あるファイルやディレクトリに別の名前を与え、リンク先に移行する普通のリンクではなく、
別の名前のまま、内容だけリンク先のファイル等を使うことが出来るリンクのことを言います。
「DirA」のシンボリックリンク「DirB」「DirC」を作成したときに、
通常のリンクは、「DirC」にアクセスした場合、「DirA」へ移動するが、
シンボリックリンクの場合、「DirA」とは表示されず「DirC」としてファイル編集などが行える。
だが、実際に編集しているファイルは、「DirA」のファイルである。
シンボリックリンクは、リンク先に複数の名前を与える事と同じ。
UNIX系OSのファイルシステムの機能として定着している。
「UNIX」では「ln」コマンド
「Windows」では、「mklink」コマンド
シンボリックリンクを作成した場合、ファイルシステム上にはリンク情報が格納された0バイトのファイルが作成される。
似た機能に「ハードリンク」がある。
シンボリックリンクはデバイスやファイルシステムにまたがって自由にリンクを張ることができる。
ハードリンクには、制限があり、ファイルシステムを管理するファイルエントリに複数の名前を登録するため、異なるファイルシステムへリンクできない。
「mklink」コマンド
構文 | mklink [[/D] | [/H] | [/J]] リンク ターゲット |
シンボリックリンクの作成 | mklink /D 新シンボリックリンク名 ターゲット |
| |
/D | リンクを作成する。既定では、ファイルのシンボリックリンクを作成。 |
/H | シンボリックリンクではなく、ハードリンクを作成。 |
/J | ディレクトリジャンクションを作成。 |
リンク | 新しいシンボリックリンク名を指定。 |
ターゲット | 新しいリンクが、参照するパス (相対または絶対)を指定。 |
Back