【Windows】「コマンド」で「ディレクトリ」を中身を含めて「削除」する方法
【Windows】
「コマンド」で「ディレクトリ」を中身を含めて「削除」する方法
「WindowsOS」で、
「コマンド」を使用して、
「ディレクトリ」を中身を含めて「削除」するには、
・deltree
・del
・rmdir
のコマンドを使用する。
「オプション」を同時に指定することで、
ディレクトリの中身を含めた削除が実行可能。
詳しくは、
下記をご参照ください。
「deltree」コマンドで「ディレクトリ」を中身も含めて「削除」する方法
「deltree」コマンドは、
「ファイル」や「サブディレクトリ」を持つ「ディレクトリ」を
中身の「ファイル」や「サブディレクトリ」を
すべて削除してくれるコマンド。
指定したディレクトリ内の
「ファイル」「サブディレクトリ」も含めて
一括で「削除」してくれる便利なコマンド。
「指定ディレクトリ」は、
「空白」で区切ることで、
「複数ディレクトリ」を指定することも可能。
「deltree」コマンドの「記述方法」
「deltree」コマンドの書式は、
シンプルで簡単。
「オプション」と「ディレクトリのパス」を指定するだけ。
特に覚えておくと良いのは、
「ディレクトリ」のパスの末尾に「\」をつけた場合は、
パス指定した「ディレクトリ」の中身だけが「削除対象」となり、
空のディレクトリにすることができる。
という操作があるということ。
「del」コマンドで、
「ファイル」だけを削除するのと同じことができる。
deltree [オプション] ディレクトリ
deltree [オプション] [ドライブ:][パス]
deltree [オプション] ディレクトリ ディレクトリ
空白で区切ることで、複数のディレクトリを指定することが可能。
「deltree」コマンドの「オプション」
オプション | 説明 |
/Y |
「削除の確認」を表示せずに、「削除」を実行するオプション。
「削除の確認」に対して「Yes」と答えたのと同じことを意味する。
|
[ドライブ:][パス] |
「削除」した「ディレクトリの名前」を指定する。
アドレスでの指定が可能。
同じディレクトリなら、「ディレクトリ名」だけで削除できる。
「半角スペース」で区切ることで、
複数の「パス」「ディレクトリ」を指定することが可能。
パスの末尾に「\」をつけた場合は、
パス指定した「ディレクトリ」の中身だけが削除対象となり、
空のディレクトリとすることができる。
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中身を含めて「ディレクトリ」を削除する方法
中身を含めて「ディレクトリ」を削除するには、
・deltree ディレクトリ名
・del /f ディレクトリ名
・rmdir /s ディレクトリ名
などの「コマンド」「オプション」の組み合わせで実行する。
「オプション」が指定されている場合は、
「オプション指定」をすることで、
「ディレクトリ」の中身も含めて「削除」ができる。
「オプション指定」を外した場合、
中身があると削除できない。
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「del」コマンドで「ディレクトリ」の中にある「ファイル」を「削除」し「空のディレクトリ」にする方法
「del」コマンドは、
指定した「ファイル」を削除するコマンドで、
良く使用されるコマンドの一つ。
「ワイルドカード」の使用可能で、
複数指定の場合は、
「スペース」「コンマ」「セミコロン」で、
「ファイル名」を区切る。
「ディレクトリ」を指定した場合は、
ディレクトリ内の全ての「ファイル」を削除する。
「ディレクトリ」の「削除」は出来ないので、
「ディレクトリ」を「削除」するときは、
「rmdir(rd)」コマンドを使用する。
「rmdir」コマンドは、
指定した「ディレクトリ」の中にある
「ファイル」「ディレクトリ」も削除できる「オプション」がある。
だが、
「システムファイル」などが削除できないこともあるので、
「delコマンド」が必要な時が多い。
使用例
del C:\text1.txt | text1.txtを警告無しで削除する |
del C:\test\ | \test下を全て削除する(警告あり) |
del *.* | 現在のディレクトリ内の全てのファイルを削除する |
del /p test.txt | test.txtを確認メッセージ表示後に削除する |
書式
del (option) [file / directory]
DEL [/P] [/F] [/S] [/Q] [/A[[:]属性]] 名前
ERASE [/P] [/F] [/S] [/Q] [/A[[:]属性]] 名前
「ファイル指定」と「オプション」
[file / directory] |
「ファイル」or「ディレクトリ」を複数指定できる。
「複数ファイル」を「削除」するときは、「ワイルドカード」が使用可能。
「ディレクトリ」を指定した場合、「ディレクトリ内」のすべての「ファイル」が「削除」される。
|
| |
| |
(option) |
オプション | 説明 |
/P | ファイルの削除前に確認メッセージを表示する |
/F | 読み取り専用ファイルを削除する |
/S | 指定したファイルを全てのサブディレクトリから削除し、削除したファイル名を表示する |
/Q | 削除前に確認メッセージを表示しない
削除するファイル属性の指定 | ※「-」の付与(-Rなど)で、指定した属性以外を削除できる |
/A:R | 読み取り専用属性のファイルを削除する |
/A:S | システムファイルを削除する |
/A:H | 隠しファイルを削除する |
/A:A | アーカイブを削除する |
/A:I | 非インデックス対象ファイルを削除する |
/A:L | 再解析ポイントを削除する |
/A:O | オフライン ファイルを削除する |
/A:- | その属性以外を削除する |
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「rmdir」コマンドで「空のディレクトリ」を「削除」する方法
「rmdir」コマンドは、
「空のディレクトリ」を「削除」するコマンド。
「空ではないディレクトリ」は、「削除」することができない。
「削除」できるのは、
「ファイル」「サブディレクトリ」などを含まない
完全に「空のディレクトリ」のみ。
「/S」オプションを指定すると、
「指定ディレクトリ」の中身を含めて「削除」する機能があったが、
「Windows2000/XP」以外では使用できないらしい。
「空のディレクトリ」ではない場合は、
「deltree」コマンドを利用して
「ディレクトリ」の中身も一緒に「削除」する。
「rmdir」コマンドの「記述方法」
rmdir [オプション] ディレクトリ名
rmdir 削除したいディレクトリ名
rmdir /S ディレクトリ名
rmdir /S /Q ディレクトリ名
「rmdir」コマンドの「オプション」
オプション | 説明 |
/S | 指定ディレクトリとその中に含む全てのファイル・サブディレクトリを削除する。 |
/Q | 「/S」オプション使用時に確認メッセージを表示しない。 |
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