「Windows]の「グラフィックスサブシステム」には、
・Direct 2D / Direct Write
・WPF
・Direct 3D
・GDI+
・GDI
などがあります。
一番初期の「グラフィックスサブシステム」は、
「GDI」で、現在の基盤となっている「サブシステム」。
一番新しい「グラフィックスサブシステム」は、
「Direct 2D / Direct Write」で、
新しい順に並べています。
「Windows」では、
古い「グラフィックスサブシステム」も搭載し続けているので、
選択肢が「5つ」もある。
現在では、「GDI+」を使用するのが無難。
「Direct 2D」は、「GDI+」の後継機なので、
乗り換えるのが、比較的、簡単と言われている。
GDI
「GDI (Graphics Device Interface)」は、
初期のWindowsから搭載されていた「グラフィックスサブシステム」。
「描画用ハードウェアの窓口」として作成されたサブシステム。
「グラフィックスサブシステム」は、
ウィンドウに「画像」「図」「文字」を描いたりする「サブシステム」。
「画面描画を担当するOSの一部」。
「サブシステム(Subsystem)は、
「システムの一部」という意味。
「Windows 3.0」ごろから採用されている「サブシステム」。
「GDI」対応ビデオカードは、Windows全体の動作速度が加速することから
「Windowsアクセラレータ」と呼ばれている。
現在も搭載はされているが、
できないことも多く、
「GDI+」を利用するのが得策。
GDI+
「Windows XP」で追加された
新しいグラフィックサブシステム「GDI+(Graphics Device Interface Plus)」。
従来の「GDI」は、
座標を「整数」で指定していたが、
新しい「GDI+(Graphics Device Interface Plus)」は、
座標の指定を「float型」で指定する。
「float型」の数字で指定することで、
より繊細なグラフィックが描けるようになった。
「画像ファイル」の読み書きに対応し、
画像データのの「半透明合成」なども可能になった。
「C++」の文法が使用されていて、
「GDI」とは扱いが異なる。
画面に「GDI」「GDI+」の関数を合わせて使用することは可能。
Direct 3D
「Direct 3D」は、
「ゲーム用」に作成された「グラフィックスサブシステム」。
「Direct 3D」は、
「3Dビデオカード」に直接命令を送るために設計されたもので、
「GDI」「GDI+」とは、
扱い方も用途も大きく異なる。
「Windows Vista」「Windows 7」で、
ウィンドウを重ねて、デスクトップ表示するのに、
「Direct 3D」の機能を使用している。
WPF
「WPF(Windows Presentation Foundation)」は、
「Windows Vista」で追加された。
「WPF」は、
「グラフィックス」「ボタン」「テキストボックス」などのコントロールも可能。
開発元は、「マイクロソフト社」。
「WPF」は、古くなった「Win32」「GDI」を一新する目的だったが、
使用言語が、「C#」「VB.NET」「C++/CLI」などを使用。
従来の「C言語」「C++」ではないので、
対応プリケーションは少数となっている。
Direct 2D / Direct Write
「Direct 2D / Direct Write」は、
「Windows 7」で新たに追加された「グラフィックスサブシステム」。
「Direct 2D」は、
一般的な「グラフィックス」の描画を担当。
「GDI+」の後継機。
「Direct Write」は、
「文字」の描画を担当。
「Direct 3D」は、
「3D」を担当している。
「Direct 3D」との組み合わせが良くできているそうです。
「WPF」とは異なり、
「C言語」「C++」で指示ができるので、
「GDI」「GDI+」の関数と一緒に使用することも可能。
「Internet Explorer」「Firefox」などが
「ブラウザ」で採用することを発表している。
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