Life
掃除 & 洗濯





【掃除】「油汚れ」の落とし方

【掃除】
「油汚れ」の落とし方




「油汚れ」は、
「キッチン」周辺がメインですが、 「手あか」「皮脂」も「油汚れ」と同じ「酸性」の汚れ。
意外と部屋中に「油汚れ(酸性の汚れ)」は点在しています。


「油汚れ」などの「酸性」の汚れには、 「アルカリ性」の洗剤が効果的です。
「アルカリ性」洗剤で、「酸性」の汚れを中和して、 汚れを落とします。



油汚れの特徴


「油汚れ」は、「酸性」の性質を持った汚れで、
「油汚れ」「手あか」「皮脂」など、主に「ベトベト」しているのが特徴。

「油汚れ」のような「酸性」の性質を持った汚れは、
「アルカリ性」の性質を持つ洗剤で、「中和」させると、「油汚れ」が落ちる。


「酸性」と「アルカリ性」は、
「酸性」「アルカリ性」を計測する「pH値(ペーハー値)」だと、 「pH値」が「0」に近ければ近いほど「酸性」が強く、 「pH値」が「14」に近ければ近いほど「アルカリ性」が強い。
「pH値」が「7」に近いと「中性」と言われる。


「酸性(pH0~6)の汚れ」には、

・油汚れ
・皮脂汚れ
・手アカ
・血液
などがある。


「アルカリ性(pH8~14)の汚れ」には、

・水アカ(カルシウム)
・石鹸カス
・カルキ
・黒ずみ
・尿石

などがあります。


Back

「酸性」の「油汚れ」に効果的な洗剤


汚れを落とすときの基本は、「中和」させること。
「中和」させることで、頑固な汚れも落としやすくなる。

「油汚れ」「皮脂汚れ」「手アカ」「血液」などの汚れは、
「酸性」の汚れなので、
「アルカリ性」の洗剤で「中和」させることで、 「酸性」の汚れを効果的に落とすことができる。


強いアルカリ性の「pH値」で、
人体に影響がない「アルカリ電解水(pH 12)」が効果的。

「アルカリ電解水」が無い場合、
「重曹水」を加熱して「熱分解」すると、
「アルカリ電解水」に似た液体を作成することができる。


他にも、

「弱アルカリ性」の「重曹」「セスキ炭酸ソーダ」「石鹸」
「アルカリ性」の「オキシクリーン」「カビキラー」「キッチンハイター」

などが「酸性」の汚れに使用すると効果的な洗剤です。


Back

「pH値」リスト


「pH値」は、「7」に近いほど人体に優しく、 「7」から離れるほど、刺激が強く、危険になる。

「クエン酸(pH 2)」は、強力な「酸性」で、
「アルカリ電解水(pH 12)」は、強力な「アルカリ性」だが、 人体に大きな影響がないので、非常に便利な掃除アイテム。


pH値性質商品名
pH 1酸性サンポール
pH 2酸性クエン酸
pH 3酸性
pH 4弱酸性炭酸水
pH 5弱酸性アルコール(原液)
pH 6弱酸性中性洗剤(ph6~8)
pH 7中性真水(参考)
pH 8弱アルカリ性重曹
pH 9弱アルカリ性セスキ炭酸ソーダ
pH 10弱アルカリ性石鹸
pH 11アルカリ性オキシクリーン
pH 12アルカリ性アルカリ電解水
pH 13アルカリ性カビキラー・キッチンハイター


Back

「重曹水」の「水」と「重曹」の比率は「100 : 5」ぐらい


「重曹水」を作る時に、
「水」と「重曹」の比率は、基本「100 : 5」ぐらい。

濃くしたい場合や、薄くしたい場合は、
それぞれ加減をして作成するだけ。


濃い「重曹水」を作成したい場合は、
「重曹」を多めにすれば良いのですが、
入れすぎると、「水」に溶けきらないので、
少しずつ混ぜて行きます。
1分以上混ぜても、溶けきらない場合は、
飽和量以上になっています。
水を加えて調節するなどをして、
残りの「重曹」を溶かしていきます。


Back

「重曹水」は「煮沸」すると「アルカリ度」が強くなる


「重曹溶液」は、
一度「沸騰」させると化学変化を起こし、「アルカリ度」が強くなる性質がなるそうです。
「アルカリ度」が強くなることで、
汚れを落とす能力や、消臭効果が高まることにもなります。


煮沸した「重曹水」は、

「重曹熱分解水」と呼ばれ、pH値が「10」ほどになり、
「アルカリ電解水(pH 12)」に近くなるそうです。



「重曹熱分解水」を作る手順

「アルミ鍋」を使用すると「変色」しますのでご注意ください。

・「水 1カップ」を鍋で沸かす
・沸騰後、「重曹 小さじ1」を投入する
・「弱火」で「5分」ほど煮る
・「重曹熱分解水」を冷ます
・「重曹熱分解水」の完成



Back

「アルカリ性」が「NG」の素材


「油汚れ」を綺麗にするのに便利な「アルカリ性洗剤」ですが、
適さない素材もあります。

「アルカリ性」が「NG」の素材は、

・アルミ
・大理石
・生木
・畳
・水を吸い込む素材

などがあります。
「アルミ」「大理石」は、「アルカリ性」に反応するので、
素材が傷む可能性がある。


Back