「シャッタースピード」は、
光を取り入れる時間です。
「シャッタースピード」を遅く、長くすれば、
光の量が多く、明るい写真になりますが、
手ブレが発生しやすくなり、早く動く被写体を撮影するのは難しいです。
ですが、早く動いた部分がブレるので、動きのある、移動感を感じる写真になりやすいです。
「シャッタースピード」を早く、短くすれば、
光の量が少なく、暗い写真になりがちですが、
手ブレの心配がなくなり、早く動く被写体を撮影するのにも向いています。
ですが、動く被写体をキリッと撮影すると動きのある写真ではなくなりがちです。
「シャッタースピード」には、重要な特徴があります。
それは、「手ブレ」という現象が、
「シャッタースピード」の設定値によって出やすい。
三脚でカメラを固定せずに、
手でもって撮影する場合、
手ブレが発生しないのは、「200分の1秒」ぐらいが分かれ目です。
「200分の1秒」より遅いシャッタスピード「100分の1秒」などでは、
しっかり手で固定しないと写真はブレます。
「100分の1秒」より長いシャッタースピードでは、「三脚」は必須です。
「シャッタースピード」を確保するには、「絞り値」「光感度(ISO)」を調整します。
撮影条件によって、
「シャッタースピード」だけで、「露出設定」をするのは限界があります。
曇りや雨の日、室内の撮影では、
「200分の1秒」では、光が足りないことが多いので、
工夫が必要になります。
カメラには、「シャッタースピード優先モード(S)」という機能が付いています。
「シャッタースピード」を優先する設定の撮影方法です。
「シャッタースピード」を固定して、
他の設定を気にせずに、
「絞り値」「光感度(ISO)」をカメラが自動判定し、
自動で設定して撮影できる撮影モードです。
街歩きをしながらのスナップ撮影や、
手ブレを防止したいときに、凄く重宝する機能です。
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