【Photoshop】「画像解像度」を変更する方法

【Photoshop】
「画像解像度」を変更する方法




「画像解像度」は、
「1インチ」「1cm」あたり、
幾つの「ドット(点)」を使用して、
イメージを表示するかを指定する値。


「Adobe社」が提供する
画像編集ソフト「Photoshop」では、
「画像解像度」を簡単に変更することができる。


「1インチ」あたりの指定値は、
「dpi(ドットパーインチ)」という単位で指定する。

一般的に、「1インチ」あたりで、
指定するのが一般的。

「dpi(ドットパーインチ)」の値が大きいほど、
きめ細やかな画像を表現でき、
高品質な画像が制作できる。



詳しくは、
下記をご参照ください。



「画像解像度」を変更する方法


「画像解像度」を変更するのは、
簡単にできる。

だが、
「画像解像度」の仕組みを理解していないと、
画像のクオリティ「画質」が悪くなることがあるので注意。


「画像解像度」の
「dpi(ドットパーインチ)」を大きくすると、
「1インチ」範囲で使用される「ドット(点)」が多くなるので、
「画像」が「縮小」される。
「画質」は良くなる。

「dpi(ドットパーインチ)」を小さくすると、
「1インチ」範囲で使用される「ドット(点)」が少なくんるので、
「画像」が「拡大」される。
「画質」は荒くなる。



「画像解像度」を変更する手順

・「画像ファイル」を開く

・Topメニュー「イメージ」を選択

・「画像解像度」を選択

・「希望」の「縦」「横」のサイズを「希望の単位」で指定する

・「dpi」項目に、「解像度」を指定する

・「拡大」「縮小」時の方法を「再サンプル」で指定する

・「OK」ボタンを押す


Back

「画像解像度」とは


「画像解像度」は、
「1インチ」「1cm」あたり、
幾つの「ドット(点)」を使用して、
イメージを表示するかを指定する値。

「1インチ」あたりの指定値は、
「dpi(ドットパーインチ)」という単位で指定する。

一般的に、「1インチ」あたりで、
指定するのが一般的。

「dpi(ドットパーインチ)」の値が大きいほど、
きめ細やかな画像を表現でき、
高品質な画像が制作できる。


「画像解像度」「ドット数」「縦横サイズ」の関係

画像解像度ドット数縦横サイズ
大きい多い大きくなる
小さい少ない小さくなる


Back

綺麗な「画質」にしたいなら「画像解像度」を高くする


「画像解像度」は、
値を高く設定することで、
「画質」を良くし、
綺麗に表示することができる。

その反面、
多くの「ドット(点)」で、
イメージを表示するので、
縦横のサイズは、小さくなる。


画像をきめ細かく、
高品質な高画質な画像にする場合は、
一定の範囲を多くの「ドット(点)」で、
表現するすることで可能となる。

縦横「1インチ」の範囲を、
「10個」の「ドット(点)」で表現する画像と
「100個」の「ドット(点)」で表現する画像の
違いを想像するとわかりやすい。

「ドット(点)」の多い画像の方が、
滑らかで繊細な画像を表示するのに適している。


Back

「画像サイズ」を大きくしたい時は「画像解像度」を低くする


同じ画像でも、
「画像解像度」を低くすると、
「画像サイズ」が大きくなる。


「縦横1000px(1000個のドット)」(100万画素)の画像で考えると、
「100dpi」の画像解像度で表示すると、
「縦横10インチ」の画像として表示される。
「10dpi」の画像解像度で表示すると、
「縦横100インチ」の画像として表示される。


しかし、
「画像解像度」を低くして、
画像サイズを大きくすることはできるが、
「画質」は悪くなる。
「100dpi」から「10dpi」にした場合、
「画質」はかなり異なる。


「画像解像度」を低くした画像は、

・「曲線」がザラつく
・「グラデーション」が粗くなる
・イラスト的になる

などの特徴が出る。


少ない「ドット(点)」で、
画像を表示すると、
どうしても
「滑らかさ」と「自然さ」は、
失ってしまう。


Back

「画像解像度」と「画質」の関係





画像解像度画質画質説明
高い高画質印刷物 「1インチ」の正方形の中を、
より多くの「ドット(点)」で表現する事になる。
より細かな画像表現ができ、
きめ細かい「高品質」で「繊細」な画像が作成できる。
滑らかな「グラデーション」「曲線」が表示できる。

高い解像度は、主に「印刷物」に使用されることが多い。
1200dpi高画質モノクロ画像印刷物 「モノクロ画像」の印刷物は、
「600~1200dpi」ぐらいが望ましいと言われている。
350dpi高画質印刷物 本などの出版物とする場合、
一般的に「350dpi」が、
広く印刷物で用いられている解像度になる。

「カラー画像」「グレースケール画像」を
出版物に使用する場合は、「350dpi」以上が望ましいと言われている。
72dpi低画質Web 「インターネット」などで使用される画像の解像度。
低い低画質Web・ゲーム 「1インチ」の正方形を
少ない「ドット(点)」で表現する事になる。
細部の画質が荒くなり、
単純なイラスト風な画像になっていく。


Back

「画像解像度」と「印刷サイズ」


カメラなどで撮影された画像データは、
「縦」「横」の「画素数」が決まっている。



「画素数」と「解像度」と「印刷サイズ」

画素数画素サイズ175dpi350dpi700dpi
9600万画素8185px × 11589pxA0(841mm×1189mm)(面積が1㎡)A1(594×841mm)A2(420×594mm)
4800万画素5787px × 8185pxA1(594×841mm)A2(420×594mm)A3(297×420mm)
2400万画素4093px × 5787pxA2(420×594mm)A3(297×420mm)A4(210×297mm)
1200万画素2894px × 4093pxA3(297×420mm)A4(210×297mm)A5(148×210mm)
600万画素2039px × 2894pxA4(210×297mm)A5(148×210mm)A6(105×148mm)
300万画素1447px × 2039pxA5(148×210mm)A6(105×148mm)A7(74×105mm)



「A判サイズ」と「B判サイズ」

A判サイズ
A0サイズ841mm×1189mm(面積が1㎡)
A1サイズ594mm×841mm
A2サイズ420mm×594mm
A3サイズ297mm×420mm
A4サイズ210mm×297mm
A5サイズ148mm×210mm
A6サイズ105mm×148mm
A7サイズ74mm×105mm
A8サイズ52mm×74mm
A9サイズ37mm×52mm
A10サイズ26mm×37mm
B判サイズ
B0サイズ1030mm×1456mm(面積が1.5㎡)
B1サイズ728mm×1030mm
B2サイズ515mm×728mm
B3サイズ364mm×515mm
B4サイズ257mm×364mm
B5サイズ182mm×257mm
B6サイズ128mm×182mm
B7サイズ91mm×128mm
B8サイズ64mm×91mm
B9サイズ45mm×64mm
B10サイズ32mm×45mm


Back

「画像解像度」で画質を維持して「サイズ変更」できるのは「縮小」だけ


「画像解像度」を変更して、
「画質」を維持しつつ、
「サイズ変更」できるのは、
「画像解像度」を「高く」して「縮小」する時だけ。


「画像解像度」を「低く」して、
「拡大」するときは、
「一つのドット」を
「複数のドット」に増やす行動が実行され、
画像が拡大するので、
どうしても綺麗に再現ができなかったりする。
技術の進歩により、
周辺のドットを考慮した決定によって、
拡大はされるが、
現在のところ、まだまだ、
画質を維持しての拡大はできていない。



「画像解像度」を高くし「画像サイズ」を「縮小」した場合

「画像解像度」を高くし、「縮小」することで、
「画質」を維持できるのも、
同じ原理となる。

「画像解像度」の「dpi(ドットパーインチ)」を高くすると、
「1インチ」内に含まれる
「ドット(点)」の量が多くなるので、
細かな描写となり、
曲線は滑らかに見え、
グラデーションは滑らかに見えるようになる。

「画質」が高品質になる反面、
「1インチ」内で、
多くの「ドット(点)」を使用するため、
画像サイズは、小さくなる。

「画像」を縮小する場合は、
「画像解像度」を高くして、
「縮小」するのは高品質になるので良い。



「画像解像度」を低くして「画像サイズ」を大きくした場合

「画像解像度」を低くして、
「画像サイズ」を大きくした場合は、
「画像解像度」の「dpi(ドットパーインチ)」を低くなり、
「1インチ」内で、
使用する「ドット(点)」が少なくなる。
少ない「ドット(点)」で、画像を表現するので、
グラデーションは荒くなり、
ライン描画も荒くなる。
全体的に画質が悪くなり、
荒いイラスト描画風になっていく。

「1インチ」内で、
使用する「ドット(点)」が少ないので、
画像サイズは、大きくなる。

意図して、
荒い画像を作成する時など以外には、
基本的に使用しない方法。


Back

「カンバスサイズ変更」と「画像解像度の変更」の違い


「カンバスサイズ変更」と「画像解像度の変更」の違いは、
「表示領域」のみ「サイズ変更」となるか、
ファイル内に含まれる「イメージサイズ」なども含め、
すべての「サイズ変更」になるかの違い。

・「カンバスサイズ変更」 → 「表示領域」のみの「サイズ変更」
・「画像解像度の変更」 → 「表示領域」「ファイル内イメージ」などのすべての「サイズ変更」




「カンバスサイズ変更」と「画像解像度の変更」の変更項目リスト

項目カンバスサイズのサイズ変更画像解像度のサイズ変更
表示領域サイズ
(カンバスサイズ)
変更される変更される
画像サイズ変更されない変更される
テキストサイズ変更されない変更される
パス変更されない変更される
のようになっている。


Back