【C言語】制御文 / Control Statement
【C言語】
制御文 / Control Statement
「制御文(Control Statement)」は、
・条件分岐
・反復
・脱出
・スキップ
などの種類があります。
制御文には、
それぞれに特徴があり、
用途が異なります。
書式も
それぞれの書き方、
利用方法があります。
詳しくは、
下記をご参照ください。
「制御文」の種類
「C言語」で使用できる「条件分岐」は、
「制御文(Control Statement)」とも言われますが、
他のプログラミング言語と同様に、
使えるようになっています。
制御文 | 説明 |
条件分岐 |
if |
2方向分岐
条件式による条件分岐。
if( 条件式 ){ 処理内容 }
else if( 条件式 ){ 処理内容 }
else{ 処理内容 }
|
switch |
多方向分岐
条件式の値による条件分岐。
switch( 条件式 ){
case 値1:
処理内容
break;
case 値2:
処理内容
break;
default:
条件式がどれにも一致しない場合の処理内容
break;
}
|
| |
| |
反復 |
for |
指定回数反復
forを使ったループ構文。
for( 初期化;条件式;各ループ後に実施されるコード ){ 処理内容 }
for (a=0;a<10;a++){ 処理内容 }
|
while |
前判定型不定回数反復
条件が満たされている限り、処理内容が繰り返される。
while ( 条件式 ) { 処理内容 }
|
do ~ while |
後判定型不定回数反復
一度処理内容が実行され、その後条件が満たされている限り、処理内容が繰り返される。
do { 処理内容 } while( 条件式 );
|
| |
| |
脱出 |
break |
反復脱出
|
| |
| |
スキップ |
continue | 反復スキップ |
goto |
goto ラベル;
ラベル;
goto文は、指定したラベル行まで、一気にジャンプするという命令。
|
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「if」構文の使い方
条件分岐として使える「if」構文は、
「2方向分岐」で使え、
「多方向分岐」としても使える
使い勝手の良い「条件分岐構文」。
「条件式」によって、
「条件分岐」ができ、
「1個」以上の「条件式」を指定することで、
利用できる「条件分岐構文」です。
条件分岐「if」構文の書式
if( 条件式 ){ 処理内容 }
else if( 条件式 ){ 処理内容 }
else{ 処理内容 }
if( 条件式 ){
処理内容
}
else if( 条件式 ){
処理内容
}
else{
処理内容
}
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「switch」構文の使い方
「switch」構文は、
「多方向分岐」で、
「条件式」で算出される「値」によって、
「条件分岐」を指定することができる。
「switch」構文の書式
switch( 条件式 ){
case 値1:
処理内容
break;
case 値2:
処理内容
break;
default:
条件式がどれにも一致しない場合の処理内容
break;
}
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「for」構文の使い方
「for」構文は、
「指定回数反復」をする「反復構文」。
条件式の条件を満たす間、
記述した処理を「繰り返す」という構文。
「ループ構文」とも言われている。
「for」構文の書式
for( 初期化;条件式;各ループ後に実施されるコード ){ 処理内容 }
for (a=0;a<10;a++){ 処理内容 }
for( 初期化;条件式;各ループ後に実施されるコード ){
処理内容
}
for (a=0;a<10;a++){
処理内容
}
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「while」構文の使い方
「while」構文は、
条件が満たされている限り、
処理内容が繰り返される「繰り返し」構文。
「反復」構文の一つ。
「前判定型不定回数反復」であり、
記述された「条件式」を満たす間は、
記述された「処理内容」が実行される。
「while」構文の書式
while ( 条件式 ) { 処理内容 }
while ( 条件式 ) {
処理内容
}
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「do ~ while」構文の使い方
「do ~ while」構文は、
一度、記述された「処理内容」が実行され、
その後、記述された「条件式」が満たされているかの判定が行われ、
条件を満たしている限り、処理内容が繰り返される。
「後判定型不定回数反復」の「反服構文」。
「do ~ while」構文の書式
do { 処理内容 } while( 条件式 );
do {
処理内容
} while( 条件式 );
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「break」の使い方
「break」は、
「条件分岐構文」「繰り返し構文」などの
「処理内容」に記述する「制御文」で、
「繰り返し」「条件分岐」を「break」の位置で処理を終了し、
「条件分岐構文」「繰り返し構文」以降のプログラム内容を実行するように、
制御する「制御文」。
条件式の反復脱出に使用される「制御文」。
「break」の書式
switch( 条件式 ){
case 値1:
処理内容
break;
case 値2:
処理内容
break;
default:
条件式がどれにも一致しない場合の処理内容
break;
}
while ( 条件式 ) {
処理内容
if( 条件式 ){break;}
}
Back
「continue」の使い方
「continue」は、
「繰り返し構文」の途中に記述される「制御文」で、
「continue」が記述された以降の「処理内容」は実行されず、
次の「繰り返し」「反復」に移行させる「制御文」。
「continue」の書式
while ( 条件式 ) {
処理内容
if( 条件式 ){continue;}
処理内容
}
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「goto」の使い方
「goto」は、
あらかじめ指定した
「ラベル」の位置まで、
移動することを命令する「制御文」。
「条件分岐構文」「繰り返し構文」などの
範囲内・範囲外ともに使用できる「制御文」。
「goto」の書式
goto ラベル;
ラベル;
while ( 条件式 ) {
処理内容
if( 条件式 ){goto ラベル;}
処理内容
ラベル;
処理内容
}
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