旅メモ
旅メモ【日本編】





【京都市左京区】銀閣寺

【京都市左京区】
銀閣寺





「銀閣寺」として知られる
「東山慈照寺(とうざんじしょうじ)」。


実際には、
「銀箔」での装飾はされておらず、
「黒漆」が塗られている建物。


「金閣寺」に劣らない、
素晴らしい「建物」「庭園」として知られ、
「金閣寺」「銀閣寺」と、
江戸時代ごろに呼ばれるようになったらしい。


「枯山水庭園」の「白砂模様」は、
光を反射し、
空間を明るくし、とても美しい。



詳しくは、
下記をご参照ください。



「銀閣寺」は「愛犬同伴OK」



「銀閣寺」は「愛犬同伴OK」です。
「キャリーバッグ」に頭まですっぽりと入れることを条件に、
「愛犬」と一緒に参拝することができる。

「銀閣寺」の「枯山水庭園」は、
1周する「回遊式庭園」で、
段差や階段もある高低差のある道があるので、
「ドッグカート」では回れない。


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「銀閣寺」とは



「銀閣寺」の正式名称は、
「東山慈照寺(とうざんじしょうじ)」といい、
「相国寺」の「塔頭寺院」の一つ。

「銀閣寺」は、
九歳にして家督を継ぎ、
十五歳にして将軍職を継いだ
室町幕府の八代将軍「足利義政」によって
東山文化の真髄たる「簡素枯淡の美」を映す一大山荘を造営した
「山荘東山殿」が起原となっている。

「足利義政」が亡くなった後に、
「臨済宗」の寺院となり、
「足利義政」の法号「慈照院」から、
「慈照寺」と名称となった。


「塔頭寺院(たっちゅうじいん)」というのは、
「大きな寺院」や「祖師」「高僧」などの「弟子」たちが、
寄り添って建てた「塔」「庵」などの「小院(小さな寺院)」のこと。


地図で調べてみると、
「相国寺」は、
かなり離れた場所にあり、
「京都御所」の「北」にある
「京都五山第二位」に列せられる「寺院」。


「京都五山(きょうとござん)」は、
「臨済宗」の寺院の「寺格」で、
別格とされる「南禅寺」とともに定められた
京都にある「五つの禅宗の寺院」のことをいう。

「京都五山」には、
別格として「南禅寺」が存在し、
順に「天竜寺(第一位)」「相国寺(第二位)」「建仁寺(第三位)」「東福寺(第四位)」「万寿寺(第五位)」
が「京都五山」に指定されている。

鎌倉(神奈川県鎌倉市)にも「五山」が指定されており、
「鎌倉五山」には、
「建長寺(第一位)」「円覚寺(第二位)」「寿福寺(第三位)」「浄智寺(第四位)」「浄妙寺(第五位)」が
指定されている。


「五山十刹」という場合は、
別格寺たる「南禅寺」を筆頭に、
「天竜寺(第一位)」「相国寺(第二位)」「建仁寺(第三位)」「東福寺(第四位)」「万寿寺(第五位)」
の「五山」に加え、
「等時寺」「臨川寺」「真如寺」「安国寺」「宝幢寺」
「普門寺」「広覚寺」「妙光寺」「大徳寺」「龍翔寺」
の「十刹」が加わり、
その総称を「五山十刹」という。


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「銀閣寺」と呼ばれる「理由」



京都の「金閣寺」「銀閣寺」は、
名所として、
昔から知られている観光地。

「金閣寺」「銀閣寺」ともに、
世界遺産「古都京都の文化財」の「構成資産」となっている。



「銀閣寺」は、
九歳にして家督を継ぎ、
十五歳にして将軍職を継いだ
室町幕府の八代将軍「足利義政」によって
東山文化の真髄たる「簡素枯淡の美」を映す一大山荘を造営した
「山荘東山殿」が起原となっている。

「足利義政」が亡くなった後に、
「臨済宗」の寺院となり、
「足利義政」の法号「慈照院」から、
「慈照寺」と名称となった。


「銀閣寺」と呼ばれるようになったのは、
「金」で装飾された「金閣」から
「金閣寺」と呼ばれるようになったのとは違い、
江戸時代に、
「金閣寺」に並ぶ、
見事な「建造物」として
「銀閣寺」という名称で呼ばれるようになったとのこと。


「銀閣寺」には、
色々な説があり、
・「銀箔」を貼る予定が、予算の関係上、実現できなかった。
・「銀箔」は貼ってあったが、剥がれ落ちた。
・外壁の「漆」に「太陽光」が反射して光った姿が綺麗だったから。
・夜に、月の光に照らされた姿が「銀色」に輝いていたから。
などの説がある。

実際には、
「銀箔」が貼ってあった形跡はなく、
「黒漆」が塗られていたことがわかっているらしい。


江戸時代になるまでは、
「銀閣寺」とは呼ばれておらず、
江戸時代になり、
「金閣寺」に並ぶ、素晴らしい建造物として、
「銀閣寺」という名称で呼ばれるようになったとのこと。


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「銀閣寺」の白砂模様「銀沙灘(ぎんしゃだん)」も魅力



「銀閣寺」の庭園には、
綺麗な砂模様が描かれた、
「枯山水」があり、
石英を多く含み、
光を反射しやすい砂「白川砂」が敷き詰められ、
光を反射し、
明るい綺麗な空間を演出している。

創建当初にはなかった「枯山水庭園」だが、 1780年頃には歴史書に、記録があったそう。


現在では、
「銀閣」と「枯山水(銀沙灘)」の組み合わせが、
一層、風景を良くしていて、
「銀閣寺」の代表的な要素となっている。


「銀閣寺」の「枯山水」には、 「向月台」と「銀沙灘」と呼ばれる「砂盛り」がある。
月を鑑賞する為と、
月の光を反射させて、本堂を照らす役割があるそう。


「金閣寺」を「太陽」とし、
「銀閣寺」を「月」としたイメージが、
「金閣寺」と呼ばれる「鹿苑寺(ろくおんじ)」と、
「銀閣寺」と呼ばれる「東山慈照寺(とうざんじしょうじ)」の
関係性を構築し、
「銀閣寺」「銀閣寺」呼ばれるようになったとのこと。


「向月台」は、
「枯山水庭園」の中にある
「プリン」のような形をした「砂盛り」のこと。
月を待つ間、
「向月台」に座って「東山」に登る
「月」を待ったと言われている。

「向月台」が作られ、
現在の形になったのは、
「江戸時代後期」の頃だと言われる。
高さは、「180cm」程あり、
毎日、手入れがされているとのこと。


「銀沙灘(ぎんしゃだん)」は、
「白砂」を「66cm」まで盛り上げた、
「台」のようになっている部分。
「波状」に模様が施されており、
とても綺麗。
光を反射し、
本堂を照らし、
明るい綺麗な空間を演出することが目的とされている。


建物の窓から見える
「向月台」と「銀沙灘」の「枯山水庭園」は、
とても綺麗に映し出される。


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「銀閣寺」「枯山水庭園」は「回遊式庭園」となっている



「銀閣寺」の
「枯山水庭園」は、
ちょこっと山を登った所に「展望所」がある
1周できる「回遊式庭園」となっている。


思っていたより傾斜のある坂道を登ると、
遠くを見ることができる「展望所」がある。

それほど広くはないが、
庭園を一望できる。


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「銀閣寺」への「アクセス」



Address : 〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2
世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産の一つ。


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「車」で訪れる場合は「京都市営 銀閣寺 観光駐車場」が便利



Address : 〒606-8406 京都府京都市左京区浄土寺石橋町62


「銀閣寺」の参道入口付近に、
大き目の駐車場「京都市営 銀閣寺 観光駐車場」がある。

「参道」へと続く道に出られるようになっていて、
「食事」「お土産」を提供する「お店」も結構多い。


「トイレ」なども設置されていて、
便利な駐車場。


休日や観光シーズンは、
凄く混雑する様子。

混雑している時は、
遠くの駐車場に車を止めて、
「バス」「タクシー」などで、
訪れた方が、効率的。


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