「上賀茂神社」の「起源」は、
「神話」となっていて、
「上賀茂神社」である
「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」の「起源」
となるエピソードが残っている。
「賀茂別雷神社(上賀茂神社)」の歴史は、
「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」の「御祭神」である
「賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)」が、
「賀茂別雷神社(上賀茂神社)」の地に降臨したことが始まり。
だが、
「賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)」が
「賀茂別雷神社(上賀茂神社)」の地に降臨したのには由縁がある。
「神代」時代のある日、
雷鳴がとどろき、
1本の「丹塗りの矢」が、天から降ってきた。
「山背国」に移り住んだ
「賀茂一族」の姫「賀茂玉依比売命(かもたまよりひめのみこと)」が、
現在の「賀茂川」の上流で、身を清めている時に、
偶然に、その「丹塗りの矢」が流れてきて、
不思議に思い、持ち帰った。
「賀茂玉依比売命(かもたまよりひめのみこと)」は、
その「丹塗りの矢」を大切に扱っている都、
「矢」に宿っていた不思議な力によって「ご懐妊」し、
立派な「御子」が誕生した。
その「御子」が、
「元服」を迎えた時、
祖父である「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」が、
「八尋殿(やひろどの)」を建て、
神々を招待し、祝宴を開いた。
祝宴の席で、
祖父「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」が、
「御子」に対し、
「自分の父と思う神に盃をすすましめよ」と伝えた。
「御子」は、
「我が父は、天津神なり」と言い、
盃を天に向けて投げたところ、
雷鳴と共に、「御子」が天へと昇ってしまった。
残された母「賀茂玉依比売命(かもたまよりひめのみこと)」は、
再開を願い続け、
ある夜に、
「御子」が夢に現れ、
「神迎の祭」を行えば、
また自分に会えると伝えた。
言われた通りの「神迎の祭」を行ったところ、
立派に成人となった姿の御子「賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)」が
天より神として「神山(上賀茂神社の御神山)」に降臨され、
「賀茂別雷神社(上賀茂神社)」ができ、
「御祭神」として祀られるようになった。
それが、
現在の「賀茂別雷神社(上賀茂神社)」だと言われている。
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