【京都市 東山区】「豊臣秀吉」公の「菩提寺」として創建された「高台寺」
「清水寺」と同じ東山区にある「高台寺」。
「三寧坂」「二寧坂」を歩いて、「清水寺」から歩いてくると、
「高台寺」にたどり着きます。
さらに進むと「八坂神社」「円山公園」「知恩院」「祇園」などに歩いて行けます。
「高台寺」は、「豊臣秀吉」公を弔うため、
正室「ねね」様が、「菩提寺」として建立されたお寺。
落ち着いた綺麗な庭園などが広がっています。
「豊臣秀吉」公と「ねね」様の「霊廟」もあり、
「豊臣家」にゆかりの深い場所となっています。
「高台寺 利生堂」には、
お釈迦様が亡くなった時の様子を描いた「涅槃図」が、
天井に描かれています。
天井の「涅槃図」は、
650年前の南北朝時代に描かれた「八相涅槃図」。
「高台寺」に所蔵されているものを、
最新技術によって、天井に再現したとのことです。
貴重な空間にも関わらず、
「写真撮影OK」となっていました。
綺麗な「涅槃図」なので、一見の価値があると思います。
「高台寺」は「愛犬同伴NG」
「高台寺」は、「愛犬同伴NG」です。
残念ながら、一緒に参拝することは、できません。
「高台寺」の駐車場は、広めですが、
屋根付き駐車場ではありません。
冬であれば、日中でも、愛犬だけ「車」でお留守番は可能でしたが、
「春」「秋」は、天気が良い日は難しいと思います。
「夏」に関しては、「車」でのお留守番は、「完全NG」です。
愛犬と一緒の京都旅は、「冬」がおすすめ。
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「高台寺」とは
「高台寺(こうだいじ)」は、
京都府京都市東山区にある「臨済宗建仁寺派」の寺院。
「山号」は、「鷲峰山(じゅぶさん)」。
「寺号」は、「高台寿聖禅寺」。
1598年(慶長3年)に。「豊臣秀吉」公が病死し、
「豊臣秀吉」公の正室「ねね」様こと「北政所」が、「豊臣秀吉」公を弔う「菩提寺」として建立したお寺。
お寺の名前の「高台寺」は、「ねね」様が仏門に入る時の院号「高台院」からきている。
「釈迦如来」を本尊としている「禅宗寺院」ですが、
「秀吉」公と「北政所(ねね)」を祀る「霊廟」として寺院でもある。
「ねね(北政所)」様は、1624年(寛永元年)9月に亡くなるまで、
現在の「圓徳院」の場所に、居を構えていた。
その後、「ねね(高台院)」の甥である「木下勝俊」によって、寺院「圓徳院」に居宅を変更した。
「木下勝俊」の「墓塔」も存在する。
「高台寺」の建物・庭園などは、移築・改築したものが多く、
「方丈」「茶室」などは、戦の落城により焼け残った「伏見城」の一部を移築したもの。
江戸時代末期(幕末)には、「高台寺」は、
一時期に、「新選組」から離脱した「御陵衛士(高台寺党)」の拠点となったこともある。
その後、数度の火災により、「仏殿」「方丈」などが焼失してしまい。
創建当時の建造物が現存しているのは、
「三江紹益」を祀る「開山堂」
「秀吉」と「ねね(北政所)」を祀る「霊屋(おたまや)」
茶室の「傘亭」と
「時雨亭」
など。
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綺麗な白砂と舞台のようにも見える廊下の「方丈前庭」
創建当時に建設された「仏殿」は、
焼失後に再建されていないので、
「方丈」が中心的な「仏殿」となっていた「高山寺」。
「方丈」は、1912年(大正元年)に再建されたもので、
創建当時には、「伏見城」の建物を移築したものだったそうです。
「方丈」の庭園「方丈前庭」は、
白い砂が敷き詰められていて、とても綺麗に整備されています。
季節にもよりますが、
「廊下」と「庭」の「白砂」「緑」「門」のバランスが良い気がします。
「庭」に向かって右側には、大きな「しだれ桜」がありました。
「春」の「桜」の季節には、
綺麗な「桜色」が「白砂」に映えそうです。
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「開山堂」と「ねね」様が「秀吉」公を偲んだ「庭園」
「開山堂」の境内には、
向かって左側に、「偃月池」、
向かって右側に、「臥龍池」
という2つの池をもつ庭園が広がっています。
向かって右側にある「臥龍廊(がりょうろう)」で、
「秀吉」公と「ねね」様をともらう「霊屋」と繋がっています。
「開山堂」は、
「重要文化財」にも指定されていて、
1605年(慶長10年)に、
「入母屋造本瓦葺き」の「禅宗様式」で建設された「仏堂」。
元来、北政所の持仏堂だったもので、
その後、中興開山の三江紹益の木像を祀る堂となっている。
堂内は中央奥に三江紹益像、
向かって右に北政所の兄の木下家定とその妻・雲照院の像、
左に高台寺の普請に尽力した堀直政の木像を安置している。
「仏堂」の天井は、
「秀吉」公の「御座舟」の天井と、
「北政所(ねね)」様の「御所車」の天井を
移築した建物。
「開山堂」前に広がる「庭園」は、
「史跡・名勝」にも指定されていて、
「小堀遠州」作の「桃山時代」を代表する「庭園」。
「しだれ桜」と「石組み」の見事さが見どころ。
「偃月池」に浮かぶ「観月台(かんげつだい)」は、
「書院」と「開山堂」を結ぶ屋根つき「廊」の途中にある少し広くなっている場所。
「観月台(かんげつだい)」から、「北政所(ねね)」様が、
亡き「秀吉」公を偲びながら月を眺めていた場所とのことです。
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「秀吉」公と「ねね」様を弔う「霊廟」
「霊屋(おたまや)」は、
「重要文化財」にも指定されていて、
「ねね」様こと「北政所」は、
自身の像の約2メートル下に葬られています。
「豊臣秀吉」公は、
京都市東山区今熊野阿弥陀ケ峯町にある「豊国廟」に葬られています。
「霊屋(おたまや)」は、
「開山堂」の一段高くなった東方の敷地にあり、
「霊屋」と「開山堂」は、
回廊の「臥龍廊(がりょうろう)」で繋がっている。
「宝形造檜皮葺き」で作られた「お堂」は、
1605年(慶長10年)に建設されたもの。
「霊屋(おたまや)」の内部は、
中央に、「大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)」の像、
向かって右に、「豊臣秀吉」公の坐像、
向かって左に。正室「北政所(ねね)」の片膝立の木像、
がそれぞれ安置されていて、
「霊屋(おたまや)」の外装は、とても綺麗な装飾がされています。
「秋草」「松竹」「楽器」などの「蒔絵」が施され、
「ねね」様専用の蒔絵「高台寺蒔絵」も施されていて、
華やかな「霊廟」となっていました。
「秀吉」公と「ねね」様のお人柄なのかもしれませんが、
雰囲気の良い、穏やかで、心地の良い「霊廟」な気がしました。
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650年前に描かれた「八相涅槃図」が描かれた貴重な空間「利生堂」
「高台寺」の「利生堂」には、
650年前の南北朝時代に描かれた
「お釈迦様」が亡くなった時の様子を描いた涅槃図「八相涅槃図」が、
天井に描かれています。
「八相涅槃図」は、
「高台寺」に所蔵されていて、
最新技術によって、天井に再現したとのことです。
ありがたいことに、
貴重な空間にも関わらず、
「写真撮影OK」となっていました。
真下から上を眺めた絵が綺麗で、
とてもよかったです。
壁には、
「お釈迦様」が亡くなられて、
悲しむ人々が描かれていました。
他では見れないものなので、
「高台寺」を訪れたら、
「利生堂」もおすすめです。
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「圓徳院」近くのお蕎麦屋さん「波ぎ茶寮」
店内は、風情のある日本的なインテリア。
庭を眺めながら、食事ができるお蕎麦屋さん「波ぎ茶寮」。
京都らしい雰囲気で、
お蕎麦を楽しめるので、
居心地が良いお店でした。
「お蕎麦」「天ぷら」の盛り付けも綺麗。
空いている夕方ぐらいの時間帯がおすすめ。
賑やかな「ねねの道」沿いにあるお店ですが、
観光客で賑わっている雰囲気は、
全く感じない店内。
観光で疲れた後に、一休みするのにちょうど良いお店かもしれません。
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「高台寺」の駐車場は広め
「高台寺」の駐車場は、
50台ぐらいが駐車できる広さでしたが、
調べたら、正確には「100台」の駐車スペースとのこと。
屋根付きではなく、平置きの砂利敷きで、日影は全くありません。
愛犬を車にお留守番させる人は、季節と天気、気温にご注意ください。
駐車場の正確な料金などの情報は、
「高台寺」オフィシャルWebからアクセスできました。
「倒変木 駐車場」のページで確認しました。
駐車料金は、
最初の1時間=600円
以後30分ごと=300円
23:00〜翌7:00の1時間ごと=100円
正月期間中は特別料金とのことでした。
「高台寺」「圓徳院」を拝観すると、
駐車場の1時間無料サービス券がもらえる特典もありました。
「売店」で、3000円以上買い物をしても、
1時間無料サービス券がもらえるとのことです。
変更になる可能性もあるので、
駐車場のサービスは、
「高台寺」の「倒変木 駐車場」公式ページをご確認ください。
「高台寺」敷地内の有料駐車場「倒変木 駐車場」の情報
項目 | 情報内容 |
駐車台数 |
100台
|
営業時間 |
24時間対応
|
駐車料金 |
最初の1時間・600円。
以後30分毎・300円。
23:00~翌7:00迄、1時間・100円。
*正月期間中は除く
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駐車サービス |
高台寺 駐車場 3大特典サービス
1、高台寺 拝観 ⇒ 1時間無料サービス券発行
2、圓徳院 拝観 ⇒ 1時間無料サービス券発行
3、賑店(土産) ⇒ 3000円以上お買い上げ時、1時間無料サービス券発行
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