「1994年」に
ユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」の一つとして登録された「清水寺(きよみずでら)」。
京都府京都市東山区清水に位置し、
元々は、「法相宗」に属していたが、
現在は、独立し「北法相宗」の大本山となっている。
正式名は、「音羽山清水寺(おんわさんきよみずでら)」と号されています。
「清水寺」が開創されたのは、「778年」。
始まりを記した「清水寺縁起」という書物によると、
奈良で修行を積んでいた僧の一人「賢心(けんしん)」が、
夢で、「北へ清泉を求めて行け」というお告げを受けたことから、
現在の「清水寺」の歴史が始まったそうです。
夢に従い、北へと進み、
現在の京都「音羽山」で綺麗な湧き水が出ている「瀧」を見つけ、
そこで修行をしていた老仙人「行叡居士(ぎょうえいこじ)」と出会い、
「あなたが来るのを待ち続けていた。」という言葉と、
「霊木」を授け、その地を去ったと言われています。
その地にお寺を構え、現在の「清水寺」へと発展したと伝えられています。
「観音霊場」となったのも、
この時に、
老仙人「行叡居士(ぎょうえいこじ)」が、
「霊木」に、「千手観音像」を彫刻し、この「観音霊地」を守ってくれ
と伝えたからと言われています。
1200年以上の歴史を持っており、
「観音」の霊場として、古くから広く親しまれていた「清水寺」。
「国宝」「重要文化財」を含む多くの歴史的価値があるそうです。
清水寺の名前が知られるようになったのは、
805年に、天皇家の祈願などを行う「御願寺」になってからだそうです。
「西国三十三所第16番札所」であり、
境内の敷地面積は、「約13万㎡」ととても広い。
平安京の遷都以前からの歴史を持つ京都でも、
数少ない寺院の一つで、
日本有数の「観音霊場」でもある。
創建以来、
10回もの大火災が発生し、
多くの重要な施設が焼失されましたが、
その都度、再建されてきたそうです。
現在の「伽藍」は、
ほとんどが「1633年」に再建されたものだそうです。
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