「斧(オノ)」は、
樹木の伐採や、薪割りを目的とした刃物で、
薪をぶった切る為に開発・使用されています。
木の幹を削り切ったりもできる道具で、
刃の重さを利用して、
木を切り割るように使用します。
「斧」は、刃が大きく、重いのが特徴。
片手で扱える小型の「手斧」や、
両手で振りかぶるように使う大型のものまで、
サイズや刃先にバリエーションがある。
「斧」の種類
薪割り用の「斧」は、
・和斧
・洋斧
の二種類があり、
「柄」の長さによっても、
・斧
・手斧
という2種類に別れます。
和斧
「和斧」は、
薪割に特化していて、
刃の先端まで直線的な形になっていて、
気の繊維にまっすぐに入っていきやすい形状になっているのが特徴。
洋斧
「洋斧」は、
葉の先端が広がっていき、
固い木材にも入りやすく、
斧で割った後に左右に分かれやすくなっていると言われています。
最近の斧は、「和斧」と「洋斧」の両方の特徴を合わせていて、
上下両方に広がっていく「洋斧」の特徴を取り入れ、
「和斧」で、「洋斧」のように、下だけに刃が広がる斧が多いようです。
「柄」の材質
「斧」の「柄」は、
・ヒッコリー柄
・アッシュ柄
などの材質が使われています。
「ヒッコリー(hickory)」は、
「クルミ科ペカン属」に属する樹木の一般名。
原産は、北アメリカで、
「クルミ科」の「落葉大高木」。
葉は、「羽状複葉」。
5〜6月頃に、雄花と雌花とが咲き、果実は、「ペカン」いう長楕円形で食用にもなる。
木材としては、「家具」「スキー板」などに使用される。
「アッシュ」は、
・北米大陸の東部
・カナダ南東部からフロリダ州北部テキサス州東部
に渡って広く分布している。
日本の「タモ」「トネリコ」「塩地(シオジ)」などに類している。
衝撃に強く、
「プロ野球のバット」などの材料として使われいる。
比重の低いものは家具などの材料としても使用されている。
「心材」部分の色は、「淡褐色」
「辺材」部分の色は、ほとんど「白色」
日本で購入できる「斧」ブランド
日本で購入できる「斧」ブランドは、
などがあります。
ヨーロッパのブランドが多いですが、
日本のブランドもあります。
斧
通常の「斧」は、柄が長く、
振りかぶるように使う斧です。
長い柄の「斧」は、
薪を立て、振りかぶって、
斧の先端を薪に当て、
斧の自重と落下速度によって、
薪を割ります。
振りかぶって、
薪に垂直に充てれば、
力をそれほど入れなくても、
薪が割れるので、
多くの薪割をする時には、
一番使い勝手が良い。
硬い木でも、しっかりと割ることができる
薪割能力の高いツールです。
キャンプというより、
自宅の薪用で重宝します。
キャンプ場で、使っていたら結構驚かれる。
手斧
柄が短い「斧」は、「手斧」と言います。
小さ目の薪を割ったり、
「手斧」の後ろから、ハンマーで叩くことで、
薪を割ったりするのに使われます。
スペースが狭かったり、
力が弱い場合に、簡単に薪割ができる方法でもあります。
ハンマーと合わせて使用することで、
大きな丸太なども、割ることができたりします。
木材の割れやすい木目に、刃を当てて、
後ろからハンマーでたたくと、
結構簡単に、薪を割ることができる。
座って作業もできるので、
キャンプなどにも持っていきやすい。
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