「Python」で記述したプログラムコードのファイル「スクリプトファイル」を、
実行可能ファイルに変換するには、「Pyinstaller」をインストールする必要があります。
「Python」をインストールした後、1度再起動すると、
「Pyinstaller」をインストールすることができます。
「Windows」では、この方法で、問題なく「Python」を利用できるようになりましたが、
「Mac」では、システムファイルのパスが通らないファイルがあるようで、
この方法では、「Pyinstaller」を使用して「実行ファイル」を書き出しできないケースがある。
その場合は、「Homebrew版Python」をインストールして、
「Pyinstaller」を使用することで、「実行ファイル」を書き出すことができました。
「Pyinstaller」をインストールする「コマンド」
pip install pyinstaller
「Pyinstaller」をインストールする流れ
■「Python」をインストール後に、1度「再起動」する
↓
■インストールコマンド「pip install pyinstaller」を入力・実行する
↓
■簡単な「Python」のスクリプトファイル(Sample.py)を作成する
# sample.py
print("出力される文章")
input()
「input()」は、キー入力待ち状態で待機するので、何かキーを押すと、スクリプト終了で画面が閉じます。
キー入力待ち状態にしないと、一瞬で画面が現れて消えてしまうので、「input()」は必須。
「print("出力される文章")」で、文字を画面に表示します。
↓
■「スクリプトファイル(Sample.py)」を実行ファイルに変換する
pyinstaller sample.py --onefile
↓
■「実行ファイル(dist/sample.exe)」を実行する
「.spec」ファイル=ビルド方法が記述されたテキストファイル
「build」フォルダ=ビルドした中間ファイルを保存するディレクトリ
「dist」フォルダ=生成された実行ファイル「.exe」が実行可能なプログラムファイルとなります。実際、先程のコマンドで生成されたsample.exeをダブルクリックして実行してみるとコンソールが表示され、Pythonスクリプトを実行した時と同様の結果が得られます。
↓
■「出力内容」が表示されれば「テスト・インストール完了」
「pyinstaller」の書式
pyinstaller スクリプトファイル名.py --name 実行ファイル名.exe --onefile --icon アイコンファイルURL --noconsole
「pyinstaller」のオプション
オプション | 意味 |
onefile | 実行ファイルを1つにまとめるオプション。基本的に毎回指定する。 |
noconsole | 実行時にコンソールの表示を「OFF」にする。「tkinter」等を使用したGUIの場合は指定する。 |
debug all | 「デバッグ」を出力させる。出力ファイル(.exe)化に失敗した場合に使用する。 |
clean | 「キャッシュ」を削除する。納品時などは指定するようにする。 |
icon | アイコンファイルのパスを指定する。 |
name | 「出力ファイル(.exe)」のファイル名を指定。 |
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