【Python】「数値」の基本的な「使い方」

【Python】
「数値」の基本的な「使い方」

INDEX

■ はじめに

■ 「Python」で扱える「数値」の「種類」
■ 「数字」を「計算」する方法
■ 「割り算」の「答え（商）」「余り（剰余）」を算出する関数「divmod()」の使い方

■ 「数字」の「大小」を「比較」「判別」する方法
■ 「数字」の「データ型」を調べる方法
■ 「数字」の「データ型」を「変更」する方法

■ Gallery

はじめに

「python」で、
取り扱える「数値の種類」や、
「数値」の取り扱う具体的な方法などをまとめています。

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「Python」で扱える「数値」の「種類」

「Python」で扱える「数値」の「種類」は、
他のプログラミング言語と同様に、複数の「数値」がある。

それぞれの「数値」には、
独自の「書式」があるので、
「書式」を守った記述が必要。

「Python」で扱える「数値」の「種類」一覧

整数(int)	1234
8進数 0o(0O)	0o777
16進数 0x(0X)	0xffff
2進数 0b(0B)	0b11000100
長整数(long)末尾が「Lの小文字か大文字」	9223372036854775808L
浮動小数点数(float)	1.234
浮動小数点数(指数表記) 1.2 × 103	1.2e3
浮動小数点数(指数表記) 1.2 × 10-3	1.2E-3
虚数(complex)	3.14j
論理値(bool)	「True」または「False」

・「整数(int)」の「最大値(sys.maxint)」は、システムにより異なり、「231-1」「263-1 」
・「長整数(long)」は、「整数(int)を超える桁数の整数」を扱う。メモリが利用できる範囲内で、「上限」「下限」に制限はない。
・「長整数(long)」は、末尾に「L（大文字）」を付ける。「l（小文字）」は、使えるが数字の「１」と間違えやすい。
・「Python 3」では、「整数(int)」と「長整数(long)」は統合され、すべて「整数(int)」として扱う。
・「虚数(complex)」は、末尾に「j（小文字）」か「J（大文字）」を付ける。
・「論理値(bool)」の「True」「False」。「最初の1文字」は「大文字」。
・「False」「数値の 0」「 0.0」「空文字("")」「空リスト([])」「空タプル(())」「空辞書({})」などは、「偽（False）」となる。

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「数字」の「大小」を「比較」「判別」する方法

「Python」では、
「計算式」で使用できる「記号」が指定されている。
一般的な「数学記号」と同じものと、異なるものがある。

「プログラミング」では、
良く利用する「数学記号」。

多くはないので、
一通りは、把握しておくと良い。

「Python」で扱える「計算記号」一覧

記号	意味
+	数学記号「+」と同じ意味。「足し算」「加算」を意味する「記号」。
-	数学記号「-」と同じ意味。「引き算」「減算」を意味する「記号」。
*	「*（アスタリスク）」は、数学記号「×」と同じ意味。「掛け算」を意味する「記号」。
/	「/（スラッシュ）」は、数学記号「÷」と同じ意味。「割り算」を意味する「記号」。
%	「割り算」の「余り（剰余）」を求める「記号」。
//	「割り算」の答え「商」を整数で求める「記号」。
**	「2乗」「3乗」などの「べき乗（指数）」の答えを求める「記号」。

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「割り算」の「答え（商）」「余り（剰余）」を算出する関数「divmod()」の使い方

「Python」では、
「割り算」の「答え（商）」「余り（剰余）」を同時に求める場合には、
関数「divmod()」を使用する。

引数に「数字」を入力することで、
「答え（剰余）」「余り（余剰」が「返り値」として算出される。

関数「divmod()」の「使い方」

divmod(数字1, 数字2)
（答え（商）, 余り（余剰））

数字1 ÷ 数字2 = 答え（商）... 余り（余剰）

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「数字」の「大小」を「比較」「判別」する方法

「Python」で、
「数字」の「大小」を「比較」「判別」するには、

・max関数
・min関数

を使用する。

「max関数」の使用方法

max(数字, 数字)

max(a, b)
=「a」「b」で大きな方の値を返す

max(1,6)
max(9,3)
max(-4,-9)
max(2.5,3.28)

「min関数」の使用方法

min(数字, 数字)

min(a, b)
=「a」「b」で小さい方の値を返す

min(1,6)
min(9,3)
min(-4,-9)
min(2.5,3.28)

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「数字」の「データ型」を調べる方法

「Python」で、
「数字」の「データ型」を調べるには、
「type関数」を使用する。

「type関数」の「引数」に、
「数値」「変数」を指定することで、「数値」「変数の中の数値」の「型」を教えてくれる。

「型」が異なる場合と、「型」が一緒の場合で、
異なるプログラムを記述するのに、必要な関数。

「type関数」の使い方

type(数値)
type(変数)

type(3)
戻り値：class 'int'

type(6.4)
戻り値：class 'float'

type(-2)
戻り値：class 'int'

type(-7.219)
戻り値：class 'float'

a=5
type(a)
戻り値：class 'int'

a=2.6
type(a)
戻り値：class 'float'

a=-9
type(a)
戻り値：class 'int'

a=-5.249
type(a)
戻り値：class 'float'

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「数字」の「データ型」を「変更」する方法

「Python」では、
「数字」の「データ型」を「変更」することを、
「キャスト」という。

「数字」の「キャスト（型変換）」には、

・int()関数
・float()関数
・str()関数
・bool()関数

などの関数を使用する

「数字」の「データ型」を「変更」する事ができる「関数」

int(数値)
float(数値)
str(数値)
bool(数値)

int("文字列")
float("文字列")
str("文字列")
bool("文字列")

int(変数名)
float(変数名)
str(変数名)
bool(変数名)

int(3.25)
int("6.25")
int("-8")
int(sample)

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