「PHP」でプログラムコードを記述していると、
「改行」が含まれてしまっていることがあります。
なので、「PHP」には「改行」だけを削除する方法がいくつかあります。

「PHP」で、改行を削除するのに使える関数は、
・str_replace
・preg_replace

・trim
・rtrim
などがある。

使用方法が、各関数で異なってきます。
記述方法が異なるので、機能しない時は、
各関数の使用方法を確認する。

INDEX

■ 「str_replace」を使って「改行」を削除する方法
■ 「preg_replace」関数で「改行」を削除する方法
■ 「trim」関数を使って「改行」を削除する方法
■ 「rtrim」関数を使って「改行」を削除する方法

「str_replace」を使って「改行」を削除する方法

「PHP」で、「改行」を置き換えるには、
文字列を置き換えることができる「str_replace」関数を利用する。
「文字列」と「置き換える文字」と「置き換えたい文字」を指定するだけの簡単な設定。

「改行」を削除する「str_replace」関数の書式

$SampleText = str_replace("\r\n", '', $SampleText);
$SampleText = str_replace(array("\r\n", "\r", "\n"), '', $SampleText);
$SampleText = str_replace(array("\r", "\n"), '', $SampleText);

「str_replace」関数の書式

$結果を格納する文字列変数名 = str_replace("検索する文字列", '置き換える文字列',　$検索対象の文字列変数名);
$AfterProcess_SampleText = str_replace("\r\n", '', $Default_SampleText);

改行を削除するサンプルコード

<?php
$Default_SampleText = <<<EOT
aaa
bbb
ccc
ddd
eee
EOT;

$AfterProcess_SampleText = str_replace("\r\n", '', $Default_SampleText);
$AfterProcess_SampleText = str_replace(array("\r\n", "\r", "\n"), '', $Default_SampleText);
$AfterProcess_SampleText = str_replace(array("\r", "\n"), '', $Default_SampleText);

echo $Default_SampleText."<br>";
echo $AfterProcess_SampleText."<br>";
?>

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「preg_replace」関数で「改行」を削除する方法

「PHP」の「preg_replace」関数で、「改行」を削除できますが、引数の指定が特徴的。
第1引数は、「/（スラッシュ）」で囲む必要があるらしい。
第2引数は、削除するだけなので空白「''」にする。

「preg_replace」を使って「改行」を削除する書式

$SampleText = preg_replace('/\r\n/', '', $SampleText );
$SampleText = preg_replace('/\n|\r|\r\n/', '', $SampleText );
$SampleText = preg_replace(array('/\r\n/','/\r/','/\n/'), '', $SampleText );
$SampleText = preg_replace('/(?:\n|\r|\r\n)/', '', $SampleText );

「preg_replace」で、正規表現を使うことができるようですが、
正規表現を利用するとパフォーマンスが悪くなるらしい。

「preg_replace」で正規表現を使用する場合は、
正規表現の「非キャプチャグループ」を使用すると良いらしいです。

$SampleText = preg_replace('/(?:\n|\r|\r\n)/', '', $SampleText );

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「trim」関数を使って「改行」を削除する方法

「trim」関数は、文字列の「先頭」「末尾」にある文字を削除する関数。
対象文字の1つを指定して削除することも可能。
削除対象の文字を引数に指定しない場合は、
デフォルトで削除対象となっている文字をすべて削除する。

「trim」関数で「改行」を削除するサンプルコード

$SampleText = trim($変数名,"削除したい文字");
$SampleText = trim($SampleText, "\r\n");
$SampleText = trim($SampleText, "\r");
$SampleText = trim($SampleText, "\n");

$SampleText = trim($変数名);

デフォルトの「削除対象文字」

・半角の空白（全角は対象外)
・\t(水平タブ)
・\n(ラインフィード)
・\r(改行)
・null文字
・\x0B(垂直タブ)

デフォルトの「削除対象文字」を個別に削除したい場合は、
個別に記述することで、個別の削除が可能。

$SampleText = trim(文字列,"")
$SampleText = trim(文字列,"\t")
$SampleText = trim(文字列,"\n")
$SampleText = trim(文字列,"\r")
$SampleText = trim(文字列,"\r\n")
$SampleText = trim(文字列,"null")
$SampleText = trim(文字列,"\x0B")

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「rtrim」関数を使って「改行」を削除する方法

「rtrim」関数は、
指定した文字列の末尾にある文字を削除するための関数。
「改行」文字を指定することで、末尾にある「改行」文字を削除することができる。

1行ごとに処理をしている時に、「改行」を削除するのに使える。

「rtrim」関数で「改行を削除するサンプルコード

$SampleText = rtrim($変数名,"削除したい文字");
$SampleText = rtrim($変数名,"\r\n");
$SampleText = rtrim($変数名,"\r");
$SampleText = rtrim($変数名,"\n");

引数で「削除する文字」を指定しない場合は、
デフォルトの「削除対象」となっている文字が、文字列の末尾から削除される。

$SampleText = rtrim($変数名);

デフォルトの「削除対象文字」

・半角の空白（全角は対象外)
・\t(水平タブ)
・\n(ラインフィード)
・\r(改行)
・null文字
・\x0B(垂直タブ)

デフォルトの「削除対象文字」を個別に削除したい場合は、
個別に文字を指定することで、それぞれの文字だけを削除できる。

$SampleText = rtrim(文字列,"")
$SampleText = rtrim(文字列,"\t")
$SampleText = rtrim(文字列,"\n")
$SampleText = rtrim(文字列,"\r")
$SampleText = rtrim(文字列,"\r\n")
$SampleText = rtrim(文字列,"null")
$SampleText = rtrim(文字列,"\x0B")

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