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「Office Tool」の「LibreOffice」を便利に使う方法




【LibreOffice】「重複」した「値」を「削除」して取り除く方法

「重複」した「値」を「削除」して取り除く方法




「Libre Office」の
表計算ソフト「Calc」において、
「重複」した「値」を削除することができるようになっている。


「COUNTIF」関数を使用することで、
指定範囲で、
「重複」した「値」を抽出することができ、
「COUNTIF」関数を利用して、
「重複値」を削除することができる。



詳しくは、
下記をご参照ください。



「COUNTIF」関数を使って「重複値」を「削除」する方法


「COUNTIF」関数を使って
「重複値」を「削除」するには、
「IF」関数を使用して、
「条件分岐」することで、
簡単に「重複値」を削除することが可能。

「COUNTIF」関数と「IF」関数の使用方法は、
下部に記載しています。


「重複値」を削除するには、
「COUNTIF」関数と「IF」関数の
「記述方法」を工夫することで可能となる。
表内容によっては、
「式」の内容を変更することも必要。

「COUNTIF」関数は、
検索した値の「数」を返してくれる関数なので、
見つかった「数」によって、
「IF」関数を使用して、
行動を振り分ける。



「COUNTIF」関数を使って「重複値」を「削除」する書式

=IF(第1引数,第2引数,第3引数)

第1引数=条件式
第2引数=条件式を満たした場合に実行される「式」「値」「文字列」
第3引数=条件式を満たさない場合に実行される「式」「値」「文字列」


帰り値=COUNTIF(第1引数,第2引数)

帰り値=検索した「値」が見つかった数
第1引数=検索する範囲
第2引数=検索する「値(文字列 or 数値 or 式)



「重複値」を「削除」する書式
=IF(COUNTIF(第1引数,第2引数)>1,第2引数,第3引数)
=IF(COUNTIF(検索する範囲,文字列 or セル番号)>1,「セル番号」or「文字列」,「セル番号」or「文字列」)

=IF(COUNTIF(検索する範囲,文字列 or セル番号)>1,"",A9)
=IF(COUNTIF(開始セル番号:終了セル番号,チェックしたい値のセル番号)>1,"",A9)
=IF(COUNTIF(開始セル番号:終了セル番号,チェックしたい値のセル番号)>1,"",A9)
=IF(COUNTIF($A$2:$A2,A2)>1,"",A2)




=IF(COUNTIF($A$2:$A10,A10)>1,"",A10)


「式」の意味は、
「COUNTIF」関数の帰り値「1」より大きい場合は、何もしないが、
「COUNTIF」関数の帰り値「1」「0」の場合は、
「第3引数」の「セル値」をを代入する。
という意味。


「COUNTIF」関数の「帰り値」が「1」より大きい場合は、
「重複値」があることを意味するので、
「重複」がない場合は、
「値」に「指定セル番号」の値を代入する計算式となっている。

「ポイント」は、
指定範囲の終了セル番号を「変動」するようにしていること。
そうすることで、
「重複した値」の「最初のセル」を残し、
「2番目」以降の「重複値」を削除することができるようになる。


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「COUNTIF」関数の使い方


「COUNTIF」関数は、
指定した範囲に、
指定した「値」が いくつあるかをチェックできる関数。

2つ以上の同じ値がある場合、
「帰り値」は、
見つかった分の数である「2」以上の数となる。

ない場合は、「0」。
1つしかない場合は、「1」。
という「帰り値」となる。


「COUNTIF」関数の書式
帰り値=COUNTIF(第1引数,第2引数)

帰り値=検索した「値」が見つかった数
第1引数=検索する範囲
第2引数=検索する「値(文字列 or 数値 or 式)


帰り値=COUNTIF(指定範囲開始セル番号:指定範囲終了セル番号,重複チェックする値のセル番号)
帰り値=COUNTIF(開始セル番号:終了セル番号,セル番号)

帰り値=COUNTIF(A1:A9,A9)
帰り値=COUNTIF($A$1:$A9,A9)


「$」を記述することで、
「数式」を「ドラッグコピー」しても、
参照する「セル位置」を固定することができる。
通常だと、
移動した「セル位置」の分だけ、
「参照するセル位置」も移動する。
「$」は、「列」「行」に、
それぞれ指定することが可能で、
「列」のみや、「行」のみの指定も可能。


帰り値
0=「指定値」がない
1=「指定値」が「1つ」あり
2=「指定値」が「2つ」あり
3=「指定値」が「3つ」あり





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「IF」関数の使い方


「COUNTIF」関数を使って「重複値」を「削除」する書式

=IF(第1引数,第2引数,第3引数)

第1引数=条件式
第2引数=条件式を満たした場合に実行される「式」「値」「文字列」
第3引数=条件式を満たさない場合に実行される「式」「値」「文字列」


=IF(条件式,実行式,実行式)
=IF(条件式,セル番号,セル番号)

=IF(条件式,"文字列",セル番号)
=IF(条件式,セル番号,"文字列")

=IF(条件式,"文字列","文字列")


=IF(COUNTIF(開始セル番号:終了セル番号,チェックしたい値のセル番号)>1,,A9)
=IF(COUNTIF($A$2:$A2,A2)>1,"",A2)




=IF(COUNTIF($A$2:$A10,A10)>1,"",A10)



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