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「Office Tool」の「LibreOffice」を便利に使う方法




【LibreOffice】「複数セル」の「文字列」を「結合」する方法

【LibreOffice】
「複数セル」の「文字列」を「結合」する方法







はじめに


「LibreOffice」では、
「複数セル」の「文字列」を「結合」することも可能。

どのように「結合」したいかによって、
使用する「関数」は異なってくる。

「複数セル」の「文字列」を「結合」する「関数」は、

・CONCAT 関数
・CONCATENATE 関数
・TEXTJOIN 関数

などを使用する。

「セル値」の「文字列」の間に、
「区切り文字」を入れて、
結合したい場合は、
「TEXTJOIN 関数」「CONCAT 関数」を使用する。



詳しくは、
下記をご参照ください。


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「文字列」と「セル内の文字列」を「結合」する方法


「文字列」と「セル内の文字列」を「結合」するには、
「文字列」を「""」で囲み、
「セル内の文字列」は、「セル番号」で指定する。

「文字列」と「セル内の文字列」の間には、 文字記号「&」を加えて「結合」をする。


「文字列」と「セル内の文字列」を「結合」する「書式」


="結合する前半部分の文字列+"&セル番号

="結合する前半部分の文字列+"&セル番号&"+"&セル番号
="結合する前半部分の文字列+"&セル番号&"+"&セル番号&"+"&セル番号&"+"&セル番号・・・・・


="結合する前半部分の文字列 "&セル番号&" "&セル番号&" "&セル番号&" "&セル番号・・・・・・・



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文字記号「&」で「複数セル」の「文字列」を「結合」する方法


「複数セル」の「文字列」を「結合」するには、
「関数」を使用しなくても可能。

数式に、
文字記号「&」を記述して、
「セル番号」を記述するだけで、
「セル内」の「値」である「文字列」を「結合」することができる。


文字記号「&」を使用して「文字列」を「結合」する書式

=セル番号&セル番号
=セル番号&セル番号&セル番号&セル番号&セル番号・・・・・・・

=A1&A2
=A1&A2&A3&A4&A5&A6・・・・・

=A1&"・"&A2
=A1&"・"&A2&"・"&A3&"・"&A4&"・"&A5&A6・・・・・
セルとセルの間に、
「・」「,」などの「区切り文字」を入れたい場合は、
「区切り文字」を「"」で囲み「セル番号」と同じように扱う。
セル番号&"・"&セル番号
のように記述する。


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「CONCATENATE」関数で「複数セル」の「文字列」を「結合」する方法


「CONCATENATE」関数は、
「セル」の「値」である「文字列」を
「結合」することができる。


「CONCATENATE」関数と「CONCAT」関数の違いは、
「セルの指定方法」が異なる。
「CONCATENATE」関数は、「個別指定のみ」だが、
「CONCAT」関数は、「範囲指定」も可能となる。



「CONCATENATE」関数の書式

=CONCATENATE(セル番号,セル番号,セル番号・・・・・・)

=CONCATENATE(A1,A2)
=CONCATENATE($A1,$A2)
=CONCATENATE($A$1,$A$2)


「CONCATENATE」関数は、
範囲指定ができないが、
離れたセルの値を結合することができる。

文字記号「&」で結合する方法と
ほぼ同じだが、
「区切り文字」など、
間に、「文字列」などを加えることができない。


「$」記号を「セル番号」に加えると、
そのあとの「セル番号の一部」を、
その場所に「固定」することができる。

「マウス操作」の「ドラッグでコピー」をしても、
その位置は固定されて、
自動で指定範囲が変更されなくなる。


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「CONCAT」関数で「複数セル」の「文字列」を「結合」する方法


「CONCAT」関数は、
「複数セル」の「文字列」を結合することのできる「関数」。

引数に「文字」「文字列」を追加することで、
「区切り文字」などを「セル値」の間に組み入れることが可能。


「CONCATENATE」関数と「CONCAT」関数の違いは、
「セルの指定方法」が異なる。
「CONCATENATE」関数は、「個別指定のみ」だが、
「CONCAT」関数は、「範囲指定」も可能となる。


「CONCAT」関数は、
「個別指定」「範囲指定」の両方で「セル指定」が可能。


隣接する「複数セル」を指定する場合は、
圧倒的に「範囲指定」が便利。



「CONCAT」関数の書式

「個別指定」の書式 =CONCAT(セル番号,セル番号,セル番号・・・・・・)

=CONCAT(A1,A2)
=CONCAT($A1,$A2)
=CONCAT($A$1,$A$2)



「範囲指定」の書式 =CONCAT(セル番号:セル番号)
=CONCAT(A1:E1)
=CONCAT($A1:$E1)
=CONCAT($A$1:$E1)



「区切り文字」などを「組み込む」書式 =CONCAT(セル番号,"文字列",セル番号,"文字列",セル番号・・・・・・)
=CONCAT(セル番号:セル番号,"文字列",セル番号,"文字列",セル番号:セル番号・・・・・・)

=CONCAT(A1," ",A2)
=CONCAT(A1,"・",A2)
=CONCAT(A1,",",A2)
=CONCAT(A1,"と",A2)
=CONCAT(A1," + ",A2," = ",A3)
=CONCAT(セル番号:セル番号)
=CONCAT(A1:E1,"",Z1)
=CONCAT(A1:E1,"",F1:J1)


「個別指定」「範囲指定」ともに、
「$」記号を「セル番号」に加えると、
そのあとの「セル番号の一部」を、
その場所に「固定」することができる。

「マウス操作」の「ドラッグでコピー」をしても、
その位置は固定されて、
自動で指定範囲が変更されなくなる。


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「TEXTJOIN」関数で「複数セル」の「文字列」を「結合」する方法


「TEXTJOIN」関数は、
指定された「複数セル」の「値」を
「値」の間に「区切り文字」を追加しながら「結合」する関数。

「空白セル」は、
「無視」「組み込む」を選択できる。


「セル指定」は、
「個別指定」「範囲指定」の両方ができるので便利。
2つを組み合わせることも可能とのこと。

「セル値」を結合するときに、
「セル値」の間に、
「区切り文字」「文字列」を組み込むことが
簡単にできる。



「TEXTJOIN」関数の書式

=TEXTJOIN("追加する文字列",空白文字を組み込むかの指定,セル番号(セル範囲),セル番号(セル範囲)・・・・・)

空白文字を組み込むかの指定は、
「TRUE(1)」=「空白セル」を無視
「FALSE(0)」=「空白セル」を無視しない
で指定する。



=TEXTJOIN("区切り文字",TRUE,セル番号,セル番号・・・・・・)
=TEXTJOIN("区切り文字",TRUE,セル番号:セル番号)
=TEXTJOIN("・",TRUE,A1,A2,A3)
=TEXTJOIN("・",TRUE,A1:A3)
=TEXTJOIN("・",1,A1,A2,A3)
=TEXTJOIN("・",1,A1:A3)


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