【LibreOffice】「セル」を見やすいように交互に異なる「背景色」を設定する方法
【LibreOffice】
「セル」を見やすいように交互に異なる「背景色」を設定する方法
はじめに
「Libre Office」の「表計算ソフト」を使用していて、
「列」が多くなってくると、
「1行のセル内容」を確認するのに、
「上下のセル内容」と間違えやすくなる。
目も疲れるので、
どうにかして、「1行」の視認性を揚げたい時がある。
その時に、
下記の表のように、「上下」の「セル背景色」と異なっていると、
「1行」が見やすく、「上下の値」と間違える事も少なくなる。
多くのデータを扱う上で、
「セル背景色」を異なるように設定する方法は、
覚えておいた方が良い。
下記の表は、
「同じ行数」の「同じ値」だが、
見やすさは圧倒的に、「背景色ライン」がある方。
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「1行ごと」に「異なる背景色」を設定する方法
見出し | 見出し | 見出し | 見出し | 見出し |
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上記のような、
「1行ごと」に、「背景色」を異なるように書式設定するには、
「書式」→「条件付き」→「条件」→「詳細な条件」
を選択し、
出てきた「条件設定画面」に、
数式「=MOD(ROW(),2)=0」を指定して、
「セルの範囲指定」をすることで、
「セル」に、異なる「背景色」を設定することができる。
数式「=MOD(ROW(),2)=0」の使い方は、下記のようになっている。
数式「=MOD(ROW(),2)=0」の意味
=MOD(ROW()-A,B)=C
A = 指定した書式を開始する行数を指定する数値(1行目=0)
B = 「1セット」の行数を指定する数値(2=2行ごとに適用)
C = 背景色を付ける行数指定の数値(1行目=1)(2行目=2)(最終行=0)
下記の数式は、同じ意味で、
=MOD(ROW(),2)=0
=MOD(ROW()-0,2)=0
上記の数式は、
行の最初から、書式を適用して、
「2行」を1セットとして、
「最終行(2行目)」に配色するという意味の数式になっている。
「1行ごと」に「異なる背景色」を設定する「流れ」
■ Topメニューで「書式」を選択する。
↓
■ 「条件付き」を選択する。
↓
■ 「条件」を選択する。
↓
■ 「詳細な条件」を選択する。
↓
■ 「条件」に、「数式が」を設定する。
↓
■ 条件式「MOD(ROW(),2)=0」を指定する。
↓
■ 「適用するスタイル」に、「新しいスタイル」を指定するか、「既存スタイル」を選択する。
↓
■ 「新しいスタイル」を選択した場合、「スタイル設定画面」が現れる。
↓
■ 「スタイル設定画面」の「管理タブ」で「スタイル名」を設定する。
↓
■ 「スタイル設定画面」の「背景タブ」で、「背景色」を設定する。
↓
■ 「OKボタン」を押して、「スタイル指定」を完了する。
↓
■ 「条件設定」画面に戻る
↓
■ 「セル範囲」に「A1:Z1000」などの範囲を指定する。
↓
■ 「OKボタン」を選択する。
↓
■ 「指定したセル範囲」の「背景色」が交互に変更されていたら「完了」。
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数式「=MOD(ROW(),2)=0」の意味
「背景色」を付ける
「セル」を割り出すための数式「=MOD(ROW(),2)=0」は、
・「除数」で割った「余り」を返す「MOD」関数
・「指定したセル」「セル範囲」の「行番号」を返す「ROW」関数
とで、構成されて算出できるようになっている。
=MOD(ROW()-A,B)=C
A = 指定した書式を開始する行数を指定する数値(1行目=0)
B = 「1セット」の行数を指定する数値(2=2行ごとに適用)
C = 背景色を付ける行数指定の数値(1行目=1)(2行目=2)(最終行=0)
下記の数式は、同じ意味で、
=MOD(ROW(),2)=0
=MOD(ROW()-0,2)=0
上記の数式は、
行の最初から、書式を適用して、
「2行」を1セットとして、
「最終行(2行目)」に配色するという意味の数式になっている。
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「MOD」関数は「除数」で割った「余り」を返す「関数」
「MOD」関数は、
「数値」を「除数」で割った「余り」を返す「関数」。
MOD(1,2) = 1/2 = 0.5
MOD(4,2) = 4/2 = 2
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「ROW」関数は、「指定したセル」「セル範囲」の「行番号」を返す「関数」
「ROW」関数は、
「指定したセル」「セル範囲」の「行番号」を返す「関数」。
ROW(A1) = 1
ROW(A2) = 2
ROW(A3) = 3
ROW(A4) = 4
ROW(A5) = 5
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