【StrageMedia】「SDカード」の選び方

【StrageMedia】
SDカード




「SDカード」についてまとめています。



詳しくは、
下記をご参照ください。



動画撮影に最適な「SDカード」


難しい説明は、
後回しにして、
動画撮影に必要な「SDカード」は、
下記の条件を満たすものが必要。
撮影する動画のサイズが大きいほど、
ハイスペックな「SDカード」が必要。


動画撮影に必要な「SDカード」のスペック
動画サイズ必要な「SDカード規格」
8K動画撮影 容量:「128GB」以上
書き込み速度が、最低でも「60MB/秒」が必要。

Class 10(最低保証速度:10 MB/s)
ビデオスピードクラス V90(最低保証速度:90 MB/s)
ビデオスピードクラス V60(最低保証速度:60 MB/s)
UHSスピードクラス 3(最低保証速度:30 MB/s (240Mbps) )
4K動画撮影 容量:「128GB」以上
書き込み速度が、最低でも「30MB/秒」が必要。

Class 10(最低保証速度:10 MB/s)
ビデオスピードクラス V90(最低保証速度:90 MB/s)
ビデオスピードクラス V60(最低保証速度:60 MB/s)
ビデオスピードクラス V30(最低保証速度:30 MB/s)
UHSスピードクラス 3(最低保証速度:30 MB/s (240Mbps) )


「4K動画撮影」が普通になってきている今後では、

ビデオスピードクラス V60(最低保証速度:60 MB/s)
以上の「SDカード」を購入する方が、
動画撮影に良い。


「写真」をメインに考えていても、
「デジタルカメラ」は、
「動画撮影」もできるようになっているので、
「動画撮影」に合わせた「SDカード」を選ぶのが良い。

「動画撮影」ができるスペックを持っていない「SDカード」を使用すると、
「写真撮影」のみが可能になるか、
「写真撮影」「動画撮影」の両方とも使用できないようになっている。

「写真撮影」「動画撮影」ができても、
「書き込み」が遅すぎて、「エラー」となる。


安い「SDカード」は、
データ保存容量が大きくても、
「写真撮影」「動画撮影」に使えないことがあるのを覚えておく。


撮影できても、
映像が途切れていたり、
急に撮影を中断したり、
色々とトラブルが続出します。


「GoPro」などでは、 「SDカード」を差し込んだ段階で、
「使用不可」の案内が出たりします。


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「SDカード」とは


「Strage Media」として一般的になってきている「SDカード」。
「SD」は、「Secure Digital」の略という時期もありましたが、

・松下電器産業(現・パナソニック)
・サンディスク(現・ウエスタン・デジタル)
・東芝(現・キオクシア)

によって構成された「SD Group」により、
開発・発表されたことから、
「SDカード」という名称になっている。


サイズによる名称も別れており、
・SDカード
・MiniSDカード
・MicroSDカード
などがある。


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「SDカード」の種類


「SDカード」には、

・SDカード
・Mini SDカード
・Micro SDカード

などの「形状」の異なる「SDカード」が存在します。

時代と共に、小型化が可能になり、
使用するカメラや端末も、どんどん小型なっています。

一般的に使われている「SDカード」も、
小型化が進み、
「Micro SDカード」へと変化しています。


「SDカード」の形状の小型化は、
手での取り扱いが難しくなることから、
これ以上小さくならない可能性も考えられますが、

記憶できる「データ」の容量は、
さらに大きくなっていくと思われます。



「SDカード」のサイズ規格

名称規格(mm)
SDW:24mm × H:32mm × D:2.1mm
miniSDW:20mm × H:21.5mm × D:1.4mm
microSDW:15mm × H:11mm × D:1mm


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「SDカード」の保存容量


「SDカード」は、
保存ができる容量の大きさによって、
名称が少しずつ異なります。


「SDカード」のバージョン
名称容量
SD〜 2GB
SDHCカード4GB 〜 32GB
SDXCカード64GB 〜 2TB
SDUCカード4TB 〜 128TB

・「SDHC」は、「Secure Digital High Capacity(大容量)」の略
・「SDXC」は、「Secure Digital Xtended Capacity(拡張容量)」の略
・「SDUC」は、「Secure Digital Ultra Capacity」の略



「SDカード」の容量は、
できるだけ大きな容量を購入するのがベスト。
「SDカード」を交換する手間も省けるのは嬉しい。
写真の場合は、
容量が大きければ、数日の旅行でも1枚で対応できる。

静止画撮影枚数

 容量1GB32GB64GB128GB256GB512GB
画素数実容量920MB29.5GB58.9GB117.9GB235.9GB471.8GB
800万画素3.6MB256枚8,200枚16,400枚32,800枚65,550枚131,100枚
1200万画素4.5MB204枚6,400枚12,800枚25,600枚51,200枚102,400枚
1600万画素7MB132枚4,200枚8,400枚16,800枚33,600枚67,200枚
1800万画素8MB115枚3,680枚7,360枚14,720枚29,440枚58,880枚
2400万画素10MB92枚2,950枚5,890枚11,790枚23,590枚47,180枚
RAW 2000万画素24MB38枚1,230枚2,460枚4,920枚9,840枚19,660枚




動画撮影/音楽データ

容量1GB32GB64GB128GB256GB512GB
実容量920MB29.5GB58.9GB117.9GB235.9GB471.8GB
HD動画5分2時間40分5時間20分10時間40分21時間20分42時間40分
フルHD動画2分1時間20分2時間40分5時間20分10時間40分21時間20分
4K動画1分56分1時間52分3時間44分7時間28分14時間56分
音楽データ(MP3形式)230曲7,370曲14,740曲29,480曲58,980曲117,960曲


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「SDカード」の転送速度


「SDカード」の転送速度は、
「SD対応電化製品」と「SDカード」との間での、
最低限の転送速度を保証するための記載になっています。



バスインターフェーススピード

「SDカード」の転送速度をわかりやすく「クラス」分けしているのが、
「バスインターフェーススピード」という規格です。
「通信速度の理論最大値である「最大転送速度」を規格している。
表示されている転送速度が、最低転送速度として保証されています。


「バスインターフェーススピード」規格の「最大転送速度」
規格最大転送速度説明
DS(デフォルトスピード)最大転送速度は12.5 MB/s2000年のSD 1.01で規定された当初のモード。
HS(ハイスピード)25 MB/s2004年のSD 1.10で規定されたモード。
UHS-I(SDR12)12.5 MB/s2010年のSD 3.01で規定されたモード
UHS-I(SDR25)25 MB/s2010年のSD 3.01で規定されたモード
UHS-I(SDR50)50 MB/s2010年のSD 3.01で規定されたモード
UHS-I(DDR50)50 MB/s2010年のSD 3.01で規定されたモード
UHS-I(SDR104)104 MB/s2010年のSD 3.01で規定されたモード
UHS-II FD(Full Duplex)モード156 MB/s2011年のSD 4.00で規定されたモード。
UHS-II HD(Half Duplex)モード312 MB/s2011年のSD 4.00で規定されたモード。
UHS-III624 MB/s 2017年のSD 6.00で規定されたモード。 対応カードにはSDメモリーカードロゴマークの右横下に「III」と表記される。
SD Express 「PCIe 3.0x1レーン」で最大転送速度「985 MB/s」
2018年のSD 7.00で規定されたモード。
SD Express 「PCIe 3.0x2レーン」または「PCIe 4.0x1レーン」による最大転送速度「1970 MB/s」
「PCIe 4.0x2レーン」による最大転送速度「3940 MB/s」
2020年のSD 8.00でPCIe 4.0およびNVMe 1.4に対応



XX倍速表記の意味

一部の製品にみられる「XX倍速」という表記は、
「SDアソシエーション」の規格ではなく、
一般には、「コンパクトディスク」の転送速度である
「150 KB/s」を「1倍速」として転送速度を表記している。


XX倍速表記の意味
速度表記転送速度
60倍速9 MB/s
70倍速10.65 MB/s
80倍速12 MB/s
133倍速20 MB/s
150倍速22.5 MB/s


現在は、
端末が高機能になり、
動画で撮影することが多い状況なので、
最新の規格「ビデオスピードクラス」の「V30」以上が基本。
「4K」動画の撮影では、「V30」以上が必須。
「V30」より低いクラスでは、
小さなサイズの動画が保存できるかも知れないぐらい。



SDスピードクラス

「SDスピードクラス」は、
「SD機器」と「SDカード」での、転送速度時におけるデータ書き込みの最低保証速度規格。

スピードクラス最低保証速度
Class 22 MB/s
Class 44 MB/s
Class 66 MB/s
Class 1010 MB/s


「SDスピードクラス」は、
動画の録画時に、転送が間に合わなくて、
途中の画像が抜け落ちる「フレーム落ち」が発生しない最低限の「書き込み速度」をわかりやすくした規格。
撮影機材などのデバイスで指定されている「スピードクラス」より、
早い「スピードクラス」を選択することで、
最適な組合せで撮影が実現できる。

「SDカード」を購入する場合、
デジタルカメラなどの撮影機材が指定している「スピードクラス」を確認して、
「SDカード」を購入する必要がある。



UHSスピードクラス

「UHSスピードクラス」は、
「UHSバスインターフェイス」製品向けのデータ書き込みの最低保証速度規格。

UHSスピードクラス最低保証速度
UHSスピードクラス 110 MB/s (80Mbps)
UHSスピードクラス 330 MB/s (240Mbps)
「UHSスピードクラス」は、
2010年の「SD 3.01」で、当初は「U1」のみ規定された。
2011年の「SD 4.00」で、「U3」が追加された。

準拠する製品は、「Uの中に対応する数字」が書かれたロゴマークを表示している。



ビデオスピードクラス

「ビデオスピードクラス」は、
動画撮影のための規格で、
「1秒間に読み書きできるデータ」の最低保証速度を明記する規格。

ビデオスピードクラス 表記 最低保証速度 説明
ビデオスピードクラス 6 V6 6 MB/s UHS-I/II/III対応カードで実装可能
ビデオスピードクラス 10 V10 10 MB/s UHS-I/II/III対応カードで実装可能
ビデオスピードクラス 30 V30 30 MB/s UHS-I/II/III対応カードで実装可能
ビデオスピードクラス 60 V60 60 MB/s UHS-II/III対応カードで実装可能
ビデオスピードクラス 90 V90 90 MB/s UHS-II/III対応カードで実装可能


「ビデオスピードクラス」は、
2016年の「SD 5.00」で規定された規格。

「V6」「V10」 = 「HS」および「UHS-I/II/III対応カード」
「V30」 = 「UHS-I/II/III対応カード」
「V60」「V90」=「UHS-II/III対応カード」
で実装可能。



アプリケーションパフォーマンスクラス

「アプリケーションパフォーマンスクラス」は、
「SDカード」上での、
「データ編集」「アプリデータ保存」などを含む
アプリケーションを快適に利用するための規格。

スマートフォン向けの規格で、
「スマートフォンアプリ」などの動きをスムーズにするには、
「書き込み」「読み込み」の速度が早い方が良い。


クラス 読み込み
最低処理速度
書き込み
最低処理速度
継続処理
最低処理速度
A11500 IOPS500 IOPS10MB/sec
A24000 IOPS2000 IOPS10MB/sec


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