【Pet】
愛犬の「耳穴」が「真っ黒」になったになった時の豆知識
愛犬の耳が「真っ黒」になる理由
ある日、
耳を良く掻いている気がして、
愛犬の「耳穴」を覗いてみると、
真っ黒な「耳垢」がビッシリと
「耳穴」の全体に付着していました。
「耳穴」の皮膚は、赤く腫れているようにも見え、
明らかに異常な状態だとわかりました。
「耳そうじ」を
ほとんどしていなかったことが原因かと考えましたが、
調べてみると、
・ダニの感染
・細菌の感染
・常在菌の異常繁殖
などが考えられるとのこと。
「耳ダニ」に寄生されると、
「黒い耳垢」が大量に出るとらしい。
「細菌」が、耳道内に感染すると、
「膿」のような「黄色いドロッとした耳垢」が出てくるらしい。
「常在菌」が異常繁殖すると、
いつもは問題ない、常に犬の身体にいる「常在菌」でも、
異常な状態となり、耳の内部に「黒い耳垢」のような汚れが出てくる。
今回の愛犬に出た症状は、
「黒い耳垢」が大量に出る耳ダニ「耳ヒゼンダニ」に感染していた。
「耳」の異常で見られる症状
原因 | 症状 |
耳ダニ | 「黒い耳垢」が大量に出る |
耳道内の「細菌感染」 | 「膿」のような「黄色いドロッとした耳垢」が出る |
真菌「マラセチア」の増加 |
「茶色の耳垢」が大量発生し、耳道内が赤くなる。
「マラセチア」は、「皮脂」などを好む「真菌」というカビの一種。
|
常在菌の異常繁殖 |
いつもは、何も問題なく「犬」の身体で生活する「常在菌」も、
何かのきっかけで、異常繁殖をしてしまい、
耳に大量の黒い耳垢を発生させることがある。
|
Back
「動物病院」を「受診」するかの「判断基準」
「黒い耳垢」が発生したときに、
すぐに動物病院を受診するか、
判断を迷うところ。
愛犬の時も、
とりあえず「耳掃除」をしばらくしていましたが、
すぐに、
「動物病院」を受診した方が良い症状もあるとのこと。
すぐに「動物病院」を受診すべき「症状」には、
・耳をひどくかゆがる
・耳を触られるのを嫌がる
・耳掃除をしてもすぐに汚れる
・耳穴の皮膚が赤く腫れている
などがある。
耳の中に、「強い炎症」が発生している可能性があり、
「細菌」「マラセチア」とよばれる「酵母(カビの一種)」などの大増殖が考えられ、
「外耳炎」などが併発している可能性が高いそうです。
「愛犬」も酷くなる前に、
すぐに受診すれば良かったと、
後悔したことを覚えています。
早期治療では、
「耳垢の除去」や「洗浄」を行う程度で済む場合が多いそうですが、
「炎症」が酷い場合は、
外用薬や内服薬の処方や、
「中耳炎」「内耳炎」まで酷くなると、
「顔面神経麻痺」などの「神経症状」を引き起こし、
「外科的な処置」「強力な薬」も必要になる可能性もあるらしいです。
とにかく、
はやめの「動物病院」での「受診」が大切。
問題なければ、安心ですから。
中耳炎
「鼓膜」に何らかの異常が起こっている可能性がある。
「鼻腔」の炎症でも、「耳管」を通じて「中耳」に拡大する可能性がある。
犬の「中耳炎」は、「外耳炎」が進行して拡大し発症することが多いそうです。
内耳炎
「外耳炎」が進行して、「内耳炎」を引き起こす可能性もあるそうです。
「内耳」は、「聴覚」「平衡感覚」を司る器官で、炎症が発生する都「感覚障害」が引き起こす。
「平衡感覚」にも異常が発生し、「吐き気」なども起こす可能性があるとのこと。
Back
「耳ヒゼンダニ」とは
「耳ヒゼンダニ」は、
犬の「耳」に「寄生」する「ダニ」。
「ミミダニ」「耳疥癬(みみかいせん)」とも呼ばれるらしい。
「耳ヒゼンダニ」が、
耳に「寄生」すると、
大量の「黒い耳垢」が出て、
「激しいかゆみ」を引き起す。
「耳ヒゼンダニ」の大きさは、
「0.3~0.5mm」程度の大きさで、
肉眼では見えないそうです。
皮膚の表面で生活し、「耳垢」「分泌物」を食べて成長する。
「耳」の皮膚をかじり、
「血液」などを摂取したりもするので、
アレルギー性過敏反応が引き起こされることもあるそう。
「強いかゆみ」が発生するので、
「耳」を掻いたり、頭を振ったりする。
その際に、耳から「卵」「成虫」が飛び出し、
他の犬へと感染することになる。
「耳ヒゼンダニ」は、
「卵」から「成虫」になるまで、
「約3週間」ほどの時間が必要。
1度の駆除では、
完全に駆除することができず、
幾度の治療が必要。
「薬」は、
「耳ヒゼンダニ」の「成虫」にのみ効果的なので、
「卵」の状態では、全く薬の効果はないそう。
「卵」から「成長」し、
「成虫」になった頃に、再度「薬」による
「駆除」が必要になる。
「耳ヒゼンダニ」が「寄生」して「成虫」「繁殖」するまでの流れ
・「耳の穴」の入口から侵入
↓
・鼓膜までの通り道「外耳道(がいじどう)」に寄生
↓
・「卵」を産みつける
↓
・4日程度で「卵」が孵化する
↓
・「幼ダニ」「若ダニ」「成ダニ」へと成長する
↓
・「卵」を産みつける
*「卵」から「成ダニ」までの成長期間は、約3週間ほど。
「耳ヒゼンダニ」の主な症状
「耳ヒゼンダニ」の主な症状は、
・耳をかゆがる
・頭を頻繁に振る
・耳を頻繁にかく
・黒い耳垢が大量に出る
・耳が臭い
・耳のあたりを触るのを嫌がる
などの症状があるとのこと。
愛犬は、
すべての症状がでて、
最終的に、
「耳当たり」を触ると、
泣くような吠えをするようになりました。
「耳ヒゼンダニ」が寄生すると、
「黒い耳垢」が大量に出てくる。
「耳掃除」を何回も行っても、
耳の穴いっぱいに多量の「黒い耳垢」が溜まるのが特徴。
「耳ヒゼンダニ」の感染が長期化すると、
耳の中の皮膚が腫れ、
炎症がひどくなる。
「細菌」や「マラセチア」とよばれる「酵母(カビの一種)」の
増殖も引き起こすそう。
「耳ヒゼンダニ」が感染する原因
「耳ヒゼンダニ」が感染するのは、
・親から子への感染
・「耳ヒゼンダニ」に感染している犬との接触
・「耳ヒゼンダニ」の「成虫」「卵」が付着した物からの感染
などが考えられるとのこと。
目に見えないもので、
日常の生活範囲で感染の可能性が常にあるそうなので、
こまめに「耳の臭い」「耳垢の量や色」をチェックすることが予防になるそう。
「耳ヒゼンダニ」の除去方法
「耳ヒゼンダニ」に感染した場合、
「除去」するためには、
「駆虫薬」を投与して「殺虫」をする。
「耳ヒゼンダニ」の「駆虫薬」には、
・セラメクチン
・イベルメクチン
・モキシデクチン
・イミダクロプリド
などがあるそう。
それぞれ効果が異なるそうで、
同時に使用することもあるそうですが、
個人ではわからない上に、
薬を入手することもできないので、
「動物病院」で「受診」「治療」してもらいましょう。
間違うと危険な薬品もあるようです。
ショック症状が出たときに、
対処できるような知識と技術が必要だそうです。
現在は、
「セラメクチン」という薬を、
首の後ろ側の地肌に滴下するタイプの「駆虫薬」が使用されているそうです。
完全に卵が消え、
成虫がいなくなり、黒い耳垢が出なくなると、
かゆみも徐々に治まる。
完全に駆虫するまで「最低2~3回の滴下」が必要とのこと。
愛犬が受診したときには、
1日だけで、
その日の治療だけで症状がなくなったので、
動物病院を受診するメリットがありました。
「耳ヒゼンダニ」が感染した場合、
症状により、
「細菌」や「マラセチア(カビの一種)」の大量発生も併発し、
「外耳炎」になっている事も多いそう。
一緒に治療が必要になることもあるそうです。
Back