/etc/hosts.allow | アクセスを許可するドメイン・IPを記述するファイル |
/etc/hosts.deny | アクセスを拒否するドメイン・IPを記述するファイル |
daemon_list |
アクセスを制御するサービス名を指定。 スペースまたはカンマで区切ることで複数指定することが可能。 ここに指定する名前は、サービスのプログラム名で、「SSH」であれば「sshd」というサービス名。 すべてのサービスを指定する場合は、「ALL」を指定する。 | ||||||||||||||
host_list |
アクセスを制御するホスト名、または IP アドレスを指定。 スペースまたはカンマで区切ることで複数指定することが可能。 「ドメイン名」や「ネットワークアドレス」も指定でき、「ワイルドカード」も使用できる。 同一ドメインや同一ネットワークを一括して指定することも可能。 下記のようなホストリストでの指定も可能。
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command |
オプションの設定項目。 「daemon_list」のサーバープログラムに加えて実行したいコマンドをフルパスで指定することができる。 |
ALL : 192.168.0.7 | IP アドレス「192.168.0.7」のクライアントにのみ適合する。 |
ALL : 192.168.0.0/255.255.255.240 |
サブネットマスク「255.255.255.240」のIPアドレス「192.168.0.0」、「192.168.0.0 ~ 192.168.0.15」のクライアントに適合する。 |
sshd : 192.168. | IP アドレスの末尾にピリオドを指定すると、「192.168.x.x」の IP アドレスを持つすべてのクライアントに適合する。 |
ALL : .example.com |
ホスト名の先頭にピリオドを指定。 この記述は、「example.com」ドメインを含む全てのクライアント(sample1.example.com や sample2.example.com)に適合する。 |
sshd : *.example.com | アスタリスクを使用すると、「example.com」ドメインに属するすべてのホスト(sample1.example.com や sample2.example.com)に適合する。 |
ALL: .example.com EXCEPT crack.example.com |
「EXCEPT」 を使用した例。 この場合、「crack.example.com」を除く、すべての example.com ドメインに適合する。 |
ALL EXCEPT sshd : 192.168.0. |
「EXCEPT」を使用した例。 sshd を除く全てのサービスへのアクセスに対する指定。 |