【CentOS】データ復旧の方法
【CentOS】
データ復旧の方法
データが消えてしまった時に、
「CentOS」でのデータ復旧方法。
間違って消してしまった時や、
いつの間にか消してしまった時など、
たまにデータは消えてしまいます。
データ復旧ができれば、データ復旧はしたい。
ですが、
データ復旧は、できる時は簡単にできますが、
できない時は、本当にできません。
諦められない時は、プロに依頼しましょう。
データ復旧とは
データを間違えて削除してしまった場合や、知らぬ間にファイルが消えてしまった時に、そのデータを復元することを「データ復旧」という。
データ復旧は、100%確実にできるというわけではない。
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「extundelete」コマンドでのデータ復旧
データ復旧を調べていたら、
「extundelete」コマンドは、がext3/ext4対応の復活プログラムらしい。
このデータ復旧は、「rm」コマンドで削除してしまったファイル・ディレクトリの復旧に有効らしい。
というのがわかった。
データ復旧の流れ
可能であれば、削除したファイルのディレクトリのパーミッションを読み取り専用に変更する
↓
「df」コマンドで、デバイス名を確認する。
↓
「extundelete」コマンドをダウンロード・インストールするディレクトリを作成・移動
今回は、「tmp/getCmd」ディレクトリを作成して、インストールする。
↓
「extundelete」コマンドに必要なソフトを前もってダウンロードする
sudo yum install -y gcc-c++ e2fsprogs-devel
↓
「extundelete」コマンドをダウンロードする。
curl -L http://sourceforge.net/projects/extundelete/files/extundelete/0.2.4/extundelete-0.2.4.tar.bz2/download | tar xj
↓
「extundelete」コマンドのダウンロードしたディレクトリに移動する。
cd extundelete-0.2.4
↓
「extundelete」コマンドをインストールする
./configure --prefix=tmp/getCmd && make && make install
↓
「extundelete」コマンドを実行
/tmp/getCmd/bin/extundelete
出力内容
No action specified; implying --superblock.
Usage: /tmp/getCmd/bin/extundelete [options] [--] device-file
Options:
--version, -[vV] | successfully. |
--help | Print this help and exit successfully. |
--superblock |
Print contents of superblock in addition to the rest.
If no action is specified then this option is implied.
|
--journal | Show content of journal. |
--after dtime | Only process entries deleted on or after 'dtime'. |
--before dtime | Only process entries deleted before 'dtime'. |
Actions:
--inode ino | Show info on inode 'ino'. |
--block blk | Show info on block 'blk'. |
--restore-inode ino[,ino,...] |
Restore the file(s) with known inode number 'ino'.
The restored files are created in ./RESTORED_FILES
with their inode number as extension (ie, file.12345).
|
--restore-file 'path' |
Will restore file 'path'. 'path' is relative to root
of the partition and does not start with a '/' (it
must be one of the paths returned by --dump-names).
The restored file is created in the current
directory as 'RECOVERED_FILES/path'.
|
--restore-files 'path' |
Will restore files which are listed in the file 'path'.
Each filename should be in the same format as an option
to --restore-file, and there should be one per line.
|
--restore-all | Attempts to restore everything.
|
-j journal | Reads an external journal from the named file.
|
-b blocknumber |
Uses the backup superblock at blocknumber when opening
the file system.
|
-B blocksize |
Uses blocksize as the block size when opening the file
system. The number should be the number of bytes.
|
Error parsing command-line options.
↓
時間指定での復元を指定
/tmp/getCmd/bin/extundelete --after 時間スタンプ --restore-all パーテーション名
/tmp/getCmd/bin/extundelete --after 1295773200 --restore-all /dev/sda1
時間スタンプの取得方法
date -d "2014/12/03 10:00" +%s
パーテーション名は「df」コマンドで確認。
↓
「Enter」キーでデータ復旧の開始
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フリーソフト「PhotoRec」を使ってのデータ復旧
「PhotoRec」の利用は自己責任でお願いします。
「PhotoRec」は、比較的多くのファイルに対応しているのがメリット。
その他にも、拡張子を選択して、データ復旧を実行することができる。
復元したいファイルのディレクトリを読み取り専用にして保護する。
↓
「PhotoRec」のDownload
「PhotoRec」Official Web「CGSecurity」からダウンロードして利用する。
↓
「Linux, kernel 2.6.x i386, tar.bz2」か「Linux, kernel 2.6.x x86_64, tar.bz2」 を選択
CentOSの場合は、Linuxを選択。
32bitは「i386」、64bitは「x86_64 」。
「PhotoRec」は、「Windows」「Mac」でも利用できる。
↓
ダウンロードして解凍したら、ディレクトリ内の「./photorec_static」を実行。
後は、英文の案内にしたがって、
・復元するデバイス・パーテーションを選択
・復元対象ファイル種別の選択(「ext2/ext3/ext4」と「FAT」があるが、Windowsと共有している場合は、復元したいファイルにもよるが、両方それぞれ実行することも可能。)
・復元したファイルの保存先
を選択して実行する。
選択の仕方は、「矢印キー」で選択して、「アルファベットキー」「Return キー」で確定する。
確定キーは、画面に表示が出ているので、その都度確認。
↓
検索の開始
かなりの時間がかかるので、ほったらかしで待つのみ。
PCの節電モードが機能しないように、設定しておく。
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