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荘厳な雰囲気の修行寺「大雄山最乗寺」





神奈川県にある荘厳な雰囲気を持つ修行寺「大雄山最乗寺」。
参道には、自然豊かな大きな杉が立ち並んでいて、
長野県長野市戸隠にある「戸隠神社奥社」までの参道に似ています。

関東地方や神奈川県とは思えない雰囲気で、
知らなかったので、なぜ有名にならないのだろう?
という疑問が残るお寺でした。


駐車場は、奥にもありますが、
鳥居の手前にある駐車場がおすすめ。
雰囲気のある参道をあるきながら、
参拝に向かうことができます。

奥社まで行くと、
かなりの階段数です。
ちょっとしたアウトドアなので、
奥社前の200段ぐらいの階段は、
少し覚悟がいります。








「大雄山最乗寺」は「愛犬同伴OK」




「大雄山最乗寺」は、愛犬と一緒参拝ができる「愛犬同伴OK」のスポットです。
参道もリードで歩かせることができ、
境内も「愛犬同伴OK」となっています。
施設内は「愛犬同伴NG」となっているので注意しましょう。

マナーを守って、
いつまでも愛犬と一緒に参拝できるようにしましょう。

境内内や、人が多くなる場所は、
「抱っこ」「スリング」「キャリーバッグ」に入れるのが無難です。

ちなみに、ドッグカートは「NG」です。
「ドッグカートNG」というわけではないですが、
階段が多いので、
途中で挫折すると思います。
ご注意ください。


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「大雄山最乗寺」とは




「大雄山最乗寺」は、
神奈川県南足柄市にある曹洞宗の寺院。
荘厳な雰囲気を持つ修行寺で、
参道の杉林「大雄山のスギ」は、
「かながわ美林50選」にも選出されていて、
長野県長野市戸隠にある「戸隠神社奥社」までの参道に似ています。


「大雄山最乗寺」は、その歴史から、
「道了さん」と呼ばれて親しまれています。
「大雄山最乗寺」を建てるのに貢献した「道了」さん。
師匠の死後、天狗となり、永遠に「大雄山最乗寺」と参拝者を守るといい、山に消え、
以後、「道了」さんは、「大雄山最乗寺」の守り神となったと言われています。
故に、「大雄山最乗寺」は、「道了さん」と親しまれるようになりました。


1394年(応永元年)に、「了庵慧明禅師」という和尚さんに建てられた、
600年以上の歴史を持つ。

「了庵慧明禅師」さんは、鎌倉の「建長寺」でお坊さんになり、
石川県能登半島にある「總持寺」という大きなお寺で、「了庵慧明禅師」になられました。
57歳の時に故郷「小田原」に戻り、生活をしていて、
「大雄山最乗寺」を建てることを決意されたそうです。

「道了さん」と親しまれているのは、
「了庵慧明禅師」の弟子に、山伏の修行などの厳しい修行を行っている「道了」という人がいました。
「道了」は、
師匠「了庵慧明禅師」が、「大雄山最乗寺」を建てると知り、
すぐに相模国足柄に駆けつけたと言います。
山伏の修行により、凄い能力を身に着けた「道了」は、
滋賀県大津市にある「三井寺」から、たった1日で到着したとのこと。

お寺の建設では、総責任者となり、
一人で、500人分の土木作業をこなしていたと言われています。


「道了」さんと親しまれるようになったのは、
師匠の「了庵慧明禅師」が、1411年(応永18年)に、
75歳で亡くなられた翌日に、
「道了」さんは、
役目を終え、天狗となり、永遠にお寺と参拝者を守ることが、
新たな役目と弟子たちに伝え、
天狗へと姿を変え、山の中へと消えていったそうです。

「大雄山最乗寺」は、「天狗」を祀り、
「道了」さんをいつまでも信仰していたので、
親しみを込め、「大雄山最乗寺」を「道了」さんと呼ぶようになったと言います。


「道了」さんは、
修行によって、称号が与えられ、
山伏時代の名前は、「相模坊道了尊者」
お坊さんとしての名前は、「妙覚道了尊者」
「十一面観音菩薩」という仏様に姿を変えて、再度この世に現れてからは、「道了大権現」
明治時代以降、最乗寺の境内にある「御真殿(妙覚宝殿)」に天狗として祀られている名前は、「妙覚道了大薩埵」
という名前で、時代によって呼ばれています。



「天狗」は、
姿・形を持たない「妖怪」と言われています。
強い風や雨が吹き荒れた時などに、
「天狗」様が起こっているなどと言われることがあるのは、
姿・形を持たない「妖怪」ということが前提にありました。

「天狗」を具現化した姿も、
人々に伝わり、
「赤い顔」「高い鼻」「山伏の姿」「脊中に羽」といった特徴の天狗は、「大天狗」と呼ばれ、
「鼻と口がカラスのような口ばし」をしている天狗は、「カラス天狗」と言われています。

実際の天狗の姿なのかはわかりませんが、
「大雄山最乗寺」は、「天狗」様に守られているお寺です。



「大雄山最乗寺」には、
大きな「下駄」があります。
「道了」さんが、山伏時代に修行で、一本歯の高下駄を使っていたのが所以で、
「下駄」が祀られているそうです。

山伏の履物は、「一本歯の高下駄」を使うそうです。
山道では、石や木の根が多く、
下駄の間に挟まらないようにするためともいわれているそうです。




「大雄山最乗寺」は、

・面積:128ヘクタール(東京ドーム27個分)
・杉の木の数:17万本
・一番太い杉の太さ:7m21cm
・一番太い杉の高さ:42m
・石段の数:708段(下乗石~奥の院)
・石塔の数:621基(一番古い塔 382年前(御開山坐禅石の上))
・建物の数:44棟
・門の数:6門(仁王門 ・三門 ・瑠璃門 ・碧落門  ・結界門 ・奥の院参道石段入口)
・天狗さんの数:6体(結界門 ・御真殿 ・奥の院参道石段)
・大黒天の数:2体(瑠璃門回廊 ・三面殿)

などの特徴があります。


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「奥の院」前には最後の修行「200段」




「奥の院」の前に延びる階段は、
修行のような急な階段が、「200段」ほど続きます。
かなりの覚悟が必要な段数です。


愛犬は、すっかりスリングの中が好きになり、
まったくもって出てきません。
愛犬と荷物で、約「10kg」を加えた状態で上りました。
「奥の院」に到着したころには、汗だくです。
そして、足もプルプルに。。。。

帰り道も心配ですが、
「奥の院」の奥には、
車で上ってくる道があるので、
坂道を下って、「本殿」の広場に戻ることも可能です。

我が家の悪賢い人が発見した裏道です。



お寺全体では、「708段」の階段がありますので、
いたるところに階段があるお寺です。
ちょっとした登山ぐらいの運動量なので、
山登りを兼ねて参拝するぐらいの気持ちでも良いと思います。

軽装で登れますが、充実した満足感が得られます。


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「大雄山最乗寺」へのアクセス




Address : 〒250-0127 神奈川県南足柄市大雄町1157


「大雄山最乗寺」には、
公共交通機関でもアクセスすることができます。
「伊豆箱根鉄道大雄山線」の「大雄山駅」からバスが出ていて、
「大雄山駅」からバス停「道了尊」までは、10分程で到着します。


車で「大雄山最乗寺」にアクセスした場合、
「大雄山最乗寺」専用駐車場を利用することができます。

「最乗寺」の本堂近くに駐車場があるので、
簡単に参拝をすることができます。


個人的にお気に入りなのは、
「大雄山最乗寺」の入り口から、
参道を歩いて、「大雄山」の杉林の間を抜けるコース。

入り口あたりにある茶屋の前に車を駐車できたので、
そこから歩くことができます。
訪れた時は、車が駐車できるようになっていましたが、
変更されていることもあるので、
利用前にご確認ください。


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参拝の後は、茶屋グルメ


「大雄山最乗寺」までの道には、
茶屋やお土産屋さんなどが点在しています。

気になるお茶屋さんは、
「大雄山茶屋天んぐ 仁王門本店」さん。
和菓子とお茶が美味しいと噂の有名店のようです。
「小田原駅」に新しくできた「小田原ラスカ」にも、
お店をOPENしていました。

Address : 〒250-0127 神奈川県南足柄市大雄町1125−2



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