【Herbs】「バジル」を栽培する方法

【Herbs】
「バジル」を栽培する方法




「バジル」を栽培する方法をまとめています。


「バジル」は、
イタリア料理に欠かせない「バーブ」の一つ。
「ハーブの王様」とも呼ばれている。

色々な料理に使えて、
「トマト」「チーズ」などと相性が良く、
人気の「ハーブ」。


「バジル」栽培は、
比較的容易で、
家庭でも、
「植木鉢」「プランター」で、
簡単に栽培をすることができる。



詳しくは、
下記をご参照ください。



「バジル」とは


「バジル」は、
「料理」「ソース」などで、
「調味料」としても利用される
「爽やかな香り」の「ハーブ」。

「イタリア料理」には、欠かせない「ハーブ」の一つ。
フランスでは、
「L’Herbe Royale(ハーブの王様)」
とも呼ばれている。
「トマト」「チーズ」との相性が良い。

種類が豊富で、
「味」「見た目」「香り」などの特徴によって、
複数の種類に分類することが可能。


「バジル」が良く使用される料理には、

・爽やかな香り
・肉や魚料理の風味付け、
・サラダ
・パスタ、
・ピザの装飾
・「バジル」を使ったソース
・ジェノベーゼソース

など様々な料理がある。


「バジル」の基本情報

項目説明
科目シソ科
「多年草」だが、
日本では、寒さのため越冬できないので「1年草」
発芽適温 20度〜25度
株間 25cm
発芽日数 約10日
まきどき 北海道:4月下旬〜6月下旬
寒冷地・山間部:4月中旬〜7月上旬
平野部:4月上旬〜7月中旬
温暖地:4月上旬〜7月下旬
花どき 北海道:7月下旬〜9月下旬
寒冷地・山間部:7月中旬〜10月中旬
平野部:7月上旬〜10月下旬
温暖地:7月上旬〜10月下旬
主な効用胃腸の機能の促進



「バジル」の種類と特徴

  
  
スイートバジル 「スイートバジル」は、
「葉もの野菜」「苗」などとして、
最も流通している「バジル」。
温暖な国では、「多年草」だが、
日本では越冬できないため「一年草」となる。


「バジル」と言えば、
日本では、
「スイートバジル」のことを意味し、
一番手に入れやすい「バジル」。
「ピザ」「バスタ」「肉料理」「魚料理」
などの様々な料理で使用され、
「ジェノベーゼソース」「ドレッシング」
などでも美味しく食べられている。

「スイートバジル」は、
「バジル」「バジリコ」と呼ばれることも多い。
「イタリア料理」には欠かせない「ハーブ」の一つ。
「ハーブの王様」とも呼ばれ、
名前の由来も「王らしい」という意味の「basilicum」に由来。

「爽やかな香り」が良く、
食欲をそそり、
生でも食べられる。

摘心せずに育てると草丈は「1m」近くになり、
「スィートバジル」として食べられる
艶やかな柔らかい「葉」が生い茂る。
ジェノベーゼバジル 「ジェノベーゼバジル」は、
イタリア原産のバジル。
イタリア料理によく使われる「ジェノベーゼソース」の材料に適した「バジル」。

「ジェノベーゼソース」とは、
・バジル
・松の実
・ニンニク
・塩
・パルメザンチーズ
・オリーブオイル
で作るソースで、
とても美味しい。

「ジェノベーゼバジル」は、
開花後も風味が落ちないのが特徴。
見た目は「スイートバジル」とよく似ている。
ブッシュバジル 「ブッシュバジル」は、
料理の飾りつけ、彩に最適で、
「スイートバジル」の葉より少し小さい。
使用方法は、一般的なバジルと同様。
ダークオパールバジル
(赤バジル・紫バジル)
「ダークオパールバジル」は、
「スイートバジル」の「園芸品種」で、
深い紫色をした「バジル」。
見た目の色から
「赤バジル」「紫バジル」
とも呼ばれる。
「カラーリーフ」として、
「園芸用」「観賞用」としても販売されている。
「園芸用」「観賞用」は、
飼育する際の「薬剤」によって
「食用」にできなくなっているので注意。

「赤バジル」「紫バジル」は通称で、
色々な品種があるが、
最も流通量が多いのは、
「ダークオパールバジル」。

お酢につけると「ダークオパールバジル」の色が溶け出し、
綺麗な色の「ハーブビネガー」が作れる。

「味」「風味」は、
厳密には違うが、ほぼスイートバジルと同じ。
レモンバジル 「レモンバジル」は、
「シソ科」の「一年草」のハーブで、
香りが良く「スイートバジル」と「レモン」の香りを持つ。
とても「さわやかな香り」がする。
最初は、「バジルの香り」、
嗅ぎ続けると「レモンの香り」がします。
香りから別名「シトラスバジル」とも言う。

「レモンバジル」は、
「スイートバジル」と同様に。
「薬用」「料理」「調味料」「香りづけ」
などに使用される。
「レモンの香り」が強いので、
「サラダ」などにもあいます。
他にも、
「ドレッシング」「ハーブビネガー」「お茶」「ハーブウォーター」
などにも最適。
シナモンバジル 「シナモンバジル」は、
メキシコで作られた「栽培品種」。
「シナモンの香り」がするバジル。
「料理」「薬草」「鑑賞用」に使われている。
姿は、「スイートバジル」に似ている。

「シナモンの香り」を生かし、
「お茶」「ソース」「ハーブビネガー」「ドレッシング」
などの「調味料」「デザート」などに使用できる。

「観賞用」となっている場合、
栽培過程で、食べれない「薬剤」を使用している可能性があり、
食べると危険です。
斑入りバジル 「斑入りバジル」は、
「葉」の部分に、
綺麗な「班」が入った「バジル」。
「スイートバジル」より若干強い香り。
一般的な「バジル」と同様に、
料理に使用される。

「葉」がとても綺麗なので、
観賞用としても人気。
「カラーリーフ」としても人気。
食用としてではなく、
観賞用と流通していることもある。
しかし、
観賞用に使用している薬剤は、
食べると危険なので、ご注意ください。
ホーリーバジル 「ホーリーバジル」は、
インドの伝統医術「アーユルヴェーダ」で用いる「薬草」。
「万能ハーブ」「神聖なハーブ」「不老不死の霊薬」
などとも呼ばれる。
古くから優れた薬効を認められている。
代表品種は、
・クリシュナトゥルシー
・カプーア・トゥルシー
・ヴァナ・トゥルシー(ツリーバジル)
・オオヤトゥルシー
などがある。
品種によって、
・「薬効」
・「花の色」などの「見た目」
・「丈」
などが異なる。

「ホーリーバジル」は、
「多年草」で、
露地での越冬が難しい地域が多い日本では「一年草」となる。
「強い香り」と「スパイシーな風味」があり、クセがない。
一般的なのバジルの代用品にもなる。

タイ料理「ガパオライス」の「ガパオ」は、
「ホーリーバジル」のことを意味する。
日本での流通はまだ少なく、「スイートバジル」で代用される。


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「バジル」を栽培する流れ


「バジル」の栽培は、
比較的、容易で、元気に育ってくれます。

「水捌け」をよく、
「栄養」をしっかり与えることがポイント。


種まき

培養土を入れ、
種を「4〜5粒」ほど、
「2〜3mm」ほどの深さに撒く。
本葉が5〜6枚ほどになるまで、育苗する。


畑の準備

「植え付け」の2週間ぐらい前までに、
「石灰」を施し、良く耕しておく。
90cmほどの「畝(うね)」を作り、
中央に溝を掘って、
「元肥(もとごえ)」を入れておく。

1m2当たりに、
・苦土石灰:100g
・完熟堆肥:2kg
・有機配合肥料:80g
を施す。


定植

「本葉」が、「5〜6枚」になった頃に、
「条間(じょうかん)」を「50cm」、
「株間(かぶま)」を「25cm」
の感覚を開けて、植える。


水やり

乾燥させないように注意し、
「水やり」を行う。

「水捌け」が悪い場合は、
「根腐れ」「カビ」「葉枯れ」となるので、
「水」の量には注意が必要。


摘心

「本は」が「8枚〜10枚」ほどになったら、
「脇芽」を育てるため、
太い「茎」の先端にある「芽」を切り取る「摘心(てきしん)」を行う。
「摘心」により、
「脇芽」が良く育ち、
「株」が大きく育ち、
多くの葉をつけるようになります。

「摘心(てきしん)」は、
「草丈」が抑えられ、
株のボリュームを増し、
たくさんの花を咲かせたり、実をつけさせたりするために行う、
「芽」の先端を摘み取る作業のこと。


追肥



収穫

高さが、
「20cm」を超えた頃から
収穫を開始する。
「バジル」の葉が、
程よく大きくなったものから、
「葉」を摘み収穫をする。


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「バジル」の「発芽」は比較的簡単


「バジル」の「発芽」は、
小さ目の容器に、
「水」を「1cm程」入れ、
「バジルの種」を入れるだけ。
あとは、
日差しを遮った「暗所」で保管するだけ。

水が少なくならないように、
毎日、水のチェックは必要。


「バジルの種」は、
「水」に漬けてから、
数日で発芽します。


「バジル」は、
「発芽」も容易で、
育てる手間もあまりかからないので、
家庭でも育てやすい「ハーブ」の一つ。


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「バジル」の栽培は「水はけ」が重要


「バジル」の栽培は、
比較的簡単ですが、
「水はけ」が悪いと、すぐに枯れてしまいます。
「植木鉢」「プランター」のように、
底に穴「鉢穴」がない容器で育てる場合、
水をあげすぎて、
水はけが悪いと、
「葉」が枯れ、「根腐れ」を起こしてしまい、
「バジル」が死んでしまいます。


鉢底の穴「鉢穴」がない容器で育てる場合は、
「水」をあげる量を気を付ける必要があります。

「みずやり間隔」と「水量」をしっかり計算して、
「水やり」を行う必要があります。


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「バジル」を使った「ジェノベーゼソース」の作り方


「バジル」を使って、
「ジェノベーゼソース」を作るのは、かなり簡単。

「フードプロセッサー」「ミキサー」があると便利。
「みじん切り」にして、混ぜて作ることも可能。



「ジェノベーゼソース」の材料

材料
フレッシュバジルの葉50g
松の実(胡桃・ピーナッツなどでも)40g
オリーブオイル150cc(3/4カップ)
にんにく1片
  
  
追加アレンジする材料
材料
パルメザンチーズ15g
5g
コショウ25g



作り方

■ 材料を準備する。

■ 「バジル」を洗い、水気を拭き取る。

■ 「フードプロセッサー」「ミキサー」などに、「材料」を入れて「1分」ほど攪拌する。
・松の実
・にんにく
・オリーブオイル

好みで、
・チーズ
・塩
・コショウ
などを加えても良い。

■ 「バジルの葉」を加え、さらに「滑らか」になるまで攪拌する。

■ 全体が「滑らか」になったら「ジェノベーゼソース」の完成



「ジェノベーゼソース」を使った「レシピ」


「ジェノベーゼソース」は、
かなり色々な料理に活用できる便利なソースです。

「バジル」の成長は、
凄く速いので、
成長したら、
「ソース」を作っておくのがおすすめ。


「ジェノベーゼソース」の「パスタレシピ」

・「ベーコン」と「ジェノベーゼソース」がたっぷりのトマトソースパスタ
・厚切りベーコンのとろたまジェノベーゼ
・大葉と生ハムのジェノベーゼ風パスタ
・タコとジャガイモの冷製ジェノベーゼパスタ
・あさりの冷製ジェノベーゼパスタ
・タケノコのジェノベーゼペペロンチーノ

「ジェノベーゼソース」の「肉レシピ」

・ジェノベーゼソースのチキンクリーム煮
・ジェノベーマヨゆで卵ソースをのせた照り焼きチキン
・ピーマンと豚肉のジェノベーゼソース炒め
・ジェノベーゼソース巻き秋刀魚のオーブン焼き

「ジェノベーゼソース」の「魚レシピ」

・「ジェノベーゼソース」と「バター」を載せた「サーモングリル」
・カリカリに焼いたジェノベーゼオリーブオイルをかけたタラのグリル
・ジェノベーゼソースとチーズを挟んだアジのグリル
・ジェノベーゼソースをかけた「秋刀魚」の「ジャガイモロールグリル」
・「アボガド」と「サーモン」の「ジェノベーゼサラダ」

「ジェノベーゼソース」の「野菜レシピ」

・「ジャガイモ」と「ベーゴン」のカリカリのジェノベーゼソース和え
・「タコ」と「じゃがいも」と「きゅうり」のバジルソースサラダ
・「茄子」と「ベーコン」のバジルチーズ炒め
・「ブロッコリー」と「ジャガイモ」のジェノベーゼソース和え
・「トマト」と「ブロッコリー」のジェノベーゼマカロニサラダ

「ジェノベーゼソース」の「パンレシピ」

・「ベーコン」と「ジェノベーゼ」のピザ
・バジルチキンサンド
・ジェノベーゼを入れて焼いたジェノベーゼブレッド


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