品種名 | 適正地域 | 説明 |
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ホワイト6片 | 寒地向け |
「寒地系ニンニク」の「代表品種」。 市場に最も多く出回る「国産ニンニク」の「系統」。 粒となる「鱗片(りんぺん)」が大きくそろいのよいのが特徴。 「東北」から「北関東」ぐらいまでの地域性に適している。 「暖地」では、「低温」が不十分で「球の太り」が悪くなりがち。 「冬の暖かさ」で、「病気」が出やすかったりする。 |
エレファントガーリック(ジャンボニンニク) | 寒地向け |
「手のひらサイズ」の「大きなニンニク」。 「リーキ(西洋ネギ)」の仲間。 「栽培方法」は、通常の大きさのニンニクと同じだが、「通常のニンニク」よりも育てやすい。 |
無臭ニンニク | 寒地向け・暖地向け |
マイルドな香りでニンニク特有の風味も少ない。 ニンニクが苦手な方にもおすすめの品種。 鱗片が10個以上付くので、極大サイズのニンニクが収穫可能。 「暖地」でも育てやすく、「小片」を植え付けても大きくなる。 |
平戸 | 暖地向け |
「関東以西」の地域性に適した「暖地向けのニンニク」。 比較的育てやすく、ニンニク特有の風味もしっかりと楽しめる。 |
嘉定(かてい) | 暖地向け |
「暖地向け」の作りやすい「早生品種」。 収穫も早くできる。 「やや小ぶり」の「香りの強いニンニク」。 若いときに収穫すると「葉ニンニク」としても使えるらしい。 |
項目 | 内容 |
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種類 | ニンニク |
科目 | ネギ科 |
生育期間 |
約8か月~10か月 10月植え付け 7月収穫 |
適正土壌 |
「過湿に弱い」ので、「水はけのよい土」を好む。 「野菜用培養土」でも問題なし。 |
好適土壌(pH) |
5.5〜6.0 「ニンニク」は、「酸性」の土壌を嫌う。 植える場所に、 「苦土石灰」を全面散布して耕しておく。 「リン酸肥料」「完熟堆肥」も十分補給する。 |
連作障害 | 連作可能 |
栽培のポイント |
・「1株」から複数の芽が出たら、「芽かき(間引き)」をして「1本」にする。 ・「越冬前(10月頃)」と「越冬後(3月頃)」の2回の追肥を行う |
植え付け |
・植え付ける前に「一晩水につける」と「発芽」が揃う。 ・植え付けは、「株間15cm」「条間25cm」「深さ10cm」ぐらいの間隔で植える。 |
時期 | 寒冷地 | 温暖地 |
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1月 | 越冬期間 | 越冬期間 |
2月 | 越冬期間 | 越冬期間 |
3月 |
上旬: ・炭まき ・追肥 3月下旬:新しい葉が出る | |
4月 |
上旬:追肥 ・間引き ・肥大時期 |
・上旬:追肥 ・間引き ・肥大時期 |
5月 上旬 |
・肥大時期 ・茎摘み |
上旬:追肥 ・茎摘み ・肥大時期 |
6月 | ・茎摘み | ・収穫 |
7月 |
・収穫 |
・堆肥を入れる |
8月 |
・堆肥を入れる | ・土づくり |
9月 |
・土づくり(肥料) 下旬:植え付け |
・土づくり(肥料) |
10月 上旬 |
上旬:植え付け+土かけ |
・土づくり 中旬~:植え付け 下旬:芽が出る・芽出し |
11月 | 越冬期間 | 越冬期間 |
12月 | 越冬期間 | 越冬期間 |
病害虫名 | 説明 |
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赤さび病 |
「ニンニク」によく出る「病気」。 「暖地向け」よりも「寒地向け」のニンニクの方が、発病しやすい傾向がある。 |
アザミウマ |
「ニンニク」には、多くの害虫がつく中、一番多い「アザミウマ」。 「農薬」を使用しなくても、青色の「ビタットトルシー」などの「園芸用品」や、「青いハエ捕り紙」で防除できるとのこと。 |
春腐病(はるぐされびょう) |
春の長雨で発生する。 雨水がたまらないように、「水はけ」をよくするのが「予防」。 「肥料」が多過ぎても「病気」が出やすくなるとのこと。 |