【観葉植物】「サンスベリア(Sansevieria)」の「育て方」

【観葉植物】
「サンスベリア(Sansevieria)」の「育て方」








INDEX


はじめに

「サンスベリア(Sansevieria)」の中で最も高い空気清浄能力「サンスベリア・ローレンティー」
「サンスベリア(Sansevieria)」の中で人気のオシャレな「種類」
一般的に流通している「サンスベリア」の主な「品種」

「サンスベリア(Sansevieria)」は、夜間に「二酸化炭素」を吸収する「CAM植物」
一般的に流通している「サンスベリア」の主な「品種」

「サンスベリア(Sansevieria)」とは
2017年に分類学的に「サンスベリア(Sansevieria)」は「ドラセナ属(Dracaena)」に統合された
「サンスベリア(Sansevieria)」の「種類」


「サンスベリア・ローレンティー」の「特徴」と「育て方」
「サンスベリアスタッキー」の「特徴」と「育て方」


Gallery

はじめに



「空気清浄効果」があるとされる「植物」の中で、
人気のある「サンスベリア(Sansevieria)」。

「NASA」の「クリーンエア・スタディ」などで研究されており、
「特定の有害物質」を「吸収」「分解」する能力を持つ「植物」として、
確認されていると言われている。



「サンスベリア(Sansevieria)」は、
「空気清浄効果」を持つ「植物」の中でも、
「空気清浄能力」が高いことでも知られている。


世界中にある「サンスベリア(Sansevieria)」の種類は、
「約70種類」ほど。

オシャレな外観のものも多く、人気の観葉植物。


「空気清浄能力」は、
それぞれ得意とする「有害物質」や、「効果の度合い」が異なる。

また、
「空気清浄効果」は、
「植物の大きさ」「数」「部屋の広さ」「換気の状況」など
様々な要因によって左右される。

「複数の種類の植物」を置くことで、
より広範囲の有害物質に対応できる可能性がある。

「植物の空気清浄効果」は、
あくまで補助的な役割として捉え、
定期的な換気や空気清浄機の使用と組み合わせることで、
より効果的な室内空気環境の維持につながる。


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「サンスベリア(Sansevieria)」の中で最も高い空気清浄能力「サンスベリア・ローレンティー」





「サンスベリア(Sansevieria)」の中で、
圧倒的な「空気清浄能力」を持っているのは、
「サンスベリア・ローレンティー」らしい。
「空気清浄」を目的で育てるなら、「ローレンティー」がおすすめらしい。


「NASA」の「クリーンエアスタディ」によると、
「サンスベリア属(現ドラセナ属に分類)」には、
以下のような「空気清浄効果」があることが判明した。

・ホルムアルデヒド
・ベンゼン
・トリクロロエチレン
・キシレン
・トルエン

などの有害物質「揮発性有機化合物(VOC)」を「吸着」「分解」してくれるらしい。



「サンスベリア・ローレンティー」が特に優れている理由

特徴内容
葉の面積幅広くて長い葉を持ち、吸収面が大きい
生育の強さ乾燥・日陰に強く、室内でも育てやすい
夜間のCO₂吸収「CAM植物」は、夜間に「CO₂」を吸収し、「酸素」を排出する


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「サンスベリア(Sansevieria)」の中で人気のオシャレな「種類」



「サンスベリア(Sansevieria)」の中で、
一般的に人気が高く、おしゃれな空間によく取り入れられている種類がある。

それらの種類は、
それぞれ異なる魅力を持っているので、
インテリアの雰囲気や、好みに合わせて選ぶと良いです。



Image種類説明

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サンスベリア・ローレンティー (Sansevieria trifasciata 'Laurentii') 「サンスベリア・ローレンティー」は、
最もポピュラーで、サンスベリアといえばこの種類を指すことが多い種類。

人気の理由は、
・定番の美しさ
・高いインテリア性
・育てやすさ

剣のように長く伸びる葉に、緑と黄色の鮮やかな縞模様が入っており、その美しいコントラストが魅力。
「トラノオ(虎の尾)」という別名でも親しまれている。
高いインテリア性を持っていて、
シンプルながらも存在感があり、和風、洋風、モダンなど、様々なインテリアスタイルに馴染みやすい。
育てやすく、耐陰性があり、乾燥にも非常に強いため、初心者でも手軽に育てられる。
空気清浄効果も高い。
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サンスベリア・バキュラリス (Sansevieria bacularis) 「サンスベリア・バキュラリス」は、
棒のように細長く伸びる葉が特徴で、スタイリッシュな印象。

スリムで直立する葉は、モダンでスタイリッシュな空間に合う。
葉が細いため、デスクや棚の上など、狭いスペースにも飾りやすいのが魅力。
手入れがしやすく、ローレンティーと同様に乾燥に強い。
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サンスベリア・ボンセレンシス (Sansevieria boncellensis) 「サンスベリア・ボンセレンシス」は、
肉厚で丸く、指のような形状の葉が特徴的な品種。

ユニークな姿が人気で、「恐竜の手」という流通名で呼ばれることもある。
個性的な葉の形。
比較的コンパクトなサイズなので、部屋に置きやすく、可愛らしい雰囲気もある。
他のサンスベリアとは一味違う、オブジェのような存在感で、空間のアクセントになる。
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サンスベリア・ムーンシャイン (Sansevieria trifasciata 'Moonshine') 「サンスベリア・ムーンシャイン」は、
薄緑色から銀白色の美しい葉色が特徴の品種。

洗練されたように見える「色合い」で、
光の当たり方で銀白色に輝くような葉は、非常に上品で洗練された印象を持つ。
他の品種に比べて流通量が少ないので、希少性がある。


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一般的に流通している「サンスベリア」の主な「品種」



一般的に流通しているサンスベリアの主な品種としては、
以下のような「サンスベリア」の品種がある。

これらの品種の間で、
空気清浄能力に劇的な差があるわけではないため、
ご自身の好みやインテリアに合わせて選ぶのが一番。



一般的に流通している「サンスベリア」の主な「品種」一覧

Image植物名説明
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サンスベリア・トリファスキアタ(一般的なサンスベリア) 最もポピュラーな品種で、空気清浄能力も高いとされている。
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サンスベリア・ローレンティー トリファスキアタの斑入り品種で、見た目も美しい。
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サンスベリア・スタッキー 棒状の葉が特徴的で、個性的な姿をしている。
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サンスベリア・ムーンシャイン シルバーグリーンの葉が美しい品種。
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サンスベリア・キリンドリカ 円筒形の葉が特徴的で、よりモダンな印象を与える。


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「サンスベリア(Sansevieria)」は、夜間に「二酸化炭素」を吸収する「CAM植物」



「サンスベリア(Sansevieria)」は、
「空気清浄能力」が高い植物としても人気の植物。

「サンスベリア」は、
「CAM植物」であり、
通常の植物「C3植物」とは異なる。


通常の植物「C3植物」と「CAM植物」の違いは、
「二酸化炭素」を吸収するタイミングで、
「C3植物」は、
「昼」に「二酸化炭素」を取り込み、「光合成」を行い、「酸素」を排出するが、
「CAM植物」は、
「夜」に「二酸化炭素」を取り込み、「昼」に「光合成」を行い、「酸素」を排出する。

「昼」に、「太陽光」を利用して「光合成」を行うのは同じで、
光合成に使用する「二酸化炭素」を取り込むのが、
「夜」に行われるのが、「CAM植物」の特徴。


「CAM植物」が、
「夜」に、「二酸化炭素」を吸収するのは、
「昼」に、「気孔」を開いて、
「水分」を揮発して消耗してしまうのを予防する為。

「CAM植物」が、
「乾燥地帯」に多い「多肉植物」などに多いのは、
「水分」を効率的に保持する進化を遂げた結果と考えられている。


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「サンスベリア(Sansevieria)」とは




「サンスベリア」は、
2017年の分類学的な見直しにより、
かつて、
「サンスベリア属(Sansevieria)」に分類されていたほとんどの種は、
「ドラセナ属(Dracaena)」
に統合された。



サンスベリア (Sansevieria trifasciata) の基本情報

項目説明
学名Sansevieria trifasciata
(現在では、「ドラセナ属(Dracaena trifasciata)」とされる)
和名アツバチトセラン(厚葉千歳蘭)、トラノオ(虎の尾)
科・属名キジカクシ科(旧リュウゼツラン科)サンセベリア属
(ドラセナ属に分類されることもある)
原産地「アフリカ」「西インド諸島」などの「熱帯」「亜熱帯」の乾燥地域
形態 多年草。
肉厚で直立した剣状や棒状の葉が特徴。
地中に短い地下茎を持ち、そこから葉を伸ばす。
別名 英名では、
・「Snake Plant(スネークプラント)」
・「Mother-in-law's Tongue(義母の舌)」
と呼ばれる。
花言葉「永久」「不滅」「幸福」「開運」



「サンスベリア」は、
独特な「葉姿」が特徴的で、
上に向かって真っすぐ伸びる剣状の葉に、
虎の尻尾のような縞模様が入るのが一般的。
この模様から、「虎の尾」という和名が付いた。
品種によっては、
葉の形や色が多様で、インテリアに合わせて選べる。
「サンスベリア」は、
「美しい見た目」と「手入れのしやすさ」「空気質改善への貢献」
などから、「人気の高い観葉植物」となっている。


「サンスベリア」は、 丈夫で育てやすく、乾燥に非常に強い。
水やりをあまり必要としないため、初心者にも育てやすい観葉植物として人気。
多少の日陰にも耐えますが、明るい場所を好む。

「サンスベリア」の育て方は、
「サンスベリア」に「多肉植物」としての性質があり、
葉に、水分を蓄えることができるため、
乾燥に強い一方で、「過湿」には弱い。
根腐れを防ぐためにも、水はけの良い土を選び、水やりは土が乾いてから行うのが基本。



「CAM型光合成」を行う「サンスベリア」。
「CAM型光合成」は、夜間に二酸化炭素を取り込み、酸素を放出を行う植物。
植物から、日中の水分の蒸発を防ぐために、夜間に気孔を開いてガス交換を行う乾燥地に適応した仕組み。
「サンスベリア」は、
「CAM型光合成」という特性から、特に寝室に置くのに適していると言割れる。

加えて、
「サンスベリア」には、「風水効果」もある。
まっすぐに伸びる葉の姿から、「成長運」や「仕事運」を高める効果があるとされている。
また、鋭い葉は邪気を払う「魔除け」や「邪気払い」の効果も期待されるため、
「玄関」や「トイレ」など、「陰の気」が溜まりやすい場所に置かれることもある。



「サンスベリア」の「空気清浄能力」

「サンスベリア」は、
高い空気清浄能力として、観葉植物の中でも知られている。
とは言っても、
「サンスベリア」の空気清浄能力は、
一台の空気清浄機のような能力はなく、
劇的に空気を浄化するわけではない。
あくまで補助的な役割。
「換気」「空気清浄機」などを組み合わせることで、
空気の質を総合的に改善することができる。

「1989年」に、
「NASA(アメリカ航空宇宙局)」が行った「クリーンエア研究」によって、
「サンスベリア」を含む「いくつかの植物」が、
室内の空気中の「有害物質」を除去する能力があることが示された。

「サンスベリア」が除去する有害物質には、

・ホルムアルデヒド: 建材や家具、タバコの煙などに含まれる。
・ベンゼン: 塗料や接着剤、印刷物などに含まれる。
・トリクロロエチレン: 溶剤や接着剤、塗料剥離剤などに含まれる。
・キシレン: 塗料やインク、接着剤などに含まれる。
・トルエン: 塗料や接着剤、燃料などに含まれる。

などの「有害な揮発性有機化合物(VOCs)」がある。
「吸収」「除去」すると言われている。



「ホコリ」を「吸着」してくれる

「サンスベリアの葉」は、
表面が比較的大きい為、
空気中のホコリを吸着する効果が期待できる。
定期的に、
葉の表面を拭いてあげると、効果が持続的になる。


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2017年に分類学的に「サンスベリア(Sansevieria)」は「ドラセナ属(Dracaena)」に統合された





「サンスベリア」は、
「2017年」に、分類学的な見直しが行われ、
「サンスベリア属(Sansevieria)」のほとんどが、
「ドラセナ属(Dracaena)」に統合された。

「サンスベリア」の正式名を見ると、
ほとんどが「ドラセナ(Dracaena)」と表記されるようになった。

現在でも、
正式名では、「ドラセナ(Dracaena)」と表記されるが、
「サンスベリア」でも販売されていたり、使用されていたりする。



「サンスベリア属」と「ドラセナ属」の分類

分類(現:ドラセナ属名)分類(旧:サンスベリア属)説明
Dracaena trifasciata Sansevieria trifasciata アツバチトセラン。ローレンティー、ゼラニカ、ハニーなどの園芸品種は、
この種の変種や栽培品種。
Dracaena cylindrica Sansevieria cylindrica ボウチトセラン。
棒状の葉が特徴。
Dracaena ehrenbergii Sansevieria ehrenbergii サムライドワーフなどの品種がある。
Dracaena masoniana Sansevieria masoniana マソニアナ。
幅広の葉が特徴。
Dracaena bacularis Sansevieria bacularis ミカド。
細い棒状の葉。


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「サンスベリア(Sansevieria)」の「種類」



「サンスベリア(サンセベリア)」は、
世界各地に「約70種類」が存在すると言われている。
しかし、
あくまで「原種」の数で、
そこからさらに品種改良されたものや、
流通名が異なるものなども含めると、
観葉植物として市場に出回っている種類はもっと多くなる。


「サンスベリア」の「代表的な種類」としては、以下のようなものがある。
Image種類説明
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サンスベリア・ローレンティー
(Sansevieria trifasciata 'Laurentii')
最も一般的で、長く鋭い葉に縞模様が入る。
「トラノオ」と呼ばれる種類。
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サンスベリア・ゼラニカ
(Sansevieria trifasciata 'Zeylanica')
ローレンティーに似ているが、
よりダークグリーンでシックな印象。
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サンスベリア・ボンセレンシス
(Sansevieria boncellensis)
肉厚で丸く、指のような形状の葉が特徴的。
コンパクトなサイズで人気。
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サンスベリア・スタッキー
(Sansevieria cylindrica 'Stuckyi')
円柱状の葉が特徴で、ユニークな姿が魅力。
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サンスベリア・ムーンシャイン
(Sansevieria trifasciata 'Moonshine')
薄緑色から銀白色の美しい葉色が特徴。
希少品種としても人気。
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サンスベリア・フランシシー
(Sansevieria francisii)
細長い葉が放射状に広がるユニークな姿。
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サンスベリア・ピングイキュラ
(Sansevieria pinguicula)
青みがかったグリーンが美しく、
コンパクトなシルエットから「サンスベリアの女王」とも呼ばれる。
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サンスベリア・バキュラリス
(Sansevieria bacularis)
「サンスベリア・バキュラリス」は、
棒のように細長く伸びる葉が特徴で、
スタイリッシュな印象。

スリムで直立する葉は、
モダンでスタイリッシュな空間に合う。
葉が細いため、デスクや棚の上など、
狭いスペースにも飾りやすいのが魅力。
手入れがしやすく、
ローレンティーと同様に乾燥に強い。


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「サンスベリア・ローレンティー」の「特徴」と「育て方」





「サンスベリア(Sansevieria)」の中で、
最も高い「空気清浄能力」と言われている「サンスベリア・ローレンティー(Sansevieria trifasciata 'Laurentii')」。


「サンスベリア」の中で、
「サンスベリア・ローレンティー」に似ている「品種」には、

・サンスベリア・ゼラニカ (Sansevieria zeylanica)
・サンセベリア・トリファスキアタ(Sansevieria trifasciata)(新名:Dracaena trifasciata (ドラセナ・トリファスキアタ) )
・サンスベリア・フツーラ・ゴールドフレーム(Sansevieria trifasciata 'Futura Goldflame')
・サンスベリア・ハニー (Sansevieria trifasciata 'Hahnii')
・サンスベリア・フツーラ・ゴールドフレーム (Sansevieria trifasciata 'Futura Goldflame')
・サンスベリア・スターパワー・タイガー (Sansevieria 'Star Power Tiger')

などがある。



「サンスベリア(Sansevieria)」の中で、
圧倒的な「空気清浄能力」を持っているのは、
「サンスベリア・ローレンティー」らしい。
「空気清浄」を目的で育てるなら、「ローレンティー」がおすすめらしい。


「NASA」の「クリーンエアスタディ」によると、
「サンスベリア属(現ドラセナ属に分類)」には、
以下のような「空気清浄効果」があることが判明した。

・ホルムアルデヒド
・ベンゼン
・トリクロロエチレン
・キシレン
・トルエン

などの有害物質「揮発性有機化合物(VOC)」を「吸着」「分解」してくれるらしい。



「サンスベリア・ローレンティー」が特に優れている理由

特徴内容
葉の面積幅広くて長い葉を持ち、吸収面が大きい
生育の強さ乾燥・日陰に強く、室内でも育てやすい
夜間のCO₂吸収「CAM植物」は、夜間に「CO₂」を吸収し、「酸素」を排出する



「サンスベリア・ローレンティー」の「育て方」


「サンスベリア・ローレンティー」の正式名は、
「Dracaena trifasciata 'Laurentii' (ドラセナ・トリファスキアタ 'ローレンティー')」 という。

黄色の斑入りの葉が美しいサンスベリアの代表的な品種。
非常に丈夫で、初心者の方にも育てやすい観葉植物。


「育てるポイント」を守れば、
「サンスベリア・ローレンティー」は、
丈夫に育ち、長く楽しむことができる。



「サンスベリア・ローレンティー」を「育てるポイント」

Category説明
置き場所 「サンスベリア・ローレンティー」は、明るい場所を好む。
特にローレンティーは、葉の黄色の斑をきれいに保つために、ある程度の光が必要。
窓際などの、明るい場所が適している。

直射日光は避ける:
真夏の強い直射日光は葉焼けの原因となる
レースカーテン越しのような、やわらかい光が理想的。

耐陰性もあるが、
日陰すぎると葉の斑が薄くなったり、
徒長(ひょろ長く伸びる)したりすることがある。


冬越し:
寒さに非常に弱いため、
気温が10℃を下回るようなら、
必ず暖かい室内に移動させる。
エアコンの風が直接当たる場所は避ける。
水やり 乾燥に強く、多湿を嫌う。
根腐れの原因となるため、水のやりすぎには特に注意が必要。
サンスベリアが枯れる原因のほとんどは水のやりすぎによるもの。


春~秋(生育期):
土の表面が完全に乾いてから、
数日~1週間程度おいて、
鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与える。
鉢皿に溜まった水は必ず捨てる。


ポイント:
土の表面が乾いていても、
鉢の中が湿っていることがある。
鉢を持ち上げて軽くなっていたら水やりのサイン。


冬(休眠期):
気温が下がるにつれて水やりの頻度を極端に減らす。
最低気温が15℃を下回り始めたら、
断水するか、月に1回程度のごく少量の水やりで十分。
葉にしわが寄ってきても、
冬場は無理に水を与えず、春まで待つのが基本。
水はけのよい土が必須。
観葉植物用の培養土に、赤玉土や鹿沼土、軽石などを2~3割混ぜて排水性を高めるか、
市販のサンスベリア専用土を利用するのがおすすめ。
肥料 生育期の春~秋に与える。
冬の間は必要ない。


固形肥料(緩効性肥料):
2ヶ月に1回程度、土の上に置くか、土に混ぜ込む。


液体肥料:
2週間に1回程度、水やりの際に規定の濃度に薄めて与える。


与えすぎは肥料焼けの原因になるので、規定量を守る。
肥料が無くても十分に育つ。
葉水 乾燥を防ぐため、霧吹きで葉の表面に水を吹きかける「葉水」を定期的に行うと良い。
特に空気が乾燥する時期や、
エアコンの効いた室内に置いている場合は効果的。
葉のホコリを洗い流し、害虫(ハダニなど)の予防にもなる。
植え替え 生育が旺盛で根がよく張るため、
鉢底から根が見えてきたり、
水はけが悪くなったりしたら植え替えが必要。


時期:
5月~7月頃の暖かい時期が適している。


方法:
一回り大きな鉢に、
水はけの良い新しい土で植え替える。
根鉢をあまり崩さずに優しく扱う。
植え替え直後は水を与えず、
数日おいてから少量の水を与え始める。
増やし方 株分け:
子株が出てきたら、
親株から切り離して植え替えることで増やせる。

葉挿し:
葉を10~15cm程度の長さにカットし、
切り口を数日乾燥させてから土に挿すと、発根して新しい株が出てくることがある。

ただし、
葉挿しの場合、
斑入りのローレンティーは斑が入らない緑色の葉(先祖返り)になることが多いので注意が必要。
斑入りの葉を増やしたい場合は株分けが確実。
注意点 根腐れが一番の大敵。
「水やりは控えめに」を常に意識。

寒さに非常に弱いので、冬場の管理は特に重要。


葉に水分を多く蓄えているため、
比較的乾燥に強いが、極度の乾燥状態が長く続くと葉がしなびてしまうことがある。


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「サンスベリアスタッキー」の「特徴」と「育て方」


「サンスベリアスタッキー」は、
葉の一本一本は細く円筒形をした種類。
正式名は、「Dracaena bacularis (ドラセナ・バキュラリス) 」。


実は、
「サンスベリアスタッキー」と販売されていても、
「スタッキー」であることは少ない。

・サンスベリア・キリンドリカ
・サンスベリア・バキュラス・ミカド

であることが多いので注意。
高級で、希少な「スタッキー」の偽物として、
出回っていることがある。



「サンスベリアスタッキー」は、
成長がとても遅く、流通量も余り多くない。
そのため、
「サンスベリアスタッキー」が、販売されているのは珍しい。


「サンスベリアスタッキー」は、
葉の一本一本は細く円筒形しており、
シュっとした形状の葉が束になって上向きに生えるのが可愛らしい品種。
一般的なサンスベリアよりも日当たりや水分の管理などが難しいとされている。

「サンスベリアスタッキー」は、
幅の広い溝が先端から根元まで真っすぐ入っており、葉の太さも上下でさほど変わらない。


「サンスベリアスタッキー」が「日照不足」になると、
徒長し葉の間が開いてしまって、バラバラとした印象になってしまうので注意。



「サンスベリアスタッキー」の「育て方」

「サンスベリアスタッキー」の「育て方」は、
とても簡単で、
非常に丈夫で育てやすく、初心者の方にもおすすめ。


カテゴリー説明
置き場所 「日当たり」が良い場所を好む。
明るい場所の方が葉が間延びせず、がっしりとした株に育つ。


室内で育てる場合:
窓際などの明るい場所が適している。

屋外で育てる場合:
春から秋にかけては屋外でしっかり日に当てると良いが、
夏の強い直射日光は葉焼けの原因になることがあるため、
レースカーテン越しの光や半日陰が望ましい。

耐陰性も持ち合わせているため、
多少日当たりの悪い場所でも育つが、
本来の姿から離れて徒長してしまう可能性がある。

冬越し:
寒さに弱いため、
最低気温が10℃を下回るようなら暖かい室内に移動させる。
水やり 乾燥に強く、多湿を嫌う。
根腐れの原因になるため、
水のやりすぎには注意が必要。


春~秋(生育期):
土の表面が完全に乾いたら、
鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
鉢皿に溜まった水は必ず捨てる。


冬(休眠期):
気温が下がるにつれて水やりの頻度を減らす。
最低気温が15℃を下回り始めたら、
断水するか、月に1回程度のごく少量の水やりで十分。
葉にしわが寄るようなら、
暖かい時間帯に少し水を与えても良い。


メリハリのある水やり:
土の表面が乾いたからといってすぐに水を与えるのではなく、
土の中までしっかり乾いているかを確認してから次の水やりをするようにする。
「水はけのよい土」を好む。
観葉植物用の培養土に、
赤玉土や鹿沼土などを混ぜて排水性を高めると良い。
市販のサンスベリア専用土もおすすめ。
肥料 生育期の春~夏に与える。

・固形肥料(緩効性肥料): 2ヶ月に1回程度、土に混ぜ込んだり、鉢の縁に置いたりなど。
・液体肥料: 2週間に1回程度、水やりの際に薄めて与える。


与えすぎは禁物。
肥料焼けを起こすことがある。
規定量を守る。

冬は肥料を与えない。
葉水 乾燥を防ぎ、
ハダニなどの害虫予防にもなるため、
霧吹きで葉に水を与える「葉水」を定期的に行う。
特に空気が乾燥する時期や、
エアコンの風が当たる場所に置いている場合は有効。
植え替え 生育が旺盛なので、
鉢が小さくなってきたら(根が鉢いっぱいに回ってきたら)植え替えが必要。

時期: 5月~7月頃の暖かい時期が適す。
方法: 一回り大きな鉢に、水はけの良い新しい土で植え替える。根を傷つけないように注意。
増やし方 株分け:
子株が出てきたら、親株から切り離して植え替えることで増やせる。

葉挿し:
葉を10cm程度の長さにカットし、
切り口を数日乾燥させてから土に挿すと、
発根して新しい株が出てくることがある。
上下を間違えないように注意。
注意点 根腐れ:
サンスベリアの最も多い枯れる原因は水のやりすぎによる根腐れ。
乾燥気味に育てることを意識する。

徒長:
日照不足になると、
葉が細く長く間延びしてしまい、
本来のスタッキーらしい姿が損なわれることがある。

寒さ:
寒さに弱いため、
冬場の管理には特に注意が必要。


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