【観葉植物】「モリンガ・オレイフェラ」の育て方

【観葉植物】
「モリンガ・オレイフェラ」の育て方







はじめに



「スーパーフード」として知られる「Moringa oleifera(モリンガ・オレイフェラ)」。

13種類ほどある「モリンガ」の1種で、
「モリンガ」の代表的な種類。


他の栄養価に比べ、
圧倒的に豊富な栄養成分で、
「モリンガ」と言えば、「Moringa oleifera(モリンガ・オレイフェラ)」を意味することが多い。
正確に、種類を伝えたい場合は、
正式名を記述する方が良いそう。


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「モリンガ・オレイフェラ」とは



「Moringa oleifera(モリンガ・オレイフェラ)」は、
13種類の「モリンガ」の中の1つで、
「モリンガ」の代表的な種類。
通称で、「奇跡の木」とも呼ばれる。


「スーパーフード」としても知られる。
「モリンガ」の中でも、
「Moringa oleifera(モリンガ・オレイフェラ)」は、
「栄養価」「薬効」「栽培のしやすさ」などの点で、
圧倒的に優れていて、世界中で「モリンガ」と言えばこの種を指すことがほとんど。

市販の「モリンガ茶」「モリンガパウダー」「モリンガサプリ」は、
ほぼすべて「Moringa oleifera(モリンガ・オレイフェラ)」由来。

研究論文や栄養分析も、
「Moringa oleifera(モリンガ・オレイフェラ)」を対象にしていることが多い。

他種との違いを意識するなら、
学名表記を確認するのが確実。



「モリンガ」と「モリンガ・オレイフェラ」の比較

項目モリンガ(一般名)モリンガ・オレイフェラ(学名)
意味・定義ワサビノキ属(Moringa属)の総称ワサビノキ属の中の1種(最も普及)
学名Moringa spp.(複数種を含むMoringa oleifera(モリンガ・オレイフェラ)
種類数約13種1種(その中の代表種)
原産地アフリカ、南アジア、マダガスカルなど北インド(ヒマラヤ南麓)
利用部位種によって異なる葉・種・根・花・鞘などほぼ全て利用可能
栄養価・薬効種により異なるスーパーフードとして世界的に注目
日本での流通名モリンガ(商品名として使われる)実際はMoringa oleiferaがほとんど
別名モリンガ、マルンガイ、カムンガイなどワサビノキ、ドラムスティックツリーなど
モリンガ属の他の種 ■「Moringa stenopetala」= エチオピア原産。葉が大きく、乾燥地に強い。
■「Moringa peregrina」= アラビア半島や北アフリカに分布。種子油が高品質。
■「Moringa drouhardii」= マダガスカル固有種。観賞用にも。
「モリンガ・オレイフェラ」のみ(モリンガの代表種)


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「モリンガ・オレイフェラ」の「基本情報」



「Moringa oleifera(モリンガ・オレイフェラ)」の基本的な情報。
「ワサビノキ科ワサビノキ属」なので、
葉を食べると、ワサビのようなビリっと感がある。



「モリンガ・オレイフェラ」の「基本情報」一覧

項目説明
原産地インド、南アジア
分類ワサビノキ科ワサビノキ属
別名ワサビノキ、マルンガイ、ドラムスティックツリー
特徴非常に成長が早く、日光と高温を好む


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「モリンガ属」に属する「全13種」



モリンガ属(Moringa)は、
「ワサビノキ科(Moringaceae)」唯一の「属」で、
現在、「13種」が知られている。


「13種」のそれぞれが、
それぞれ異なる「形態」「生態」「用途」を持ち、
「乾燥地適応」「薬用」「食用」など多様な特徴を備えている。



「モリンガ属」に属する「全13種」の「特徴」

学名主な分布地域特徴・用途
Moringa oleiferaインド、東南アジア最も普及。葉・種・花・根すべて利用可能。栄養価・薬効が高い。
Moringa stenopetala エチオピア、ケニア葉が大きく、抗糖尿病作用。乾燥地に強い。
Moringa peregrina中東、北アフリカ種子油が高品質。抗酸化力が高く、化粧品用途に。
Moringa drouhardiiマダガスカル太い幹を持つ。観賞用・研究用。薬効は限定的。
Moringa hildebrandtiiマダガスカルボトルツリー型。幹に水を蓄える。乾燥地向け。
Moringa concanensis インド西部oleiferaに近縁。薬用利用あり。
Moringa arboreaケニア、タンザニア樹高が高く、葉は細かい。研究対象。
Moringa borzianaソマリア、ケニア乾燥地適応。薬用研究が進行中。
Moringa longitubaケニア、エチオピア地下に貯水根を形成。低木型。
Moringa ovalifoliaナミビア、アンゴラ幹が太く、乾燥地に強い。観賞用にも。
Moringa pygmaeaソマリア最小種。低木で地下貯水根を持つ。
Moringa ruspolianaケニア、エチオピア葉が大きく、花が美しい。研究・観賞用。
Moringa rivaeエチオピア、ケニア地下貯水根型。薬用研究中。



「モリンガ」の「系統分類」と「形態的特徴」

系統・形態種類特徴
ボトルツリー型(幹に水を蓄える) ■ M. drouhardii
■ M. hildebrandtii
■ M. ovalifolia
■ M. arborea
幹が太く、乾燥地に適応。観賞・環境保護用途。
地下貯水根型(低木) ■ M. longituba
■ M. pygmaea
■ M. rivae
根に水分を蓄える。乾燥地向け。薬用研究対象。
細幹型(一般的な樹木) ■ M. oleifera
■ M. stenopetala
■ M. peregrina
■ M. concanensis
■ M. borziana
■ M. ruspoliana
食用・薬用・商業利用に適した種。



実用的な活用視点

栄養・薬効・栽培性 M. oleifera
乾燥地での環境保護・観賞用 M. hildebrandtii
M. ovalifolia
種子油の品質重視 M. peregrina
研究・分類学的興味 M. ruspoliana
M. pygmaea


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「モリンガ・オレイフェラ」の「育て方」



「Moringa oleifera(モリンガ・オレイフェラ)」は、
通称「奇跡の木」とも呼ばれており、
栄養価が非常に高く、
「葉」「種」「根」「花」など、
ほぼすべての部位が利用可能な「スーパープラント」。

日本でも生育可能だが、
「熱帯原産」なので、少しコツが必要。



「モリンガ・オレイフェラ」の「育て方」一覧

項目説明
種まきの時期 3月〜8月(気温が安定して高い時期)
種まきの方法 ・種を1粒まき、2cmほど土をかぶせる
・ラップで覆い、暖かく日当たりの良い場所に置く
・発芽まで約2週間
発芽までの期間 約2週間
日照の管理遮光なしの直射日光(年間通して)
温度の管理成長期:15℃以上、冬越し:最低5℃以上
寒さの管理冬対策は、室内に取り込み、暖かい窓辺に配置
水やり ・春(3〜5月):3〜5日に1回
・夏(6〜9月):毎日1回(小鉢なら1日2回も可)
・秋(10〜11月):3〜5日に1回
・冬(12〜2月):1〜2週間に1回(乾燥気味に管理)
水はけの良い弱酸性〜中性の土
・例:赤玉土6割+腐葉土4割+パーライト・川砂など
肥料 30cm以上に育ったら、緩効性肥料を少量
植え替え ・根鉢を崩さず、2回り大きな鉢へ
・真夏・真冬は避ける


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「Moringa oleifera(モリンガ・オレイフェラ)」を「挿し木」「枝分け」で増やす方法


「Moringa oleifera(モリンガ・オレイフェラ)」は、
挿し木(枝分け)による増殖が可能だが、 「水挿し」での発根は難易度が高い。
「土挿し」の方が、成功率が高いと言われている。



「水挿し」は、
水に浸けておけばよく、
清潔で、観察をしやすいが、
根が出にくく、腐敗がしやすい。

「モリンガ」は、
熱帯性の植物なので、
枝の水を運ぶ管が太く、
「水挿し」では、成功率が低く、
水分過剰になり、腐敗しやすい。



「土挿し」は、
自然に近い状況なので、初芽がしやすい。
土で覆われる為、根の確認が難しいデメリットもある。

「モリンガ」では、 「土挿し」で発根したという例が多く報告されているそう。



「土挿し」による「枝分け」をする方法

項目説明
枝の選定 ■ 太すぎず、若すぎない枝を選定する。直径1〜2cm程度の枝
■ 葉を落とし、節が、「2〜3個」ある「長さ20〜30cm程度」のものが良い。
土挿しの方法 ■ 切り口を斜めにカットし、必要なら発根促進剤(メネデールなど)を使用。
■ 水はけの良い土(赤玉土+川砂)に挿す。
■ 直射日光を避けた明るい半日陰で管理。
■ 土が乾いたら水やり(過湿はNG)。
■ 約2〜4週間で発根し、新芽が出れば成功の兆し。
挿し木成功のコツ ■ 高温多湿の時期(6〜9月)が最適。
■ 枝の先端が黒ずんだら腐敗の兆候なので早めに処理。
■ 水挿しを試す場合は、毎日水を交換し、清潔を保つことが必須。
挿し穂の選定と処理 ■ 「枝の太さ」は、「1〜2cm」ほどで、若すぎず、太すぎずを選ぶと、維管束の活性が高く、腐敗しにくい。
■ 「枝の長さ」は、「20〜30cm」ほどで、「節が2〜3個以上」あると発根しやすい。
■ 「切り口」の処理は、吸水面積を増やすため「斜めカット」にし、「発根促進剤(メネデール等)を塗布すると、発根ホルモンを補助することができる。
土壌条件 ■ 「pH」は、「6.3〜7.0(弱酸性〜中性)」ほどを維持すると、「モリンガ」の根の活性が高まる。
■ 「土壌構成」は、「赤玉土6」+「川砂3」+「腐葉土1」。「水はけ」と「保水性」のバランスが良い。
■ 「通気性」の高い「鉢底石」「パーライト」を活用すると良い。「根腐れ防止」と「酸素供給」になる。
環境制御(温度・湿度・光) ■ 「温度」は、「25〜35℃」ぐらいが適温。「熱帯性植物」の「最適成長温度」。
■ 「湿度」は、「60〜80%」ぐらい。「蒸散」を抑え、「発根」を促進。
■ 「光」は、明るい「半日陰(直射日光は避ける)」。葉がない状態では光ストレスになる。
水分管理 ■ 「土挿し」をした直後の初期(挿し後1〜2週間)は、土が乾いたらたっぷり水を上げる。
■ 「過湿」は、「NG」。根が出る前に腐敗しやすいため、鉢底から排水される構造が必須。
■ 「湿度」の保持が大切。鉢ごとビニール袋で覆うと効果的(簡易温室)。
時期とタイミング ■ 「挿し木」を行う時期は、「6〜9月(高温期)」ぐらいに行うと、「成長ホルモン」が活性化しやすい。
■ 挿し木を行う「時間帯」は、「朝〜午前中」が望ましい。蒸散が少なく、環境が安定している。


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「モリンガ・オレイフェラ」に含まれる「栄養素」


「モリンガ・オレイフェラ」は、
「モリンガ属(Moringa spp.)」の中でも、
「Moringa oleifera(モリンガ・オレイフェラ)」が圧倒的に注目されている。

他種に比べ、
高い「栄養価」と「薬理作用」を持っている。



「モリンガ・オレイフェラ」がもたらす「健康的メリット」

メリット説明
免疫力強化ビタミンA・C・E、アミノ酸群による相乗効果
抗酸化・アンチエイジング高濃度の抗酸化物質とビタミンE
貧血予防鉄分とビタミンCの組み合わせ
骨・筋肉の強化カルシウム、マグネシウム、タンパク質
ストレス・睡眠改善GABA、マグネシウム、アミノ酸群
血糖・血圧調整食物繊維、カリウム、抗酸化物質
美肌・美白効果ビタミンA・B群・E、アミノ酸群



「モリンガ・オレイフェラ」の「葉(乾燥粉末)100g」あたりの「栄養素含有量」

栄養素カテゴリ含有量(100gあたり)説明
タンパク質約27–38g 総タンパク質
筋肉・臓器・酵素の構成、代謝促進
植物性で低脂肪・低カロリーなタンパク源
必須アミノ酸各種微量(総量約6–8g) 9種(BCAA含む)
筋力強化、疲労回復、肝機能改善
運動時のエネルギー供給、ダイエット支援
非必須アミノ酸各種微量 アルギニン、グルタミン酸など
美肌、免疫強化、ストレス緩和
睡眠の質向上、集中力アップ
ビタミンA約16,300 IU(にんじんの約10倍) β-カロテン換算
視力・皮膚・免疫の維持
美肌・美白効果、抗酸化作用
ビタミンB1約2.6mg(豚肉の約4倍) チアミン
糖代謝、神経機能維持
疲労回復、集中力向上
ビタミンB2約20.5mg(豚レバーの約5倍) リボフラビン
細胞再生、粘膜保護
美肌、口内炎予防
ビタミンC約17.3mg アスコルビン酸
抗酸化、免疫強化、鉄吸収促進
風邪予防、肌のハリ維持
ビタミンE約113mg トコフェロール
細胞の酸化防止、血行促進
アンチエイジング、ホルモンバランス調整
カルシウム約2,000mg(牛乳の約17倍) Ca
骨・歯の形成、神経伝達
骨粗鬆症予防、成長期の栄養補助
鉄分約28mg Fe
赤血球生成、貧血予防
妊娠期・月経期の栄養補助
マグネシウム約368mg Mg
筋肉・神経の調整、エネルギー代謝
ストレス緩和、便秘改善
カリウム約1,324mg K
血圧調整、心臓・腎機能サポート
むくみ予防、電解質バランス維持
|
食物繊維約19–21g 総繊維
整腸作用、血糖値安定
ダイエット支援、腸内環境改善
抗酸化物質各種微量 ケルセチン、クロロゲン酸など
酸化ストレス軽減、老化防止
食品保存料としての利用可能性
脂肪酸各種微量 オメガ3・6
心臓・脳の健康、炎症抑制
認知機能サポート、抗炎症作用
GABA約200mg前後(推定) γ-アミノ酪酸
ストレス緩和、睡眠改善
抗ストレスサプリとしての応用


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