項目 | 内容 |
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学名 | Ficus microcarpa |
英名 |
Chinese Banyan Malayan Banyan |
科・属名 | クワ科イチジク属(フィカス属) |
園芸分類 | 観葉植物 |
樹高 | 鉢植えの場合では「2m」程度 |
耐寒性と耐暑性 | 寒さに弱く、暑さに強い |
原産 | 「東南アジア」「台湾」「インド」「オーストラリア」「日本」など |
開花期 |
個体によって「花期」は異なる |
別名 |
・ベンガルボダイジュ ・多幸の木 ・絞め殺しの木 |
種類 | 説明 |
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一般的によく知られている「ガジュマル」。 「幹」が「ニンジン」のように、「ぷっくら」と「肉厚」なところが、名前の由来。 一般的に園芸で知られている「ガジュマル」といえば、 この「ニンジンガジュマル」を示す。 「ニンジン」のような太く丸いユニークな根っこが特徴的。 育成の途中で少し根を引き抜いて太らせて育てられます。 小さいサイズが多く、テーブルの上に置きたい方などにおすすめ。 | |
「センカクガジュマル」は、 「尖閣諸島」に自生している希少性の高い品種。 垂直方向に枝を伸ばすのが特徴で、葉はひし形で光沢があり、肉厚なのが特徴。 日本で流通している多くは、接ぎ木によって育てられたもの。 | |
「センカクガジュマル」の突然変異によって誕生した「ガジュマル」。観葉植物の中でも高価で。 「パンダガジュマルは、センカクガジュマルの突然変異(変種)で生まれた品種。 センカクガジュマルよりも葉っぱが丸みを帯びているのが特徴で、数が少なく高価な品種の1つ。 | |
「シダレガジュマル」は、 別名「白ガジュマル」、英名を「ベンジャミンツリー」と呼ばれる品種。 「枝垂れ榕樹」「ベンジャミン」「ベンジャミンゴムノキ」とも呼ばれる。 白っぽい樹皮と三つ編みに仕立てられる木の柔らかさを持ち合わせる。 ただし、 三つ編みにできるのは、 若い苗木の間だけなので、最初の仕立てることが重要。 | |
「黄金ガジュマル」は、「台湾」で育った園芸品種。 |
栽培段階 | 説明 |
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植え付け・植え替え | 4月後半〜7月 |
水やり | 11〜3月は控えめ、4〜10月は表面が乾いてきたら |
肥料 | 5〜10月 |
剪定 | 4〜7月 |
挿し木 | 4月後半〜8月 |
方法 | 説明 |
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浅くて広口の鉢を選ぶ |
「深さのある鉢」では、 「根」が下に伸びてしまい、丸い形が出にくい。 浅く、そして口の広い鉢に植えることポイント。 「根」が鉢の中に広がりやすくなり、結果的に丸く見える効果がある。 |
根を少し持ち上げて植える |
緩やかな傾斜をつけて土を盛り、
根の大部分を土から少しだけ露出させるように植え付ける。 根元が土に埋もれてしまわないように注意する。 |
化粧鉢や受皿との組み合わせ |
「鉢」の形や色、そして下に敷く受皿も全体の印象を大きく左右する。 丸みのあるデザインの鉢を選ぶと、視覚的に根の丸さを強調できる。 |
方法 | 説明 |
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少しずつ土を減らす |
「根元」の 土が被っている部分を、少しずつ(数ヶ月〜半年単位で)減らしていく。 一気に土を減らすと、 根が乾燥して傷んでしまう可能性があるので注意が必要。 |
古い土を取り除く |
植え替えの際に、根の周りの古い土を丁寧に落とし、 太い根や形の良い根を選んで露出させる。 |
不要な細根の整理 |
露出させる根以外の細くて不規則な根は、 適宜剪定して整理することで、露出させる根の形を際立たせる。 |
方法 | 説明 |
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幼い苗から始める | 根がまだ柔らかいうちに始めるのが効果的。 |
ワイヤーや針金で固定する |
根の成長方向を誘導するために、 ワイヤーや針金を軽く巻きつけたり、 土の中に埋め込んだ石などに固定したりして、 根が丸くなるように促す。 |
定期的な手入れ |
根の成長に合わせてワイヤーを外し、 新しいワイヤーで固定し直すなど、継続的な手入れが必要。 |
水やりと湿度 |
根を露出させる場合、乾燥しやすくなるため、特に水やりには注意が必要。 霧吹きで葉水を与えるなど、湿度管理も重要。 |
日当たり |
ガジュマルは日光を好みますが、急な強い直射日光は避ける。 |
肥料 |
根を育成する時期には、 バランスの取れた液体肥料などを適量与えると良い。 |
無理は禁物 |
「ガジュマル」は、丈夫な植物だが、 急激な環境変化や無理な処置はストレスになり、枯れてしまう原因にもなる。 焦らず、 植物の様子を見ながら少しずつ行う。 |