種類 | 特徴 | 接着剤商品名 |
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エマルジョン系接着剤 |
成分の「ビニル樹脂」が、 固まっても軟らかく、 固体化すると「半透明」になる特徴がある。 「紫外線」と「水」に弱い特性もある。 |
・木工用ボンド(酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤) |
シアノアクリレート系接着剤 |
「瞬間接着剤」と呼ばれる「接着剤」。 接着面を「垂直」に引っ張る力「引張力」には、非常に強いが、 「横にずらす力」「衝撃」「曲げ」に弱い。 |
・瞬間接着剤 |
ポリマー系接着剤 |
「水」に強く、 固体化すると、 かなり硬くなり、「ヤスリ」などで削れる。 「強度」も強い接着剤。 やすりで削れる程硬くなる。り、強度も高い。 |
種類 | 特徴 |
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強力タイプ |
乾燥して固体化すると「透明」になり、「ヤスリ」で削れるぐらい硬くなる。 |
耐水タイプ |
耐水性のある木工用ボンドで、 「水分」を含んでも溶けないのが特徴。 「屋外」「水回り」のDIYに使える |
水性タイプ |
「有機溶剤」を含まず、 手についても「水」で洗い流せる。 一般的な「木工用ボンド」が「水溶性タイプ」。 小学校の工作でも使われているポピュラーなタイプ。 硬化後も、 水分を含ませると、 柔らかくなり、硬化前の「白いクリーム状の液体」に戻る。 他の種類に比べ、 ホルムアルデヒド等の含まれる「化学物質」が少ないので、 安全に使用できる。 学校の授業などでも使用されのは、 この安全性が好まれているから。 |
多用途タイプ |
「木工用」だけでなく、 「金属」「陶器」「合成ゴム」「革」などにも接着できるタイプの「ボンド」。 |
速乾タイプ |
「固体化」する時間が短時間の「木工用ボンド」。 |
進捗状況 | 必要時間 |
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表面硬化(約0.5mmの被膜) | 施工から「約1時間」 |
被膜硬化(約2mmの被膜) | 施工から「約8時間」 |
完全硬化 | 施工から「約24時間」 |
用途 | 内容 |
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サイディングのひび割れを防ぐ |
「サイディングボード」を外壁下地に張り付ける工法「サイディング壁」では、 「サイディングボード」は堅く薄いため、 気温変化による膨張や、 地震の揺れ などによって、 負荷がかかり、「ひび割れ」「破損」を起こす可能性がある。 そのため、 「サイディングボード」の間にある隙間「目地」に< 「シーリング材」を充填し、 「サイディングボード」への負荷を軽減する。 |
「接着剤」として建材を固定する |
「シーリング材」は、 「接着剤」としても使える。 「建材」などを固定することも可能で、 ・接着固定 ・防水処理 ・固定強化 などの効果が期待できる。 |
雨漏りの応急処置 |
「雨漏り」が発生した時に、 応急処置的に、 雨漏り箇所を「シーリング材」で埋めることができる。 ・穴埋め ・ヒビ埋め ・天窓やサッシまわりのシーリングの破損補修 などに利用可能。 |
種類 | 説明 | 主な使用用途 |
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ウレタン系シーリング材 |
「ウレタン系シーリング材」は、 「耐久性」が非常に高いのが特徴。 硬化後には、「弾力性」を持ち、 「密着性」が高い。 「外壁のひび割れ」「目地の補修」によく使用される。 塗装後に汚れにくい「ノンブリードタイプ」もある。 デメリットには、 ・「耐候性」が低い ・「紫外線」に弱い ・「ホコリ」を吸着しやすい などがある。 「屋外」で使用する場合は、「塗装」での保護が必要。 |
・「ALC」「窯業」系サイディングの「目地」 ・「窓枠まわり」などの「目地」 ・「コンクリート」のひび割れ補修 |
アクリル系シーリング材 |
「アクリル系シーリング材」は、 「水性タイプ」。 新築時に使用されることはありますが、 メンテナンス性を考慮するとリフォーム工事ではあまり使われません。 「作業性」に優れているのが特徴。 価格も安い。 デメリットには、 ・硬化後に肉やせが起こる性質がある ・「耐候性」が低い ・「耐久性」が低い がある。 |
・「ALC」の目地 ・「塗装」「クロス」の下地処理 |
シリコン系シーリング材(シリコンコーク) |
「シリコン系シーリング材(シリコンコーク)」は、 「耐候性」「耐水性」「耐熱性」に優れている。 比較的、 価格が安いので「コストパフォーマンス」は良いが、 基本的に外壁には使用しないシーリング材。 デメリットには、 ・充填後にシリコンオイルが出る ・周辺が汚れやすい ・上から塗装できない などがある。 「専用プライマー」を使用すれば「塗装可能」になる種類もある。 |
・「ガラス」まわり目地 ・「屋根瓦」の補修 ・「浴室」「浴槽」「洗面台」「キッチン」まわり |
変成シリコン系(変成シリコーン系 ) |
「変成シリコン系(変成シリコーン系 )シーリング材」は、 「ウレタン樹脂」を原料としたもの。 メリットは、 ・「耐候性」に優れている。 ・「塗装性」に優れている。 ・硬化後に「塗装可能」 ・「外壁」にも使用できる がある。 色々な用途に使用できるのが特徴。 デメリットは、 ・シリコン系よりも「耐久性」が低い ・ウレタン系よりも「密着性」が劣る などがある。 |
・「窯業系サイディング」の「目地」「サッシ」まわり ・「コンクリート」の「目地」「サッシ」まわり ・「ALC」の「目地」「サッシ」まわり ・「タイル」などの「目地」「サッシ」まわり ・「躯体」「板金加工」など |
1液性(1成分形) |
「1液性」には、 「缶タイプ」「コーキングガンを使用するタイプ」があり、 そのまますぐに使えるのが特徴。 準備が簡単で、 「部分補修」「施工箇所が少ない」などの場合に使用される。 | |
2液性(2成分形) |
「2液性」は、 「主剤」と「硬化剤」が分かれているタイプ。 「専用の撹拌機」でしっかりと混ぜ合わせる必要がある。 用途にに必要な分だけ準備することができる。 「2液性」は、 塗装知識や技術がないと硬化不良を起こす可能性がある。 |
劣化症状 | 説明 |
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変色 |
「シーリング材」は、 時間が経過すると「変色」を起こすことがある。 |
劣化症状 | 説明 |
ひび割れ |
「シーリング材」の「劣化症状」の一つには、 「ひび割れ」もある。 「地震」による建物の揺れや、 「経年劣化」などは、、 「シーリング材」の「ひび割れ」に繋がる。 |
破断 |
「破断」は、シーリング材が切れてしまうこと。 「断裂」ともいう。 「シーリング材」の「ひび割れ」が広がると、 真ん中から切れてしまうことがある。 「劣化症状」の末期的な症状。 「シーリング材」の「寿命」や、 新築時の「プライマー不足」が原因の可能性がある。 「シーリング材」の効果は、 既にないので、 「シーリング材」の「打ち直し」が必要。 |
肉やせ |
「シーリング材」の「肉やせ」は、 「シーリング材」に含まれていた 「可塑剤」が溶け出してしまうことで発生する「劣化症状」。 「弾力性」が失われ、 「厚み」がなくなり、「薄く」なって隙間ができる。 「雨漏り」の原因にもなる。 早急に「補修」「打ち直し」が必要。 |
進捗状況 | 必要時間 |
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表面硬化(約0.5mmの被膜) | 施工から「約1時間」 |
被膜硬化(約2mmの被膜) | 施工から「約8時間」 |
完全硬化 | 施工から「約24時間」 |
進捗状況 | 必要時間 |
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表面硬化(約0.5mmの被膜) | 施工から「約1時間」 |
被膜硬化(約2mmの被膜) | 施工から「約8時間」 |
完全硬化 | 施工から「約24時間」 |