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【掃除】「汚れ」に適した「洗剤」を選ぶ方法

【掃除】
「汚れ」に適した「洗剤」を選ぶ方法




「汚れ」を綺麗に落とすには、
「汚れ」に適した「洗剤」を使用するのがポイント。


「洗剤」には、
成分によって、
・酸性洗剤
・アルカリ性洗剤
・中性洗剤
などがある。

他にも、
・漂白剤
などもあり、
洗剤の種類は、多くあります。

「汚れ」は、
「汚れ」の特性に合った「洗剤」を使うことで、
綺麗に汚れを落とせる。


「酸性」の汚れには、「アルカリ性洗剤」。
「アルカリ性」の汚れには、「酸性洗剤」。
「中性洗剤」は、
「酸性の汚れ」「アルカリ性の汚れ」のどちらにも適用可能。



詳しくは、
下記をご参照ください。



「洗剤」とは


「洗剤」は、
「汚れ」を落とし、 綺麗にするための「洗浄」を目的とした
「界面活性剤」を主成分途する製品。


「洗剤」は、
「衣類」「食器」「人体」「機械」「道具」などの
「洗浄」を目的として使用されるもので、
その製品数は、
多岐に渡る。


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「汚れ落とし」の基本は「洗剤」の使い分け


この世ある
洗剤の種類が多いのは、
汚れによって、
効果的な洗剤が異なるから。


「汚れ落とし」の基本は、「洗剤の使い分け」です。


「汚れ」は、
「酸性」「アルカリ性」の性質を持っており、
汚れを落とすためには、
「酸性」「アルカリ性」を「中和」して、
「中性」の性質にすると、
「汚れ」が落としやすくなります。


「酸性」の汚れには、「アルカリ性」の洗剤。
「アルカリ性」の汚れには、「酸性」の洗剤。
と洗剤を使い分ける必要があります。


汚れと洗剤の関係
 酸性の汚れアルカリ性の汚れ
酸性洗剤☆☆☆
アルカリ性洗剤☆☆☆
中性洗剤☆☆☆☆


自然の節理では、 異なる性質のモノが、
接触をすると、
「均一(差がない状態)」になろうとし、
「成分差」をなくす動きが、物質間に起こります。
この性質を利用しているのが「洗剤」です。


「酸性」の汚れに、
「アルカリ性」の洗剤を使うと、
化学反応によって、汚れが落としやすくなります。

「アルカリ性」の汚れには、
「酸性」の洗剤を使うと、
化学反応により、汚れが落としやすくなる。


世間一般では、
「肌」「健康」に優しい「中性洗剤」が一般的ですが、 原理は同じ。
「塩水」に「水」を加えると薄くなるのと同じで、
「酸性」「アルカリ性」に、
「中性」を多く加えると、
「酸性」「アルカリ性」が弱くなります。
もしくは「中性」になり、
とても「汚れ」が落としやすくなる。


しつこい「汚れ」に、
「中性洗剤」を使っても落としにくい時は、
より強い「汚れ」の性質とは逆の「洗剤」を使用すると効果的。


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「洗剤」の種類


世の中には、
たくさんの「洗剤」がありますが、
「洗剤」の「成分特性」によって、
「汚れ」に対する効果が異なっています。


「酸性」の汚れの代表格でもある「油汚れ」には、
「アルカリ性」の洗剤が効果的であったり、
「アルカリ性」の汚れの代表格「水垢」には、
「酸性」の洗剤が効果的。

「酸性」「アルカリ性」の
どちらにも効果的な「中性」の洗剤など。


汚れによって、
効果のある洗剤は異なります。


洗剤には、

・石鹸
・合成洗剤
・酸性洗剤
・アルカリ性洗剤
・中性洗剤

・洗浄剤
・塩素系漂白剤
・酵素系漂白剤
・研磨剤

など、
科学的特性が異なる洗剤が多くあります。



区分種類説明
石鹸- 「石鹸」は、
主な洗浄作用が、
純石鹸に夜「界面活性作用」によるものが、
「石鹸」として指定されている。

「天然油脂」を鹸化して作る「石鹸」は、
「界面活性剤」の一種で、
「鹸化」というプロセスを使い生産され、
化学物質としては「脂肪酸塩」。
「純石鹸」以外は、
「天然油脂」と「石油」を原料にしている。
合成洗剤 「合成洗剤」の主成分は、
「界面活性剤」で、
汚れの種類によって、
・酸性
・弱酸性
・中性
・弱アルカリ性
・アルカリ性
の「5種類」がある。

「酸」「アルカリ」の強度が強いほど、
皮膚に強い影響があります。
皮脂が溶けるので、初期段階はヒリヒリします。
そして、驚くほど肌が荒れます。
かなり危険なので、説明書は良く読みましょう。


「界面活性剤」とは、
「合成洗剤」「石けん」などの一般の洗剤の「主成分」になっている成分で、
「油」と「水」を結び付けやすくする働きにより、
「汚れ」を「物質」から「引き離す力」を持っている。
汚れを、再び付きにくくする作用もある。
合成洗剤酸性洗剤 「酸性」の洗剤は、
「アルカリ性」の汚れを落とすのに効果的。

「アルカリ性(pH8~14)の汚れ」には、

・水アカ(カルシウム)
・石鹸カス
・カルキ
・黒ずみ
・尿石

などがあります。
合成洗剤アルカリ性洗剤 「アルカリ性」の洗剤は、
「酸性」の汚れを落とすのに効果的。

「酸性(pH0~6)の汚れ」には、

・油汚れ
・皮脂汚れ
・手アカ
・血液
などがある。
合成洗剤中性洗剤 「中性」の洗剤は、
「酸性」「アルカリ性」の汚れの両方に使える。

「中性」なので、
「酸性」「アルカリ性」の汚れの両方を「中和」することができる。

人の皮膚にも優しく、
「食器用洗剤」を始め、多くの洗剤が「中性洗剤」となっている。
合成洗剤エコ洗剤 「エコ洗剤」は、
自然の「植物由来」の「天然洗浄成分」を原料としている洗剤。
排水後は、自然に分解され、
環境に優しい「オーガニック洗剤」ともいう。
人の肌などにも優しいのが特徴。

頑固な汚れを落とすのには不向き。
「水アカ」「石けんカス」「便器の黄ばみ」「浴室の湯アカ」
などの汚れも落とせる。
洗浄剤- 「洗浄剤」は、
「合成洗剤」よりも強力なものが多く、
主に、
「酸」「アルカリ」の化学作用を利用して、
汚れを落とす効果がある。

「キッチン」「浴室」「トイレ」などのしつこい汚れに使用される。
「カビ取り剤」「発泡タイプのパイプ用洗剤」などが「洗浄剤」として知られる。

一般に、
「合成洗剤」よりも強力で、
塗装面をはがし、変色させたりするので要注意。
漂白剤- 「漂白剤」は、
「シミ」「汚れの色素」を化学反応によって分解し、
白さを回復させる洗浄剤。
・「酸素」を与えて白くする「酸化型」
・「酸素」を奪って白くする「還元型」
の2種類がある。
漂白剤酸素系(酸化型) 「酸素系(酸化型)」の漂白剤は、
「塩素系」より効き目がおだやか。
「脱脂力」が強く、頑固な「油汚れ」にも効果がある。
「排水管」の汚れ落としにも効果的。
漂白剤塩素系(酸化型) 「塩素系(酸化型)」の漂白剤は、
「漂白力」が強く、「カビ汚れ」に最適。
タイルの目地のカビ汚れに、使用するとカビを綺麗に取り除ける。
漂白剤還元型 「還元型」の漂白剤は、
「鉄サビ汚れ」を取るのに使用される。

「塩素系漂白剤」「鉄分」により、
「黄色」に変色したものを、元の色に戻す働きがある。
研磨剤- 「研磨剤」は、
「界面活性剤」に「研磨剤」を加えたもので、
汚れを「こすり落とす」のに最適な洗剤。
・粉末タイプ
・クリームタイプ
などがあり、
「クリームタイプ」の方が粒子が細かく傷つきにくい。
「クリームタイプ」から試すのが効果的。


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「酸性の汚れ(油汚れ)」には「アルカリ性洗剤」


「酸性」の汚れには、
「アルカリ性」の洗剤が効果的。

「酸性」の「汚れ」には、
・油汚れ
・手あか
・皮脂
などがあり、
主に「ベトベト」しているのが特徴。

「油汚れ」のような「酸性」の性質を持った汚れは、
「アルカリ性」の性質を持つ洗剤で、「中和」させると、「油汚れ」が落ちる。


「酸性」と「アルカリ性」は、
「酸性」「アルカリ性」を計測する「pH値(ペーハー値)」だと、
「pH値」が「0」に近ければ近いほど「酸性」が強く、
「pH値」が「14」に近ければ近いほど「アルカリ性」が強い。
「pH値」が「7」に近いと「中性」と言われる。



「アルカリ性洗剤」には、
・重曹
・セスキ炭酸ソーダ
・石鹸
・オキシクリーン
・アルカリ電解水 ・カビキラー
・キッチンハイター
などがある。
家庭では、
「重曹」「カビキラー」「キッチンハイター」
などに馴染みがあるが、
「カビキラー」「キッチンハイター」は、
最強クラスの「アルカリ性洗剤」。

しつこい「酸性汚れ(油汚れ)」には、
しっかりと手袋をして、
「カビキラー」「キッチンハイター」で、
スッキリ綺麗にできます。



「酸性」「アルカリ性」の洗剤は、
「素手」で扱うと、
凄く手が荒れます。
皮膚が溶けるので、
必ず「手袋」をしましょう。

「弱アルカリ性」の「重曹水」に、
手をつけただけで、
手の皮脂が溶け、
ヒリヒリとかなり痛くなります。
ご注意ください。



「pH値(ペーハー値)」と「酸性」「アルカリ性」
pH値性質商品名
pH 1酸性サンポール
pH 2酸性クエン酸
pH 3酸性
pH 4弱酸性炭酸水
pH 5弱酸性アルコール(原液)
pH 6弱酸性中性洗剤(ph6~8)
pH 7中性真水(参考)
pH 8弱アルカリ性重曹
pH 9弱アルカリ性セスキ炭酸ソーダ
pH 10弱アルカリ性石鹸
pH 11アルカリ性オキシクリーン
pH 12アルカリ性アルカリ電解水
pH 13アルカリ性カビキラー・キッチンハイター


「pH値」は、「7」に近いほど人体に優しく、
「7」から離れるほど、刺激が強く、危険になる。

「クエン酸(pH 2)」は、強力な「酸性」で、
「アルカリ電解水(pH 12)」は、強力な「アルカリ性」だが、 人体に大きな影響がないので、非常に便利な掃除アイテム。


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「アルカリ性の汚れ(水垢)」には「酸性洗剤」


「アルカリ性」の「汚れ」には、
「酸性」の「洗剤」が効果的です。


「アルカリ性」の「汚れ」には、
・水アカ(カルシウム)
・石鹸カス
・カルキ
・黒ずみ
・尿石
などがあり、
「石化」しているような「汚れ」が特徴。

「アルカリ性汚れ」の落とし方には、
「酸性洗剤」の他に、
「研磨」するという方法があります。

「アルカリ性汚れ」が付着している場所によっては、
「研磨」によって傷が付いてしまう可能性もあります。

傷を付けないように、
「アルカリ性汚れ」を落とすには、 「酸性洗剤」で「溶かす」方法が一番。


「酸性洗剤」には、
・酢
・クエン酸
・サンポール
などがあり、
「弱酸性」ですが、
どこの家庭にもある調味料「お酢」が
一番馴染み深いと思います。

気になる箇所に、
「お酢」を染み込ませた「ティッシュ」を貼っておく
だけで、
簡単に「アルカリ性汚れ」を落とすことができます。

最強クラスの「酸性洗剤」には、
昔からある「サンポール」があります。
トイレの「尿石」を落とすための洗剤として、
昔からありますが、
かなり強い「酸性洗剤」です。


「酸性」と「アルカリ性」は、
「酸性」「アルカリ性」を計測する「pH値(ペーハー値)」だと、
「pH値」が「0」に近ければ近いほど「酸性」が強く、
「pH値」が「14」に近ければ近いほど「アルカリ性」が強い。
「pH値」が「7」に近いと「中性」と言われる。



「pH値(ペーハー値)」と「酸性」「アルカリ性」
pH値性質商品名
pH 1酸性サンポール
pH 2酸性クエン酸
pH 3酸性
pH 4弱酸性炭酸水
pH 5弱酸性アルコール(原液)
pH 6弱酸性中性洗剤(ph6~8)
pH 7中性真水(参考)
pH 8弱アルカリ性重曹
pH 9弱アルカリ性セスキ炭酸ソーダ
pH 10弱アルカリ性石鹸
pH 11アルカリ性オキシクリーン
pH 12アルカリ性アルカリ電解水
pH 13アルカリ性カビキラー・キッチンハイター


「pH値」は、「7」に近いほど人体に優しく、
「7」から離れるほど、刺激が強く、危険になる。

「クエン酸(pH 2)」は、強力な「酸性」で、
「アルカリ電解水(pH 12)」は、強力な「アルカリ性」だが、 人体に大きな影響がないので、非常に便利な掃除アイテム。


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「中性洗剤」は「すべての汚れ」に使える


「中性洗剤」は、
「酸性汚れ」「アルカリ性汚れ」の
どちらにも使える「オールマイティ」な「洗剤」です。

どんな汚れにも使えて便利ですが、
しつこくて、頑固な汚れには、
あまり効果がありません。

「酸性」「アルカリ性」ではなく、
「界面活性剤」の力によって
汚れを落とす洗剤です。


「界面活性剤」は、
「界面」という、
物質の境の面に作用し、
性質を変化させる物質の総称。

1つの分子の中に、
・水になじみやすい「親水性」
・油になじみやすい「親油性」
の2つの部分があり、
「水」「油」を繋ぎ合わせ、
混ぜ合わせることで、汚れを落とす洗浄作用がある。
「界面活性剤」には、
・浸透作用(細かい繊維にも水を浸透させる)
・乳化作用(油と水を混ぜ合わせて維持する)
・分散作用(細かい物質を水に分散させる)
という3つの作用があり、
総合的に働くことにより、あらゆる汚れを
吸着し落とす効果がある。


「界面活性剤」が使用されている製品には、
・石鹸(脂肪酸塩)
・食器用洗剤
・洗濯用洗剤
・医薬品
・化粧品
・食品
などがあり、
人体に影響がない特徴から、
幅広く、生活用洗剤としても使用されている。




「酸性」と「アルカリ性」は、
「酸性」「アルカリ性」を計測する「pH値(ペーハー値)」だと、
「pH値」が「0」に近ければ近いほど「酸性」が強く、
「pH値」が「14」に近ければ近いほど「アルカリ性」が強い。
「pH値」が「7」に近いと「中性」と言われる。



「pH値(ペーハー値)」と「酸性」「アルカリ性」
pH値性質商品名
pH 1酸性サンポール
pH 2酸性クエン酸
pH 3酸性
pH 4弱酸性炭酸水
pH 5弱酸性アルコール(原液)
pH 6弱酸性中性洗剤(ph6~8)
pH 7中性真水(参考)
pH 8弱アルカリ性重曹
pH 9弱アルカリ性セスキ炭酸ソーダ
pH 10弱アルカリ性石鹸
pH 11アルカリ性オキシクリーン
pH 12アルカリ性アルカリ電解水
pH 13アルカリ性カビキラー・キッチンハイター


「pH値」は、「7」に近いほど人体に優しく、
「7」から離れるほど、刺激が強く、危険になる。

「クエン酸(pH 2)」は、強力な「酸性」で、
「アルカリ電解水(pH 12)」は、強力な「アルカリ性」だが、 人体に大きな影響がないので、非常に便利な掃除アイテム。


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「石けん」が小さくなった時の対処方法


「石けん」が小さくなると、
非常に使いずらく、面倒になりますが、
小さくなったときには、対処方法があります。


「石けん」が小さくなった時の対処方法には、

・新しい「石けん」に少し押し付けて「一体化」させる
・小さくなったら、瓶などに入れ「石鹸水」を作る
・スポンジの上に置いて、スポンジの洗剤に
・ネットに入れてまとめる
・複数個あるときは、缶や鍋で溶かし、小さなお皿に注いで冷し、大きな石鹸に再生する
・おろしたりして、粉石鹸を作る

などの方法があります。


一番簡単なのは、
新しい「石けん」と「一体化」させる方法です。
上に置いておくか、
ちょこっと手の平で押し付けてあげると、
簡単にくっつきます。


たくさんの「石けん」を使っているのであれば、
溶かして、再生する方法も良いと思います。
鍋で溶かして、型に流すだけなので、
非常に簡単です。


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