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CentOS / セントオーエス




ルックアップテーブル

ルックアップテーブル




ルックアップテーブルとは

Postfixの設定ファイルなどからアクセスして、情報を効率的に渡すためのファイルが、ルックアップテーブル。
設定ファイルに、多量のデータを書き込むことを回避するための手段。
Postfixでは、設定ファイルのパラメータの値が、一つではない場合、ルックアップテーブルを使用する。
ルックアップテーブルは、様々な形式があって、一種のデータベースなので、LDAP、MySQL,PostgreSQLなどのデータベースファイルを利用することも可能。データベースがPostfixに対応していることが前提。


記述例

alias_maps = hash:/etc/postfix/aliases
header_checks = regexp:/etc/postfix/header_checks
ルックアップテーブル名 = ルックアップテーブル形式:ルックアップテーブルの保存場所


対応ルックアップテーブルのチェック

Postfixが、どのルックアップテーブルに対応しているかをチェックするコマンド
postconf -m

コマンドを実行すると、下記のようなPostfixがサポートしているルックアップテーブル形式の一覧が表示される。
btree
cidr
environ
hash
ldap
mysql
nis
pcre
proxy
regexp
static
unix


ルックアップテーブル形式
CIDR ネットワークアドレス(ネットマスク)を指定する形式。
ネットワークアドレスを指定して、受諾・拒否を指定する。
hash 指定したホスト・ドメインを拒否する記述をするファイル。
迷惑メール対策などで使用される。
検索キーとアクションを1行ずつ記述したファイル。
BerkeleyDBデータベースをサポートしているシステムで利用可能。
ほとんどのLinuxで、デフォルトで利用可能。
作成には、テキストファイルを作成した後、「postmap」「postalias」コマンドを使い、拡張子「.db」のファイルを作成する。