【CentOS】「HTTPサーバー」に「ユーザー認証（ユーザー名・パスワード）」を設定する方法

■ 「ユーザー認証（ユーザー名・パスワード）」とは
■ 「.htpasswd」ファイルに「ユーザー認証」の設定する方法
■ 設定ファイル「httpd.conf」の「ユーザー認証」を有効に変更する方法
■ 設定ファイル「httpd.conf」の設定項目

「ユーザー認証（ユーザー名・パスワード）」とは、
指定ディレクトリなどに、 アクセス時に「ユーザー名・パスワード」を入力する「ユーザー認証」をかけて、 アクセスを制限すること。


「ユーザー認証」を設定するのに編集するファイルは、
・設定ファイル「/etc/httpd/conf/httpd.conf」
・「.htpasswd」ファイル
が必要。



「ユーザー認証」をかけるには、
・「.htpasswd」ファイルを作成し、「HTTPサーバー」がアクセスできる場所に保存する。
・「htpasswd」コマンドで、「ユーザー名とパスワード」を「.htpasswd」ファイルに保存する。
・設定ファイル「httpd.conf」の中に、「ディレクトリへの設定」と「.htpasswd」ファイルの場所などを記述する。
などの設定をして、「ユーザー認証」を設定する。


Back

「ユーザー認証」を設定するには、
まず「ユーザー名」「パスワード」を保存するファイル「.htpasswd」を作成して、 「ユーザー名」「パスワード」を記述する必要がある。
その後、設定ファイル「httpd.conf」を編集することにより、 「ユーザー認証」が実行できる。

パスワードファイル「.htpasswd」を作成する

パズワードの変更

ユーザを削除する場合


Back

「.htpasswd」ファイルに、 「ユーザー名」「パスワード」を設定し、 設定ファイル「httpd.conf」で、「ユーザー認証」を「有効」に設定することで、 「ユーザー認証」が実行される。


設定ファイル「httpd.conf」の編集コマンド ↓
ユーザー認証を有効にするための設定 ↓
「httpd」を再起動する

設定ファイル「httpd.conf」の設定項目

設定項目	説明
AuthUserFile	htpasswdコマンドで作成したID,パスワードが含まれ.htpasswdファイルを絶対パスで指定。
AuthGroupFile	グループ単位で認証を行う場合に情報が格納されているファイルを指定。 通常の認証では指定するファイルが存在しないため、/dev/nullを指定。
AuthName	認証ダイアログに表示される文字を設定。
AuthType	使用する認証方法を指定します。こちらも通常では、Basicを指定。
Require user	許可するユーザの指定を行います。 valid-userの場合は、AuthUserFileで指定されたパスワードファイルに登録されている、全てのユーザが認証後にリソースを使用できます。 「Require user　valid-user」＝AuthUserFileで指定されたパスワードファイルに登録されている、全てのユーザが認証後にリソースを使用可能。 「Require user tanaka sato」＝ユーザtanakaとユーザsato以外のユーザ認証を拒否。

Back