旅メモ
旅メモ【日本編】





【兵庫県】日本の最初の島「おのころ島神社」



【兵庫県】
日本の最初の島「おのころ島神社」



















「日本列島」で最初に生まれた「島」という
「国生み神話」の舞台となった「おのころ島神社」。

「古事記」「日本書紀」では、
「おのころ島」が最初にでき、
その後、「淡路島」が形成され、
「四国」「隠岐島」「九州」「壱岐島」「対島」「佐渡島」が生まれ、
最後に「本州」が形成され、
現在の「日本列島」となったそうです。


「おのころ島神社」がある
「伊弉諾命」「伊弉冉命」が祀られている小高い丘が、
「おのころ島」だと言われています。



「おのころ島神社」は「愛犬同伴OK」



「おのころ島神社」は、「愛犬同伴OK」でした。
鳥居をくぐって、
「社務所」があるので、確認したところ「愛犬同伴OK」とのことでした。

「キャリーバッグ」に入れ、
他の参拝者の迷惑にならないように、
一緒に参拝しましょう。


階段を上った所に、「お社」があるので、
「ペットカート」は無理だと思います。


島の周囲を歩ける歩道がありました。
愛犬と一緒に散策できるので、
参拝の前後に、お散歩してあげると良いと思います。


駐車場の周辺も、
比較的、散歩がしやすいので、
「おしっこ」などは、境内から離れたところで、
させるようにした方が良いと思います。




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「おのころ島神社」とは



「自凝島神社(おのころじまじんじゃ)」は、
兵庫県南あわじ市(旧三原町)にある神社。
「おのころ島神社」と表記されることが多い。


「おのころ島」は、
漢字で書くと「自凝島」と表記します。
「おのころ島」が出来た時に、自ずと凝り固まって島が出来たことから、
「自凝島」という名前になったと言われています。


「おのころ島神社」は、
「国生み神話」の中で、1番最初に作られた土地「おのころ島」として知られる場所にある神社で、
「国生み」の「聖地」となっています。
「伊弉諾命」「伊弉冉命」による「国生み」の歴史舞台として、
神聖な場所として崇敬されています。


「古事記」「日本書紀」によると、
「伊弉諾命」「伊弉冉命」は、
「天の浮橋」にお立ちになり、天の沼矛(あまのぬぼこ)を持って海原をかき回すと、
滴る潮が、凝り固まり、「島」を形成したと言われています。
その時に出来た島が、「自凝島(おのころ島)」と記されています。
「おのころ島神社」が「鎮座」する「丘」が、
「伊弉諾命」「伊弉冉命」両神による
「国産み」「神産み」の舞台となった「自凝島(おのころじま)」であると伝えられている。


「伊弉諾命」「伊弉冉命」の二神は、
「おのころ島」に降り立ち、
「八尋殿(やひろでん)」を建て、
最初に「淡路島」を造り、
次々と、現在の日本列島の始まりとなる「大八洲(おおやしま)」を
形成したと記されているそうです。
「淡路島」の次に、
「四国」「隠岐島」「九州」「壱岐島」「対島」「佐渡島」を生み出し、
最後に「本州」を生んだそうです。


「おのころ島神社」には、
「伊弉諾命」「伊弉冉命」の二神が祀られており、
「縁結び」「安産」の神として、親しまれている。


「伊弉諾命」「伊弉冉命」の二神は、
「天照大御神」の「親神」です。


昭和57年3月に建立され、
「高さ:21.7m」の朱塗りの「大鳥居」がランドマークとなっています。
この鳥居は、「平安神宮」「厳島神社」と並び、
「日本三大鳥居」の一つに数えられている。



御祭神は、
・伊弉諾命(イザナギのミコト)
・伊弉冉命(イザナミのミコト)
の二柱(二神)を「主祭神」とし、
「菊理媛命(キクリヒメのミコト)」を「合祀」している。


「菊理媛命(キクリヒメノミコト)」は、
「伊弉諾命」「伊弉冉命」が喧嘩をした際に、
仲を取り持った事から「縁結び」の神様と慕われるようになったそうです。
この「三神」が祀られていることから、強力な「縁結び」のパワースポットとしても人気があるそうです。




「南あわじ市」にはもう一つ「おのころ島神社」がある。
南に浮かぶ「沼島」に、もう一つの「おのころ神社(沼島)」があります。
現在のところ、「国生み神話」の「おのころ島」は、
2説あり、どちらかが「おのころ島」と言われています。

「おのころ神社(沼島)」には、
「土生(はぶ)港」より船に乗り沼島漁港へ渡り、
船着場から「徒歩:約10分」で辿り着けます。




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「国生み神話」とは


日本という国ができるはるか前の、
日本列島になる地上ができる時のお話が「国生み神話」です。



「天地」が始まる頃に、
神々が住む「高天原(たかまがはら、たかあまはら、たかあまのはら、たかのあまはら、たかまのはら)」が、
澄み渡った高い空の上にあったと言われています。
「高天原」には、
「天御中主神」「高御産巣日神」「神産巣日神」というお三方の神さまが御出現したそうです。


その後、
日本のあたりが、ただの海だった時代に、
「高天原」に住む神々が、
「下界」に新たな国を造ることを決定し、
「伊邪那岐命(イザナギのミコト)=伊弉諾命」「伊邪那美命(イザナミのミコト)=伊弉冉命」の二柱の神様に、
下界での「国作り」を命じられ、「天の沼矛(あまのぬぼこ)」という「矛」を授けたそうです。


命を受けた「伊邪那岐命」「伊邪那美命」は、
「高天原」にある「天の浮橋」から、下界を眺めていた時に、
「天の沼矛」を海水に差し降ろし、かき混ぜたところ、
「天の沼矛」から落ちた潮が、積り固まり、
「於能凝呂島(おのころじま)」ができたそうです。


「伊邪那岐命」「伊邪那美命」は、
「おのころ島」に降り立ち、
大きな柱「天の御柱(あまのみばしら)」を建てたそうです。
「天の御柱(あまのみばしら)」の周りを、
「伊邪那岐命」は左から、
「伊邪那美命」は右から、
廻りあったところ、
「男女」としての恋心が生まれたそうです。


「伊邪那岐命」「伊邪那美命」は、
「おのころ島」で生活をはじめ、
多くの神々を産み、島々を形成したとのこと。


最初に、「淡路島」、
次いで、「四国」「隠岐島」「九州」「壱岐島」「対島」「佐渡島」を、
最後に「本州」を生み出したと言われています。
「八つの島」が形成されたことから、「大八島国」と言われています。



島々ができると、
「伊邪那岐命」「伊邪那美命」との間には、
多くの神様(子供)が生まれたそうです。
その一人に、
太陽を神格化した「伊勢神宮」の御祭神「天照大御神」もいらっしゃいます。
「伊邪那岐命」「伊邪那美命」は、
「天照大御神」の親「親神」様でもあります。



ここから日本の多くの神話が生まれてきます。
日本神話の一つ「天の岩戸」も、
「天照大御神」のエピソードの一つです。



「おのころ島神社」は、
「日本の始まりの地」として崇敬されています。

「おのころ島神社」から程近い場所に、
「伊邪那美命」を先に亡くした「伊邪那岐命」を祀る「伊弉冊神宮」もあります。


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「おのころ島神社」へのアクセス




「おのころ島神社」へは、
車でアクセスしました。


「淡路島」には、「電車」がないらしく、
訪れるには、「バス」「タクシー」を使ってアクセスするしかないようです。


一番便利なのは、「レンタカー」が良いみたいです。
「バス」は運行時間・運行本数が限られていて、
「タクシー」もバス停によっては、見つからず、
タクシー会社に連絡して派遣してもらうスタイルのようです。

料金的にも、
「バス」「タクシー」を使うと、往復で「一人5000円」ほどかかるようです。
自由に旅するには、「レンタカー」が良いかもしれません。


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