残量0%で長期間放置しない |
「バッテリー残量」を「0%」で放置すると、 「内部素材の劣化」がしやすくなる。 |
「満充電」の状態で保存する |
保存する場合は、 「充電」して「満充電」の状態にし、 本体機器から取り外し、「冷暗所」で保存すると良い。 |
「保存後」は「充電」してから使用する |
「バッテリーの保護機能」が働くため、 「約1ヶ月程度」の保存でも、「バッテリー残量」が減少する。 「1ヶ月以上の保存」をした場合は、必ず充電してから使用する。 |
バッテリーを「高温環境」に置かない |
「リチウムイオンバッテリー」の「最高許容周囲温度」は、 「約45℃」と言われている。 使用していても、 「45℃」を超えてしまうケースもあるが、 「高温環境(直射日光下、車内や暖房の前など)」では、急速に劣化が進む。 |
種類 | 説明 |
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ニッケル系 | 「容量」が大きいが、「ショート」するなどの安全面に問題がある |
マンガン系 | 「安全性」が高く、「車載用電池」として利用されている |
コバルト系 | 「容量」は少ないが、「価格」が安い。 |
チタン酸系 |
「急速充電」が可能だが、「エネルギー密度」が低い。
「チタン酸リチウム」は、 「安全性」「長寿命」「低温性能」「急速充電」「高入出力」「大実効容量」 という特徴を持つ。 |
材料 | 説明 |
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正極活物質 |
正極活物質は、電池の正極で用いられる活物質。 「活物質」は、「電気をためる物質」のことで、 「正極活物質」には、 ・コバルト酸リチウム ・ニッケル酸リチウム ・マンガン酸リチウム ・などが使用されている。 |
負極活物質 |
「負極活物質」は、 「電池」の「負極」に使用されている。 製品の多くが、 「リチウムイオン」の「吸蔵」「離脱(インターカレーション)」の反応に適した 「黒鉛(グラファイト)」が使用されている。 |
セパレータ |
「セパレータ」は、 「正極」「負極」を「電気的に絶縁」する素材で、 「電解液」を保持する役割をもつ「物質」。 現在の主流は、「微細孔」を有した「ポリオレフィン系」が使用されている。 「ポリエチレン」「ポリプロピレン」などが主に使用されていることが多い。 「ポリオレフィン系」の「セパレータ」は、 「温度」が「上昇」すると、 溶けて「孔」をふさぎ、「シャットダウン」する。 |
電解液 |
「電解液」は、「リチウムイオン」を移動させる「媒体」となるもの。 酸化分解電位の高い「炭酸エステル系溶媒」が使われていて、 「環状カーボネート」の「炭酸エチレン」「炭酸プロピレン」などがある。 |