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【体のしくみ】「尿」の役割

【体のしくみ】
「尿」の役割








はじめに

「尿」とは



人の体から排出される「尿(にょう)」は、
「腎臓」によって、「血液」から「ろ過」された「水分」や
「不要な老廃物」からなる「液体状の排泄物」のことを言う。

「尿」は、
血液を、腎臓でろ過した後、
尿管を通って膀胱に溜められ、尿道を経て体外に排出される。

「健康な尿」の「約98%」は、「水分」で、
「残りの2」%は、「尿素」や「尿酸」「クレアチニン」などの成分で構成されている。



「尿」の主な役割には、

役割説明
老廃物の排出 体内で生成された不要な物質(特にタンパク質の代謝によって生じる尿素など)を体外に排出する。
体内のバランス調整 水分量や電解質(ナトリウム、カリウムなど)のバランスを一定に保ち、血圧の調節にも関与している。
pHの調整 血液や体液の酸性度(pH)を一定に保つ役割も担っている。


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「尿」でわかる「体の状態」



人の体は、
「尿」の状態で、おおよその健康状態が把握できる。

「色」「臭い」「量」「状態」などを見て、
病状や、悪い部分が特定できたりする。



「尿」の状態と「病状」

・尿量が異常に多い少ない→ 「糖尿病」「腎疾患」

・透明すぎる尿 → 「水分の摂りすぎ」「尿崩症」「糖尿病」
・濃い黄色や茶色の尿 → 肝臓や脱水症状
・赤い尿 → 尿路結石や膀胱炎
・白く濁った尿 → 感染症や腎臓トラブル
・黒っぽい尿 (黄褐色) → メラノーマや肝機能障害の兆候

・泡立つ尿タンパク尿 → 腎臓の異常

・甘いニオイの尿 → 糖尿病のサイン
・アンモニア臭が強い尿 → 膀胱炎や肝臓機能低下
・腐ったようなニオイの尿 → 肝疾患や尿路感染症


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