【Bash】環境変数「PATH」を「確認」「設定」する方法
Shell Script / シェルスクリプト
【Bash】
環境変数「PATH」を「確認」「設定」する方法
はじめに
「bash」では、
「環境変数」を設定する場合、
「設定ファイル」を編集して、
「環境変数PATH」を「確認」「追加」「削除」をする。
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「Bash」で環境変数「PATH」を「設定」する方法
「環境変数(PATH)」を「確認」「設定」するには、
まず、現在使用している「シェル」をを確認する。
使用しているシェルが、「Bash」の場合は、
下記の方法で、
「環境変数(PATH)」の「確認」「設定」することができる。
「Bash」で環境変数「PATH」を「変更」するには、
設定ファイル名 | 説明 |
.bashrc | bashの起動時に毎回読み込まれる |
.bash_profile | ログイン次に読み込まれる |
などの設定ファイルに記述する必要がある。
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環境変数「PATH」を「変更」する「書式」
「設定ファイル」の変更する内容は、
「パス」を追記することで、
「環境変数(PATH)」を追加することができる。
/usr/local/bin
/System/Cryptexes/App/usr/bin
/usr/bin
/bin
/usr/sbin
/sbin
/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-〇〇.jdk/Contents/Home/bin
「java」の開発環境「JDK」のパス
「/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-〇〇.jdk/Contents/Home/bin」を
「環境変数」に追加するなら、
上記のような「記述」をして、「設定ファイル」に追加する。
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「bash」を起動する度に呼び込まれる設定ファイル「.bashrc」への「設定方法」
「bash」では、
「bash」を起動する度に呼び込まれる設定ファイル
「.bashrc」を変更して、
環境変数「PATH」を指定することもできる。
「ターミナル」を閉じると、
起動後に、再読み込みされる。
「ターミナル」を閉じると「リセット」される「設定」の「手順」
編集方法は、
他の設定ファイルと同じだが、
「設定ファイル」が異なる。
「bash」の「設定ファイル」で、
「ターミナル画面」への設定で、
「ターミナル画面」を閉じて終了すると、
変更した設定は「リセット」される。
設定ファイル「~/.bashrc」を開くコマンド
vi ~/.bashrc
「vi」コマンドでの「編集方法」
操作キー | 意味 |
a | 「編集モード」になり、編集を開始する。 |
esc | 「編集モード」を終了する。 |
:wq | 「変更内容を保存」して「終了」する。 |
:w | 「vi」コマンドの編集を「終了」する。 |
:w! | 「変更内容を破棄して「vi」コマンドの編集を「終了」する。 |
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「PC」へ「ログイン」する度に呼び込まれる設定ファイル「.bash_profile」への「設定方法」
「bash」で、
「PC」へ「ログイン」する度に呼び込まれる設定ファイル
「.bash_profile」へと設定をして、
環境変数「PATH」への「変更」をすると、
反映させるのに、
「PC」を「再起動」「ログイン」をする必要がある。
「ターミナル」を閉じても、変更が「維持」される設定手順
「~/.bash_profile」ファイルに、
設定の変更内容を記述すると、
変更内容は、ずっと「維持」される。
設定ファイル「~/.bash_profile」を開くコマンド
vi ~/.bash_profile
「vi」コマンドでの「編集方法」
操作キー | 意味 |
a | 「編集モード」になり、編集を開始する。 |
esc | 「編集モード」を終了する。 |
:wq | 「変更内容を保存」して「終了」する。 |
:w | 「vi」コマンドの編集を「終了」する。 |
:w! | 「変更内容を破棄して「vi」コマンドの編集を「終了」する。 |
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「コマンドライン」で環境変数「PATH」を「変更」する方法
「bash」では、
「設定ファイル」を使用せずとも、
「コマンドライン」での操作で、
環境変数「PATH」を設定できる。
「コマンドライン」で環境変数「PATH」を変更する操作手順
「コマンドライン」でも、
「環境変数」を変更することが可能。
PATH=/usr/local/mysql/bin:$PATH
export PATH
export JAVA_HOME=/Library/Java/Home
「:」は、区切り文字。(Windowsの区切り文字「;」にあたる。)
「$PATH」は、現在の「PATH」変数の値を表す。(現在のPATHの内容を追加するという意味)
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環境変数「PATH」の変更を「反映」させる方法
変更した「設定内容」は、
反映させるための「操作」が必要になる。
変更した「設定ファイル」を反映させるには、
「source」コマンドを使用して、
変更を反映させる。
「環境変数(PATH)」を反映させる「コマンド」
source .bashrc
source .bash_profile
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「環境変数」とは
「環境変数」は、
プログラム動作を決定するためのパラメータのようなもの。
主に、シェルで実行されるコマンドの動作を変えるために利用される。
設定ファイル
/etc/profile
~/.bach_profile
環境変数をシェル上で定義したときは、
シェルから起動されたすべての子プロセスに引き継がれる。
「/etc/profile」ファイルは、
ログインした時に、「最初に読み込まれるファイル」。
「ログインシェル」が、「bash」「ksh」「dash」の場合のみ実行される。
多くの場合、
「/etc/profile」ファイルには、
「次に読み込むファイルの設定」「基本的な環境変数(PATH)」などが設定される。
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「環境変数」の「一覧」
PATH | 登録されているパス。登録パスは入力時に省略可能。(例:/usr/local/sbin:/usr/local/bin...) |
LANG | 使用する言語(例:en_US.UTF-8) |
HOME | ホームディレクトリのパス |
SHELL | 現在のシェル |
PWD | カレントディレクトリ(例:/home/ユーザー名/tmp) |
_ | 前回実行したコマンドの最後の引数 |
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「環境変数」の「設定」
環境変数「PATH」の設定内容
PATH=$PATH:/usr/sbin
一時的に環境変数を設定する場合
export PATH=$PATH:/usr/sbin
恒常的に環境変数を設定する場合
「.bash_profile」ファイルを開く。
↓
「PATH=$PATH:/usr/sbin」を追加。
既に複数の登録がある場合は、「,」で区切って、URLを追加。
↓
「source ~/.bash_profile」を実行。設定が反映される。
env | 環境変数を一覧表示する |
export BAR=xxx | 環境変数を設定する |
echo $BAR | 環境変数を参照する |
unset BAR | 環境変数をクリアする |
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「環境変数関連」の「操作」
SHELL | 「echo $SHELL」=シェル変数SHELLの値を表示 |
printenv SHELL | 環境変数SHELLの値を表示 |
echo $BASH_VERSION |
bashのバージョンを調べる。
シェル変数BASH_VERSION値を表示する。
|
chsh -s /bin/bash |
ログインシェルを「bash」に変更する。
chshコマンドに-sを付けて/bin/bashを指定。
|
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