ITメモ
Bash / バッシュ
Reference
コマンドを強制終了させる方法「ドメイン名」から「IPアドレス」を調べる方法
基礎知識
Bash(バッシュ)とは / About Bash「スクリプトファイル」の作り方「スクリプトファイル」を実行する方法変数 / Variable制御構文関数 / Function配列 / Array「入力」と「出力」をする方法パラメータ / Parameterファイルディスクリプタメタキャラ文字列を操作する方法
Setting
設定ファイルのバックアップを作る方法ファイルのエンコーディング一括変換する方法環境変数「PATH」を「確認」「設定」する方法
操作関連コマンド
「man」 - オンラインマニュアルを表示する「echo」 - 文字列を出力する「ls」 - ディレクトリ内容を表示する「cd」 - カレントディレクトリを移動する「pwd」 - 現在いるディレクトリのフルパスを表示するコマンド「su」 - 一時的に他のユーザになる「sudo」 - 他のユーザとしてコマンドを実行する「visudo」 - sudo設定情報を編集する「open」 - 指定ファイルをアプリケーションで開く「curl」 - ネットワーク上のファイルをダウンロードする「wget」 - ネットワーク上のファイルをダウンロードする「pbcopy(pbpaste)」 - ペーストボード経由でコピー・ペーストする「history」 - コマンドの実行履歴を表示する「script」 - 端末操作を記録する「lsof」 - プロセス・ポートがオープンしているファイルを表示する「tar」 - 書庫ファイル「.tar」「.tar.gz」「.tgz」などのアーカイブファイルを作成・展開する「yum」 - パッケージなどのインストール・更新・削除をする
検索コマンド
「find」 - ファイルやディレクトリを検索するコマンド「grep」 - 文字列を検索する「apropos」 - キーワード検索でコマンドの情報を表示「whatis」 - キーワードのコマンドを正確に検索する「type」 - コマンドのパスを調べる「makewhatis」 - whatisデーターベースを作成する「mdfind」 - 「Spotlight(スポットライト)」でファイル検索を実行する「mdimport」 - スポットライトインデックスを再構築する「mdutil」 - スポットライトインデックスを管理する
テキスト関連コマンド
「diff」 - テキストファイルを比較して差分を取る「sort」 - テキストファイルの内容をソートして表示する「less」 - テキストデータを閲覧する「cut」 - テキストファイルの一部を選択して表示する「emacs」 - テキストを表示・編集できるスクリーンエディタ「nano」 - テキストファイルを編集する「Base64」 - 文字列をBase64でエンコード・デコード「unexpand」 - スペースをタブに変換する「expand」 - タブをスペースに変換する「colrm」 - 指定した文字数を削除する
実行コマンド
「exec」 - コマンドを実行する「xargs」 - コマンドの出力結果を次のコマンドの引数にする「tee」 - 標準入力を標準出力・ファイルに出力する「apply」 - 指定した引数に対してコマンドを実行する「time」 - コマンドの実行時間を計測する「periodic」 - 指定ディレクトリをスケジュール実行する「crontab」 - コマンドを指定時間に実行する「at」 - コマンドを指定時間に実行する「fc」 - コマンド履歴を使って複数コマンドを便利に実行する「nice」 - 優先度を下げてコマンドを実行「sync」 - ディスクの書き込みを強制実行する「source」 - ファイルに記述されたコマンドを実行する「renice」 - 実行プロセスの優先順位を変更する「bg & fg」 - ジョブをバックグラウンド・フォアグラウンドに移動する「appletviewer」 - アプレットビューアを起動する「otool」 - ファイルが使用するオブジェクトやライブラリを表示する「sleep」 - コマンドの実行を指定秒数だけ停止する「kill」 - プロセスおよびジョブを強制終了する「killall」 - プロセス名を指定して終了させる「jobs」 - 現在実行中のジョブを表示する「logger」 - 「syslog」にメッセージを書き込む
Apple Script / アップルスクリプト
「osascript」 - AppleScriptを実行する
システム系コマンド
「shutdown」 - システムを終了する「exit」 - ログアウトする「login/logout」 - ログインとログアウトをする「halt」 - システムを停止・再起動する「reboot」 - システムを停止・再起動する「launchctl」 - サービスを管理する「softwareupdate」 - ソフトウェアアップデートを実行する「sw_vers」 - 「MacOS X」のバージョンを表示する「system_profiler」 - 「MacOS X」のシステム情報を取得する「nvram」 - オープンファームウェアの環境変数を定義する「pbs」 - メニューを再構成する「fsck_hfs」 - ファイルシステムを検証・修正する「fsck」 - ファイルシステムのチェック・修正を行う「drutil」 - ディスクを管理する「diskutil」 - ディスクを管理する「fdisk」 - ハードディスクの情報確認・パーテーション作成など「pdisk」 - パーテーションテーブルを表示・編集する「gpt」 - パーテーションを追加・削除する「mount」 - ファイルシステムをマウントする「unmount」 - ファイルシステムをアンマウントする「hdid」 - ディスクイメージをマウントする「newfs」 - ディスクを初期化する(UFS)「newfs_hfs」 - ディスクを初期化する(HFS/HFS+)「newfs_msdos」 - ディスクを初期化する(MSDOS)「usermod」 - ユーザーを登録・設定をする「groupmod」 - グループの設定をする「passwd」 - パスワードを変更する「id」 - ユーザのIDを表示する「groups」 - ユーザのIDを表示する「w」 - ログインしているユーザの作業内容を表示する「who」 - 現在ログインしているユーザを表示する「last」 - ログインしたユーザーの情報を表示する「uname」 - システム情報を表示する「vm_stat」 - 仮想メモリの消費状況を表示する「date」 - 日付や時刻を表示・設定する「chkconfig」 - 自動起動するサービスの設定・確認「pmset」 - 省電力機能の設定を行う「defaults」 - デフォルトファイルにアクセスする「umask」 - デフォルトのパーミッションを変更「bless」 - 起動用ディスクを設定する「printenv」 - 環境変数を表示する「export」 - 環境変数を定義する(bash)「setenv/unsetenv」 - 環境変数を定義する(tcsh)「set/unset」 - シェル変数を設定する「alias/unalias」 - コマンドに別名を設定・解除する「stty」 - 端末の設定を確認・編集をする「tset」 - 端末を初期化する「arch」 - PCのアーキテクチャ(基本設計)を表示する「hostinfo」 - システムの詳細情報を表示する「alternatives」 - 異なるバージョンの同系列ソフトウェアなどを切り替える「dd」 - ディスクダンプを保存する「readlink」 - シンボリックリンク先の情報を表示する「mtree」 - ディレクトリ構造を比較する「basename」 - パス名から最後のファイル名を取得して表示する「dirname」 - パスからディレクトリ名を取得して表示する「banner」 - 文字を拡大表示する「ps」 - システムの実行中プロセスを一覧表示する「pgrep」 - プロセス情報を検索する「pkill」 - プロセスを検索してシグナルを送る「fuser」 - ファイル・ソケットを使用しているプロセスを表示する「uptime」 - システムの稼働時間を表示する「top」 - 現在のシステム状況を表示する「dmesg」 - システムメッセージを表示する「df」 - ディスク・ドライブの使用量を表示する「du」 - ディスクの消費状況を集計する「which」 - 絶対パスを調べる「whereis」 - ファイルの場所を調べる「seq」 - 番号を表示する「sed」 - ストリームエディタを使う「awk」 - テキストのパターン検知や処理を行う「sum」 - チャックサムとブロックすを表示する「cksum」 - CRCチェックサムとバイト数を表示する「bind」 - キー割り当ての確認と変更(bash)「bindkey」 - キー割り当ての確認と変更(tcsh)「complete」 - 入力補完候補を定義する
ディレクトリ操作コマンド
「dirs」 - ディレクトリスタックを表示・変更する「pushd」 - ディレクトリスタックを追加・移動する「popd」 - ディレクトリスタックで前に戻る「mkdir」 - ディレクトリの作成「mktemp」 - テンポラリファイル・ディレクトリを作成する「rm」 - ファイルやディレクトリを削除する「rmdir」 - ディレクトリの削除「chmod」 - 「ファイル」「ディレクトリ」のアクセス権を変更する「chgrp」 - ファイルやディレクトリのグループを変更する「chown」 - ファイルやディレクトリの所有者を変更する「rename」 - ファイル名・拡張子を一括変更「ln」 - リンクを作成する「ditto」 - ディレクトリをバックアップする
ファイル関連コマンド
「read」 - データを読み込む「touch」 - ファイルの作成・ファイル時刻の更新「cp」 - ファイルをコピーする「mv」 - ファイル・ディレクトリ名を移動・名前を変更する「SplitForks」 - リソースフォークを分離する「vi」 - ファイル編集をするコマンド「cat」 - ファイルの表示・結合をする「head」 - ファイルの先頭を表示「tail」 - ファイルの末尾を表示する「cat」 - ファイルの表示・結合をする「more」 - ファイル内容を表示する「rev」 - 反転して出力する「uniq」 - ファイル内の重複行を削除して表示する「wc」 - ファイルの内容を解析して行数・単語数・バイト数を表示する「col」 - 逆改行文字をフィルタリングする「lsbom」 - BOM(パッケージカタログ)ファイルの内容を表示する「mkbom」 - BOM(パッケージカタログ)ファイルを作成する「GetFileInfo」 - ファイルの属性情報を表示する「SetFile」 - ファイルの詳細情報を設定する「file」 - ファイルの種類を確認する「mdls」 - ファイルのメタデータを表示する「column」 - データを表形式に変換する「iconv」 - ファイルの文字コードを変換する「unencode/uudecode」 - バイナリファイルを符号化・復号化する「strings」 - ファイル内の表示可能な文字列を表示する「cmp」 - ファイルを比較して、バイト位置と行番号を表示する「diff3」 - 3つのファイルを比較する「vimdiff」 - 複数のファイルを比較する「patch」 - 差分ファイルを適用する「split」 - ファイルを複数に分割する「zip/unzip」 - ファイルを圧縮・解凍する「gzip/gunzip」 - ファイルを圧縮・解凍する「bzip2/bunzip2」 - ファイルを圧縮・解凍する「compress/uncompress」 - ファイルを圧縮・解凍する「zcat」 - 「gzip」「compress」形式のファイルを展開する「bzcat」 - 「bzip2」形式ファイルを標準出力に出力する「zforce」 - 「gzip」形式ファイルを「gz」形式に変換する「znew」 - 「compress」形式ファイルを「gzip」形式に変換する「gzexe」 - 実行ファイルを圧縮する「pstopdf」 - 「PS」「EPS」ファイルを「PDF」ファイルに変換する「sips」 - 画像ファイルを操作する「tiffutil」 - TIFFファイルを変換する
ネットワーク関連コマンド
「ifconfig」 - ネットワークカード(ネットワークインターフェイス)を確認・設定する「iptables」 - IPテーブルの操作コマンド「firewalld」 - CentOS7からファイアーウォールとして採用「netstat」 - ホストのネットワーク統計や状態を確認する「nslookup」 - DNSサーバーに名前解決の問い合わせを行う「finger」 - ユーザー情報を調べる「host」 - DNSサーバを利用してホストを検索する「hostname」 - ホスト名を表示する「ping」 - パケットを送信する「route」 - ルーティングテーブルの確認・設定をする「whois」 - ドメイン登録情報を問合せる「dig」 - ホスト名とIPアドレスを調べる「tcpdump」 - ネットワークのトラフィックをダンプする「arp」 - ARPキャッシュを操作する「ssh」 - セキュアなリモートコントロール「ssh-keygen」 - SSH認証鍵を生成する「openssl」 - SSL通信を行う「scp」 - リモートPCへ暗号化してファイルを転送する「write」 - ログイン中のほかのユーザにメッセージを送信する「telnet」 - リモートホストにログインする「ftp」 - FTPでファイルを転送する「rcp」 - リモートホスト上のファイルをコピーする「rsh」 - リモートホストでコマンドを実行「rlogin」 - リモートホストで作業する「ntpdate」 - NTPサーバを利用して日付時刻を設定する「ntpq」 - NTPで問合せる「apachectl」 - HTTPサーバを管理する「named」 - DNSサーバを管理する「postfix」 - Mailサーバを管理する
開発ツール
「gcc」 - 「C言語」「C++」言語を「コンパイル」「ビルド」する「javac」 - java言語をビルドする「xcodebuild」 - Xcodeプロジェクトをビルドする「gdb」 - デバックを行う「make」 - 大規模プログラムの一部だけをコンパイル・リンクする「cvs」 - バージョン管理ツールを使う「svn」 - svnでバージョンを管理する
プリンタ関連コマンド
「disable」 - プリンタの利用を停止する「lpc」 - プリンタの状態を表示する「lp」 - 指定ファイルを印刷する「lpadmin」 - プリンタを管理する「lpstat」 - プリンタのステータス情報を表示する「lpinfo」 - 有効な印刷デバイスを確認する「lpr/lpq/lprm」 - プリンタを操作する
その他
「bc」 - 電卓機能を利用する「cal」 - カレンダーを表示する「date」 - 日付を表示する「say」 - 音声で文字列を読み上げる





【Bash】「Bash(バッシュ)」の制御構文

Shell Script / シェルスクリプト
【Bash】
「Bash(バッシュ)」の制御構文







「Bash(バッシュ)」の制御構文とは


制御文は、スクリプトの流れを制御するためのコマンド。
分岐やループなどがあり、制御文を使いこなすことで、繰り返しの作業などが簡単にプログラムできる。

どのプログラミング言語でも制御文があるので、制御文の概念を覚えておけば、細かいところは違えど応用は可能。


制御文の種類

if条件を指定して処理を分岐させる。
for指定した回数分処理を繰り返す。
while条件に合致している間、処理を繰り返す。
case指定したパターンに合致する場合、処理を実行する。
until条件に合致するまで処理を繰り返し実行する。
select選択した値で処理の実行を分岐する。


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「if」構文


if構文とは、条件を指定して処理を分岐させる構文で、
良く使用される構文でもある。


書式


if [ 条件文 ]
then
処理プログラムコード
elseif [ 条件文 ]
then
処理プログラムコード
else
処理プログラムコード
fi

注意点
  • 絶対に必要な空白があり、「if」の後「[」の後「]」の後の空白を忘れるとエラーになる。



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制御文 「if then/else if/endif」


制御文 「if then/else if/endif」は、指定した条件の真偽により処理を分岐するための制御文。
真=true
偽=false
「else if」「else」は、省略可能。


書式


if (条件) then
コマンド
else if (条件) then
コマンド
else
コマンド
endif



条件=数値・定数・式
コマンド=実行する処理内容



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制御文 「if then/elif then/else/fi」


制御文 「if then/elif then/else/fi」は、指定した条件の真偽により処理を分岐する制御文。
「elif」「else」は省略可能。
最後の「fi」は、必須。


書式

if [条件]; then
コマンド
elif [条件]; then
コマンド
fi


条件=数値・定数・式
コマンド=実行したい処理内容



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「for」制御文


for構文は、指定した回数分処理を繰り返す構文の一つで、
繰り返し処理をするときに便利な構文。


書式

for ((初期値; ループ条件; ループ時の処理));
do
処理内容
done


for 式(代入する変数) in 値のリスト(順番に繰り返す値の入ったリスト);
do
処理内容(実行したい処理)
done


for 変数 in 値のリスト;
do
処理内容
done



記述例

条件式での指定

max=10
for ((i=0; a < $max; a++)); do
echo $a
done


「in」の使用例(値を直接指定)

for a in 0 1 3 5 6 8; do
echo $a
done

値の直接指定は、「in」の後に利用したい値を半角スペースで区切って指定していく。
値は連続している数字でなくてもOK。


「in」の使用例(値を変数指定)

fv="0"
sv="1 3 5 7 9"
for a in $fv $sv; do
echo $a
done


「in」の使用例(値を範囲指定)

for a in {0..9}; do
echo $a
done

for a in $(seq 0 9); do
echo $a
done

値が連続している場合、「{}」で括り、最小値と最大値を指定する。
値が連続している場合、「$(seq 0 9)」という書式で、最小値と最大値を指定する。
推奨は、「$(seq 0 9)」の範囲指定のよう。


「in」の使用例(値を配列で指定)

array=(0 1 2 3 4 5 6 7 8 9)
for a in ${array[@]}; do
echo $a
done

配列で範囲指定するには、「in」の後方に「 ${array[@]}」で指定する。


「in」の使用例(ファイルの内容で指定)

Sample.txt
0
1
2
3
4
5

for a in $(cat Sample.txt); do
echo $a
done

ファイルから範囲を読み込む場合、「in」の後方に「cat」関数でファイル内容を出力する。


「in」の使用例(値にコマンドライン引数を利用する)

for a in "$@"; do
echo $a
done

値にコマンドライン引数を利用する場合、「$@」で指定。
コマンドライン引数とは、一般的には、プログラムを呼び出すときに、プログラム名に続けて、スペースを挟んで記述した値のことを示す。
複数の引数を指定する場合は、スペース区切りで続けて入力する。


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制御文「foreach」 - 値リストを順に代入する


指定したリストに格納されている値の順番で繰り返し処理を実行する。
「csh」シェルで利用可能。


書式

#!/bin/csh

foreach 式 値リスト

処理

end




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制御文「until/do/done」 - 条件が偽であるとき処理を繰り返す


制御文 「until/do/done」は、指定した条件が「偽(false)」の間、コマンドを繰り返し実行する制御文。
「break」「continue」を使用して、制御を変更することが可能。


書式

until 条件
do
コマンド
done


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制御文「switch/case/breaksw/endsw」 - 条件と一致する項目の処理を実行する


制御文 「switch/case/breaksw/endsw」は、式を評価し、その結果に合う処理内容を実行する制御文。
「case」の終わりに、「breaksw」を記述する。
「default」は、「case」に一致しない結果の時に実行される。


書式


switch [判定式]
case 条件1
コマンド1
breaksw

case 条件2
コマンド2
breaksw

case 条件n
コマンドn
breaksw

default:
コマンド
breaksw
endsw



判定式=数字・変数・定数・式
条件=数値・定数
コマンド=条件が一致したときに行う処理内容



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制御文「case/esac」 - 条件と一致したコマンドを実行する


条件と一致した処理を実行する。


書式



case 判定式 in
条件1)
処理内容
;;
条件2)
処理内容
;;
条件n)
処理内容
;;
*)
処理内容
;;
esac


判定式式や変数を記述して、条件分岐の判定式を記述する。
条件判定式で出た値に合致する数値や定数を記述する。
*)条件に当てはまらない例外処理を記述する。



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制御文「expr」 - 式を評価する


指定した式で評価し、結果を標準出力に出力する。
演算機能を行うために使われる。
演算結果を変数に代入するときは、「'」(シングルクォテーション)で囲む必要がある。
式には、「数式」「判別式(testや判定文)」を指定する。


書式

expr 式


\(数式\)括弧内の数式は先に優先されて計算される。
数値1+数値2加算数式
数値1-数値2減算数式
数値1\*数値2乗算数式
数値1/数値2除算数式
数値1%数値2除算の余りを出す数式


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制御文「test」 - 式を評価する


制御文 「test」は、指定した式の評価結果を真偽で返す。
「真」の返り値=「0」
「偽」の返り値=「1」


書式



test [式]


数値の条件式

引数1 -eq 引数2等しいときに「真」となる。
引数1 -lt 引数2引数1が小さいときに「真」となる。
引数1 -le 引数2引数1が同じか小さいときに「真」となる。
引数1 -gt 引数2引数1が大きいときに「真」となる。
引数1 -ge 引数2引数1が同じか大きいときに「真」となる。
引数1 -ne 引数2引数が等しくない時に「真」となる。

文字列の条件式

引数1 = 引数2引数が等しいときに「真」となる。
引数1 != 引数2引数が等しくないときに「真」となる。
引数引数が「NULL」(1文字以上)でない時に「真」となる。
-n 引数引数が「NULL」(1文字以上)でない時に「真」となる。
-z 引数引数が「NULL」(0文字)の時に「真」となる。

ファイルの条件式

-b ファイル名指定ファイルが存在して、ブロック型デバイスの時に「真」となる。
-c ファイル名指定ファイルが存在して、キャラクタ型デバイスの時に「真」となる。
-d ファイル名指定ファイルがディレクトリの時に「真」となる。
-e ファイル名指定ファイルが存在しているときに「真」となる。
-f ファイル名指定ファイルが存在して、通常ファイルのときに「真」となる。
-g ファイル名指定ファイルが存在して、「setgid」ビットが「ON」の時に「真」となる。
-h ファイル名指定ファイルが存在して、シンボリックファイルの時に「真」となる。
-k ファイル名指定ファイルが存在して、「sticky」ビットが「ON」の時に「真」となる。
-p ファイル名指定ファイルが存在して、パイプファイルの時に「真」となる。
-r ファイル名指定ファイルが存在して、読み取り可能な時に「真」となる。
-s ファイル名指定ファイルが存在して、ファイルサイズが0より大きい時に「真」となる。
-u ファイル名指定ファイルが存在して、「setuid」ビットが「ON」の時に「真」となる。
-w ファイル名指定ファイルが存在して、書き込み可能な時に「真」となる。
-x ファイル名指定ファイルが存在して、実行可能な時に「真」となる。
ファイル名1 -nt ファイル名2ファイル名1の修正時刻が新しいときに「真」となる。
ファイル名1 -ot ファイル名2ファイル名1の修正時刻が古いときに「真」となる。
ファイル名1 -ef ファイル名2ファイル名の両方の実体が、同じファイルのときに「真」となる。

条件式を論理演算する条件式

条件1 -a 条件2条件がどちらも「真」の時に「真」となる。
条件1 -o 条件2条件のどちあかが「真」の時に「真」となる。
!条件条件の否定を判定。条件が「真」の時は「偽」。「偽」の時は「真」となる。
(条件)括弧内の条件を優先して判定する。



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