【C言語】「Visual Studio」で「デバッグ」をする方法
【C言語】
「Visual Studio」で「デバッグ」をする方法
「Visual Studio」で
「デバッグ」をする方法をまとめています。
「デバッグ」は、
プログラミング的な問題点を見つけ出す作業のことを言います。
「挙動」「値」などの問題点を、
実際に、実行ファイルを書き出し、
実行まで行って、
問題点を発見するための作業です。
「デバッグ」「ビルド」「コンパイル」「リンク」などの違いも
覚えておくと便利です。
「デバッグ」とは
「デバッグ(debug)」は、
言葉的には、
「de(否定・除去) + bug(虫)」という意味で、
プログラミングや電気機器などの問題・欠陥などを特定し、
取り除く作業のことを言います。
プログラミング上での
「デバッグ」は、
「コンパイル」「リンク」を行い、
生成された「実行ファイル」を実行し、
不具合の原因を探す作業のことを言います。
日本語にすると「虫」という意味の「バグ」は、
「プログラムの異常」などのことを意味していて、
「挙動」「データ内容」などにある異常・問題のことを言います。
「コンパイル」「リンク」をすべて合わせた作業は、
「ビルド」といい、
「実行ファイル」を生成する作業のことを「ビルド」と言います。
「ビルド」は、「デバッグ」作業の一部で、
「実行ファイル」が生成できるか
をチェックすることができます。
「実行ファイル」が生成でき、
エラーが発生していなければ、
問題はなく、
「ビルド」までの「デバッグ」が完了します。
「デバッグ」の実行内容
作業 | 説明 |
「実行ファイル」の生成テスト |
「ビルド(コンパイルとリンク)」を行い、問題なく「実行ファイル」が生成できるかのチェックをする。
ソースコードなどに問題があると、途中でエラーとなり、「実行ファイル」が生成できない。
|
「実行ファイル」の実行テスト | |
生成された「実行ファイル」が正常に実行できるかをチェックする。
「コンパイル」とは
ソースコードを「コンパイル」することで、
実行ファイルに必要な「オブジェクトファイル」を作成する。
「リンク」とは
「リンカ」というプログラムを起動させて、
用意されている「ライブラリファイル」と
コンパイルした「オブジェクトファイル」を
「リンク」させることで、
一つの「実行ファイル」を形成し、
実行可能な「ソフト」「アプリ」として完成させる。
「ビルド」とは
「ビルド」は、
「コンパイル」「リンク」などの作業を
すべてをあわせた作業のことをいいます。
「ソースコード」「ライブラリ」などから
実行ファイルを生成する作業のことを意味します。
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「デバッグ」を実行する方法
「Visual Studio」での「デバッグ」は、
非常に簡単で、
「デバッグ」を実行したら、
最後まで全部自動で「デバッグ」を行ってくれる。
「Visual Studio」で「デバッグ」を実行する手順
・「Visual Studio」画面の上部にあるメニュー「デバッグ」を選択
↓
・「デバッグ開始」を選択
↓
・実行して最後まで問題がなければ「デバッグ終了」
「デバッグ」の途中で、
「バグ」「エラー」が発生すると、
途中で中断されたり、
エラー内容が出力されたりします。
エラーなどがなくても、
「実行ファイル」を実行した時点で、
おかしな挙動が発生する場合があります。
「コンパイル」「リンク」をする
「ビルド」だけをする実行することも可能です。
「デバッグ」の上下あたりに、
「ビルド」という文字があるので、
選択するだけです。
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「ビルド」を実行する方法
「ビルド」は、
「コンパイル」「リンク」を実行して、
「実行ファイル」の作成までする作業のことを言います。
「デバッグ」は、「実行ファイル」の実行までしてくれます。
「Visual Studio」での「ビルド」は、
「デバッグ」とほぼ同じ手順で、
「Visual Studio」画面の上部にあるメニュー「ビルド」の中に、
「ビルド」の実行ボタンもあります。
「Visual Studio」で「ビルド」を実行する手順
・「Visual Studio」画面の上部にあるメニュー「ビルド」を選択
↓
・適切な「ビルド」を選択
↓
・実行して「実行ファイル」が生成されれば「ビルド終了」
「ビルド」の途中で、
「バグ」「エラー」が発生すると、
途中で中断されたり、
エラー内容が出力されたりします。
「実行ファイル」も作成中断されることもあります。
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