ITメモ
CentOS / セントオーエス




Xinetdとは

Xinetdとは




Xinet Official Web : http://www.xinetd.org




Xinetd:ザイネットディー コロラド大学のPanos Tsirigotisによって開発されたインターネットスーパーサーバー。
「xinetd」は、スーパーサーバーと呼ばれ、ポート監視用のデーモンプログラム。

インターネットスーパーサーバーは、ネットワークからの接続要求を待ち受け、その要求にあった各サービスプログラムを起動する働きがある。
伝統的なソフトウェアとして「inetd」が長く使われてきたが、inetdはセキュリティが脆弱だった。
その「inetd」を改良して作られたのが、「xinetd / ザイネットディー」。


ポートに対してアクセスがあると、/etc/xinetd.d/内の設定ファイルなどの設定ファイル を元にポートに対応したサービスを起動する。
ポートとサービスの組み合わせは、/etc/services によって管理されている。

Linuxは、以前は、inetd と TCP wrapper(tcpd) の組合せによるアクセス制限が一般的だった。
RedHat Linux 7Jより、inetd の上位互換性を持つ xinetd が標準となった。
xinetd は、単体で inetd + TCP wrapper(tcpd) の機能を持っているだけでなく、よりきめ細かで自由度の高い設定を行なうことができる。

inetd + TCP wrapper(tcpd) と xinetd との比較
TCPwrapperxinetd
ログ固定細かく設定可
メール通知不可
アドレス制御可変長マスク固定長マスク
時間による制御不可
アクセス回数制限不可
サービスとインターフェイス切り分け不可切り分け可
フォワード機能不可