「大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)」は、
2200年以上前に創建された伝統ある神社で、
神奈川県伊勢原市の「大山」にある。
「大山」は別名「雨降山(あふりやま)」とも呼ばれている。
雲や霧に包まれていることが多く、雨を降らす山として知られていたことから、
雨乞い信仰でも知られていた。
奈良時代以降は、霊山として栄え、
源頼朝から徳川家代々将軍も信仰していたと言われている。
「大山」を上ると一人前の大人として認められるという伝承もあったりと、
多くの信仰で栄えていたと言われている。
山頂からは、祭祀に使われた縄文土器が出土していたり、
歴史の長さを物語る出来事が多くあると言われています。
「大山阿夫利神社」の「本社」は、
「大山」の山頂に鎮座していて、
ケーブルカーで登れるのは、中腹に鎮座する「下社」まで。
「大山阿夫利神社」の御祭神は、
「本社」に「大山祇大神(オオヤマツミ)」
「奥社」に「大雷神(オオイカツチ)」
「前社」に「高龗神(タカオカミ)」
を祀っている。
「大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)」は、
「山の神」「水の神」「産業・海運の神」として信仰されていて、
別名「酒解神」とも呼ばれる「酒造の祖神」としても知られる。
富士山の御祭神「木花咲耶姫」の父であり、共に「絆を取り持つ神」と伝えられている。
「大雷神(おおいかずちのかみ)」は、
日本書紀に記されている「雷の神様」。
古来より「火災・盗難除けの神」として信仰されていて、「大天狗」とも称されている。
「高龗神(たかおかみのかみ)」は、
日本書紀に記されている「水神様」。
「髙」は山を指し、「龗」は龍を指す「龍神」と伝えられる。
古来より「祈雨・止雨の神」として信仰され、「小天狗」とも言われている。
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