「恩賜箱根公園(おんしはこねこうえん)」は、
正式には、「神奈川県立恩賜箱根公園」と言うらしい。
もともとは、「旧箱根離宮」の跡地で、
温泉リゾート「箱根」の中心地にある。
広い駐車場が完備されていて、
平日だと、人も少なく、
ゆったりと散策できる愛犬の散歩には最適な場所。
「恩賜箱根公園」は、丘の上にあるような立地で、
上まで登っていくと、眺めの良い風景が広がります。
「かながわ景勝50選」の1つにも選ばれていて、
公園の中心には、「旧離宮本館」の「敷石」が使われている「湖畔展望館」があります。
愛犬がいたので、2Fにはあがったことがありませんでしたが、
「湖畔展望館」の2Fからは、
「芦ノ湖」を一望する良い景色が見れるそうです。
「恩賜箱根公園」が位置する場所は、
「芦ノ湖」に飛び出た半島のような形をしている「塔ヶ島」。
明治17年に、
宮内庁が「皇族」の避暑地と来賓の外国人を招待する「離宮」を建設したことが始まり。
16万3千㎡の土地に、立派な「離宮」が建設されていました。
明治19年7月に完成した「箱根離宮」は、
2階建ての「西洋館」と「日本館」が建てられ、
写真で見ても魅力的な建築だったようです。
残念ながら、
大正12年の「関東大震災」、昭和5年の「北伊豆地震」などの災害が続き、
建物が倒壊してしまったとのことです。
再建計画も上がったそうですが、
時代が戦争へと向かっていたので、計画はなくなってしまったとのこと。
終戦後、昭和21年に、「箱根離宮」跡地は、神奈川県に譲渡され、
現在の「恩賜箱根公園」として一般に開放されたとのこと。
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