「百人一首」の映画でのロケ地などでも知られるようになった「近江神宮」。
石段の上に建つ鮮やかな「楼門」が印象的。
「667年」に、
飛鳥時代の都であった奈良「飛鳥(あすか)」から遷都し、
近江「大津宮」に5年の間、都を置き納めた第38代天皇である「天智天皇(てんじてんのう)」を御祭神とする「近江神宮」。
ですが、
遷都の理由や場所が不明であったことから、
「近江神宮」が「創祀・創建」されたのは、「1940年(昭和15年)」となっている。
「近江神宮」としての歴史は新しいですが、
現在の「滋賀県」である「近江国」の発展は、
「大津宮」として都が置かれたことから始まったことは明確で、
古くから「天智天皇」を厚く崇敬していた歴史は、
1300年以上の歴史があります。
昭和に入り、皇紀2600年記念をきっかけに、
「昭和天皇」の「御勅許」により、
「1940年(昭和15年)」に、
「近江神宮」の造営がされることになったそうです。
「創祀」「創建」の違いは、
「創祀」=御祭神として祀り始めた時期
「創建」=神社などの建物が建てられた時期
として区別されている。
「飛鳥時代」の都「飛鳥(飛鳥)」から、
「667年」に「近江」に遷都されましたが、
その理由は、まだはっきりと解明されていないとのことです。
しかし、
「近江大津宮」の場所については、
1974年(昭和49年)に、
「近江大津宮錦織遺跡」が発掘され、
「大津宮」の跡地として確実とされました。
「近江大津宮錦織遺跡」は、
「近江神宮」から徒歩で行ける距離。
最寄り駅の「京阪電鉄 近江神宮前駅」のほぼ隣に位置しています。
LI_Map,近江大津宮錦織遺跡,0,,,〒520-0027 滋賀県大津市錦織2丁目8,,奈良「飛鳥(あすか)」に置かれていた都から遷都された「大津宮」の跡地。,,,,,,,,,,
「近江神宮」の境内は、
「約6万坪(20万㎡)」の広さで、
「近江造り(昭和造り)」と呼ばれる近代神社の建築方法で造営され、
国の「登録文化財」に登録されている。
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