旅メモ
旅メモ【日本編】





【奈良県】世界遺産「古都奈良の文化財」の一つ「薬師寺」





「薬師寺」は、
世界遺産「古都奈良の文化財」の
構成資産の一つ「薬師寺」。


Map 薬師寺 ★★ Image Pet施設内NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 奈良県奈良市西ノ京町45
屋外はリードで一緒に散策OK。屋内はNG。


「690年代」に創建されており、
「東塔」は、
創建当時に建てられたものが、
現存しており、
「国宝」にも指定されている
歴史を持つ「寺院」の一つ。



詳しくは、
下記をご参照ください。



「薬師寺」は「愛犬同伴OK」

*写真は、撮り忘れたので、別の場所の愛犬です。



「薬師寺」は、
ありがたいことに、「愛犬同伴OK」なので、
「愛犬」と一緒に参拝することができました。

「お堂」などの「施設内」は、「愛犬同伴NG」ですが、
「屋外であれば、「境内」もリードで歩かせながらの参拝が可能とのこと。

「公式HP」には表記がありませんでしたが、
ネットで情報を確認し、
実際に訪れてみると、
「境内」の「屋外」愛犬同伴OK
「お堂」などの「施設内」愛犬同伴NG
というようになっていました。
「入場券」の販売所で、
詳しく教えてくれました。


Back

「薬師寺」の参拝に必要な時間は




「薬師寺」の「境内」は広いので、

「白鳳伽藍」
「玄奘三蔵院伽藍」
「本防寺務所」
「休ケ岡八幡宮」

などのエリアがある。


「愛犬」と一緒ならば、
施設内は交代で訪れるので、
「白鳳伽藍」だけで、
「1時間以上」かかった。
建物などが綺麗で、
施設内の「仏像」なども見ごたえがあるので、
どうしてもゆっくりになってしまう。


「愛犬同伴」で無くても、
すべてを参拝すると、
かなり時間がかかる。
「2時間」は少なくとも必要な気がします。


近隣には、
Map 唐招提寺(とうしょうだいじ) ★★ Image Pet施設内NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 奈良県奈良市五条町13-46
抱っこ・キャリーバッグなどで愛犬と一緒に参拝可能とのこと。
Map 平城宮跡 ★★ Image Pet施設内NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 〒630-8012 奈良県奈良市二条大路南3丁目5−番1号
特別史跡。リードで散策可能とのこと。
などもあるので、
「薬師寺」周辺の観光だけで、
「1日」が必要になる。
「唐招提寺(とうしょうだいじ)」も大きな寺院で、
「平城宮跡」は、再建途中だが、
かなりの広範囲の敷地に点在しているので、
さらに時間がかかる。

だが、いずれも訪れておきたい「旅スポット」。


Back

「薬師寺」とは




Map 薬師寺 Image 世界遺産大本山法相宗
Address : 〒630-8563 奈良県奈良市西ノ京町457
世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つ。


世界遺産「古都奈良の文化財」の
構成資産になっている「薬師寺」は、
1300年以上の歴史を持つ「寺院」。
「天平時代」までは「四大寺」の一つとなっていた。


はじまりは、
「680年(天武天皇9年)」に、
「天武天皇」が
「皇后 鵜野讃良皇女(後の持統天皇)」の
「病気平癒」を祈って作ることを決意されたとのこと。


「天武天皇」は、
残念ながら、
「薬師寺」の完成を待たずに崩御されたが、
「697年」には、
現在の「橿原市」である、
当時の「藤原京」の場所に、
本尊「薬師如来」の開眼が行われ、
「薬師寺」は創立され、
翌年には、「僧侶」が居住し始めたと、
「続日本紀」に記されているそう。


「710年」の
「元明天皇」による遷都により、
「薬師寺」も、
「藤原京」から「平城京」へ。
現在の「薬師寺」がある場所、
「平城京右京六條二坊」へと移設された。



Back

「薬師寺」の「建築物」





「東塔」は、
現在も、唯一創建時から現存する「建物」で、
「国宝」に指定されていて、
「平城京」に残る最古の建物。

その他にも、
「薬師寺」には、

・国宝=「9件」
・重要文化財=「26件」

などの「施設」「物品」が登録されている。


当時の「薬師寺」は、
「天平時代」までは「四大寺」の一つとされ、
「金堂」「東西両塔」「大講堂」などの主要なお堂には、
豪華な装飾が施され、
塔の各層に「裳階」などをつけた壮麗な姿は
「龍宮造り」と呼ばれ、
「薬師寺」の「伽藍」の特徴となっていた。

「裳階」というのは、
大小の「6つ」の屋根に見える 「三重の塔」である「東塔」「西塔」にある
各層の間にある「小さな屋根」のこと。
この「大小」の屋根が、
「律動的な美しさ」を生み出し、
「凍れる音楽」という愛称があるとのこと。

「薬師寺」の
中央に本尊を祀る「金堂」に、
「東塔」「西塔」といった
2つの塔を東西に配する
伽藍配置「薬師寺式伽藍配置」は、
「薬師寺」が日本で最初。


歴史の中で、
多くの堂塔が「火災」「地震」によって失われ、
「1528年(享禄元年)」には、
戦いに巻き込まれ、
「金堂」「西塔」「大講堂」などが焼失した。



「金堂」は、「1976年(昭和51年)」に再建され、
現在では、

・金堂(1976年(昭和51年)に再建)
・大講堂(2003年(平成15年)に再建)
・西塔(1981年(昭和56年)に再建)
・食堂(2017年(平成29年)に再建)
・東院堂(1285年(弘安8年)に再建)
・休ケ岡八幡宮(1603年(慶長8年)に再建)
・中門
・回廊
・白鳳伽藍の主要な堂塔

などが、
ほぼ復元されている。



Image名称説明
金堂 「金堂」は、「薬師寺」の中心となる「お堂」。
国宝であり御本尊の「薬師三尊像」を祀っている。
「二層建て」で各層に「裳階」があり、
「薬師寺」を代表する「お堂」。
1976年(昭和51年)に再建された。
東塔(国宝) 「東塔」は、
「国宝」にも指定されていて、
「奈良時代」の「730年」に「創建」された建物。
「平城京」の時代に建設されて、
現在も残る「最古の建物」となっている。

「西塔」も同じくですが、
「六重」に見える、実は「三重の塔」。
「各層」の間にある「裳階」という「小さい屋根」があるのが特徴で、
「大小の屋根」が重なることで、
「律動的な美しさ」を感じると、
「凍れる音楽」という愛称があるそう。
大講堂 「薬師寺」の「伽藍」の中で、
最大の建築物となっているお堂「大講堂」。

伝統工法に、現代工法を取り入れながら、
「2003年(平成15年)」に再建された。

建物内には、
・重要文化財「弥勒三尊像」
・国宝「仏足石」「仏足跡歌碑」
・釈迦十大弟子(中村晋也 作)
などが保管されている。
西塔 「1981年(昭和56年)」に再建された
鮮やかな色彩の三重塔「西塔」。

「東塔」「西塔」が並び立つ姿は、「薬師寺の象徴」。
シンプルな外装の「東塔」と、
色彩のコントラストが際立つ「西塔」の姿は、
現代の「薬師寺」を代表する風景となっている。

建物内には、
「釈迦八相像」の一つ「果相四相(中村晋也 作)」がある。
食堂 「2017年(平成29年)」に再建された
「食堂」の外観は、
奈良時代の意匠を再現した作りで、 「食堂」内部は、広い空間が確保されている。

「食堂」の内部には、
「阿弥陀三尊浄土図(田渕俊夫 筆)」が保管されている。
東院堂 現在の「東院堂」は、
「奈良時代」に建立された「東院堂」が焼失したため、
「鎌倉時代」の「1285年(弘安8年)」に、
「和様建築」の技法で再建されたもの。
「日本最古」の「禅堂」であり、
「国宝」に指定されている。

施設内には、
・国宝「聖観世音菩薩像」
・重要文化財「四天王立像」
・祚蓮
・行基坐像
などが保管されている。
玄奘三蔵院伽藍 「1991年(平成3年)に建立された
「玄奘三蔵院伽藍」には、
「薬師寺」の「宗派」である
「法相宗」の鼻祖「玄奘三蔵」の遺骨(頂骨)を奉納している。
「玄奘三蔵」の遺徳を顕彰する「伽藍」。
「平山郁夫」画伯の手による「大唐西域壁画」も奉納されている。

建物内に保管されているものは、
・玄奘三蔵像 (大川逞一 作)
・大唐西域壁画(平山郁夫 筆)
など。
重要文化財 休ケ岡八幡宮 現在の
重要文化財に指定されている「休ケ岡八幡宮」は、
「1603年(慶長8年)」に再建された建物。

「薬師寺」と「駐車場」の間にあり、 「社殿」が「西」を向いてたてられている。
「本殿」「脇殿」が共に、小高い「石積み」の壇上に建っている。

「休ヶ岡八幡宮」は、
「薬師寺」の寺域において、
最も「南」に鎮座し、
「薬師寺」の「鎮守(守り神)」。

施設内には、
国宝「八幡三神像」が保管されている。


Back

世界遺産「古都奈良の文化財」とは




「薬師寺」は、
世界遺産「古都奈良の文化財」の
構成資産の一つ。



世界遺産「古都奈良の文化財」は、
1998年12月に、
京都で開催された「第22回世界遺産委員会」で、
世界遺産「古都奈良の文化財」として、世界遺産登録が決定しました。


710年に「奈良」が「都」となってから、
1300年近くの時が流れての世界遺産への登録となりました。



世界遺産「古都奈良の文化財」は、
8つの構成資産で構成されています。


「古都奈良の文化財」の構成資産群

Map 東大寺 ★★ Image Pet OK 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 奈良県奈良市雑司町406-1
宮内庁管理となっている正倉院(国宝)を含む。抱っこ・キャリーバッグで愛犬と一緒に参拝が可能とのこと。
Map 興福寺 ★★ Image Pet施設内NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 奈良県奈良市登大路町48
法相宗の大本山。建物内はペットNGだが、愛犬と一緒に参拝可能。散策もOK。
Map 春日大社 及び 春日山原始林 ★★ Image Pet境内NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 奈良県奈良市春日野町160
春日山原始林は、特別天然記念物にも指定されている。春日大社の神山で樹齢400年以上の杉もある。本殿手前まではペット同伴できるが、本殿はペットNG。
Map 元興寺 ★★ Image Pet NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 奈良県奈良市中院町11
Map 薬師寺 ★★ Image Pet施設内NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 奈良県奈良市西ノ京町45
屋外はリードで一緒に散策OK。屋内はNG。
Map 唐招提寺(とうしょうだいじ) ★★ Image Pet施設内NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 奈良県奈良市五条町13-46
抱っこ・キャリーバッグなどで愛犬と一緒に参拝可能とのこと。
Map 平城宮跡 ★★ Image Pet施設内NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 〒630-8012 奈良県奈良市二条大路南3丁目5−番1号
特別史跡。リードで散策可能とのこと。


Back

「薬師寺」の「駐車場」



Address : 〒630-8041 奈良県奈良市西ノ京町457


「薬師寺」の「参拝者専用駐車場」は、
「南門」の南に用意されていた。

大きな駐車場で、
50台以上は、駐車できそうな大きさ。

ただ、
「駐車場」までは、
「民家」「空き地」「畑」の中の道を通るので、
本当に「薬師寺の駐車場?」と不安になるが、
「車のナビ」に従って行けば大丈夫だった。


線路の横にあり、
「薬師寺」の反対側に「駅」がある場所。


駐車場は、
1日 : 500円
で利用できました。


Back