「春日大社(かすがたいしゃ)」は、
約1300年前に、
日本の「国」の繁栄と「民」の幸せを願い、
茨城県鹿島より、「武甕槌命」様を
神山である「御蓋山」山頂「浮雲峰」にお迎えしたことから始まり、
768年(神護景雲二年)に、社殿が造営され、
現在の「春日大社」が形作られました。
全国に約1000社ある「春日神社」の「総本社」であり、
「神山」を含む「約30万坪」の広大な敷地を持っている。
世界遺産「古都奈良の文化財」の
構成資産の一つとして登録されています。
主祭神の「武甕槌命」が「白鹿」に乗って現れたことから、
「鹿」を「神使」しており、
「奈良公園」エリアには、
現在「約1200頭」の「鹿」が生活している。
御祭神は、
・武甕槌命 - 「第一殿」藤原氏守護神(常陸国鹿島の神)
・経津主命 - 「第二殿」同上(下総国香取の神)
・天児屋根命 - 「第三殿」藤原氏の祖神(河内国平岡の神)
・比売神 - 「第四殿」天児屋根命の妻(同上)
の4柱を祀っており、
4柱を総称して「春日神」と呼んでいる。
「春日神」は、「藤原氏」の氏神なので、
「春日大社」は、「藤原氏」と一緒に栄え、隆盛していった。
「伊勢神宮」と同様に、
20年に一度、御社殿を美しくする「式年造替」が行われており、
これまで「60回」も「式年造替」が行われ、
「60回」を越える建て替えは、「伊勢神宮」と「春日大社」のみ。
「式年造替」では、
国宝の「御本殿4棟」以外の「62社の摂社・末社」も全て美しく修繕するそうです。
その他に、
「春日大社」には、「27棟」の「重要文化財」として登録されている建築物がある。
「春日大社」の境内には、
現在「約3000基」もの「燈籠」がありますが、
平安時代から奉納が始まり、
古くは、300年以上の前に奉納された「燈籠」も現存しているそう。
全国にある「室町時代」に作られた「燈籠」の「約7割」近くが、
「春日大社」の敷地内にあるそうです。
Back