旅メモ
旅メモ【日本編】





【奈良県】世界遺産「古都奈良の文化財」の一つ「平城宮跡」





世界遺産「古都奈良の文化財」の 構成資産に含まれる
「平城宮跡」についてまとめています。


「平城宮」は、
奈良時代「710年(和銅3年)」に、
「藤原京」から遷都された
日本の首都「平城京」の「都城」。


原罪は、
「平城宮跡歴史公園」として管理され、
「奈良時代」の建築施設を復元し、
「平安宮」を再現しようとしています。


訪れると、
想像を超える規模で、
当時の建物などが復元されていることに驚きました。

まだまだ未完成な感じがしますが、
世界遺産として、
遜色のない場所となっています。



詳しくは、
下記をご参照ください。



「平城宮跡」は「愛犬同伴OK」



「平城宮跡(平城宮跡歴史公園)」は、
「施設内」は「愛犬同伴NG」です。
「施設外」は、
「愛犬同伴OK」なので、
愛犬と一緒に散歩ができるようになっていました。


「平城宮跡歴史公園」の公式WEBには、
Q:ペットと一緒に入園できますか?

可能です。
園内では、ペットは必ずリード(2m以内)等でつなぎ放さないでください。
また、
ペットの排泄物等は飼い主の方が責任をもって処理し持ち帰っていただき、
他のお客様に迷惑がかからないようにお願いいたします。
なお、
建物内はご利用頂けません。
ただし、盲導犬や介助犬、 聴導犬は除きます。
という表記がありました。


「愛犬同伴OK」の場所

■ 「朱雀門」前(朱雀大路)(朱雀門ひろば)


「愛犬同伴NG」の場所

■ 「第一次大極殿(だいいちじだいごくでん)」


「朱雀門」周辺にある
天平うまし館「IRAKA COFFEE(イラカコーヒー)」の
「テラス席」は「愛犬同伴OK」。


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「平城宮跡」とは



「平城宮跡」は、
奈良時代「710年(和銅3年)」に、
「藤原京」から遷都された
日本の首都「平城京」の「都城」。


現在は、
「平城宮跡」は、
「平城宮跡歴史公園」という広い公園として管理されている。
「公園」というより、
「平城宮」を復元しているエリア。


「平城宮」があった「平城京」は、
「784年(延暦3年)」に、
「長岡京」に遷都されるまで
政治の中心地となっていた場所として知られている。


「平城宮」は、
「唐」の都「長安城」を模倣して、
「大和国(日本)」に建造された「都城」となっている。

「平城宮」には、
■ 政治・儀式の場である「大極殿」「朝堂院」、
■ 天皇の住居である「内裏」
■ 役所の日常的業務を行う官衙
■ 宴会を行う庭園
など、都を治める「官公庁」が集まっていた。
東西・南北ともに「1km」以上の敷地に、
「大垣」がめぐり、正門である「朱雀門」をはじめ、
「12の門」が置かれていた。
平城宮に入れるのは、
「皇族」「貴族」「役人」「使用人」などの、
ごく限られた人だった。


現在の「奈良県奈良市」「奈良県大和郡山市」あたりの一体が、
「平城宮」の敷地となっていた。
「平城宮跡」から、
現在の「奈良公園」手前までが、
「平城京」の片側だったとのこと。

「平城京」においては、
「平城宮跡」は、「大内裏」の場所で、
「東西8坊(約4.3km)」「南北9坊(4.7km)」の
「72坊」に区画されていたそうです。
「平城京」には、「約10万人」以上の人が暮らしていた
と言われている。

中央を南北に走る「朱雀大路」によって、
「左京」「右京」に二分され、
南北・東西を「大路」「小路」の道で、
碁盤の目のように整然と区画されていたとされています。



現在の「平城宮跡」は、
「朱雀大路」の一部と
「朱雀門」が再現されており、
その奥の「大内裏」部分も、
一部復元されていて、
現在も復元作業が進められていました。


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世界遺産「古都奈良の文化財」とは


「平城宮跡」は、
世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つ。


世界遺産「古都奈良の文化財」は、
1998年12月に、
京都で開催された「第22回世界遺産委員会」で、
世界遺産「古都奈良の文化財」として、世界遺産登録が決定しました。


710年に「奈良」が「都」となってから、
1300年近くの時が流れての世界遺産への登録となりました。



世界遺産「古都奈良の文化財」は、
8つの構成資産で構成されています。


「古都奈良の文化財」の構成資産群

Map 東大寺 ★★ Image Pet OK 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 奈良県奈良市雑司町406-1
宮内庁管理となっている正倉院(国宝)を含む。抱っこ・キャリーバッグで愛犬と一緒に参拝が可能とのこと。
Map 興福寺 ★★ Image Pet施設内NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 奈良県奈良市登大路町48
法相宗の大本山。建物内はペットNGだが、愛犬と一緒に参拝可能。散策もOK。
Map 春日大社 及び 春日山原始林 ★★ Image Pet境内NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 奈良県奈良市春日野町160
春日山原始林は、特別天然記念物にも指定されている。春日大社の神山で樹齢400年以上の杉もある。本殿手前まではペット同伴できるが、本殿はペットNG。
Map 元興寺 ★★ Image Pet NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 奈良県奈良市中院町11
Map 薬師寺 ★★ Image Pet施設内NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 奈良県奈良市西ノ京町45
屋外はリードで一緒に散策OK。屋内はNG。
Map 唐招提寺 ★★ Image Pet施設内NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 奈良県奈良市五条町13-46
抱っこ・キャリーバッグなどで愛犬と一緒に参拝可能とのこと。
Map 平城宮跡 ★★ Image Pet施設内NG 世界遺産「古都奈良の文化財」
Address : 〒630-8012 奈良県奈良市二条大路南3丁目5−番1号
特別史跡。リードで散策可能とのこと。


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「平城宮跡」は広範囲



「平城宮跡」は、
かなり広く、

・「朱雀門」「朱雀大路」エリア
・「大極殿」エリア
・「第二次大極殿」エリア
に分けることができます。
徒歩でも行けるようになっていますが、
かなり広いので、
「1日」かけて、
じっくり周るのでなければ、
「車移動」が無難かもしれません。



「朱雀門」「朱雀大路」エリア



「朱雀門」「朱雀大路」エリアの施設には、
・朱雀門
・平城宮いざない館
・観光交流施設
があります。


「大極殿」エリア

「大極殿」エリアの施設には、
・第一次大極殿
・大極門(第一次大極殿院南門)
・復原事業情報館

・平城宮跡資料館
があります。


「平城京」の正門である「羅城門」と
「平城宮」の正門である「朱雀門」を直線で結ぶ「朱雀大路」の
延長上に位置する「第一次大極殿」。

「平城宮」の中央にある
南から北へ向けて緩やかに傾斜する空間に、「第一次大極殿院」があり、
「第一次大極殿」が建設されました。
「第一次大極殿」は、
「正面約44m」「側面約20m」「高さ約27m」あり、
「直径70cm」の「朱色の支柱44本」「屋根瓦約9万7000枚」が使われた
「平城宮最大の宮殿」。

奈良時代の中頃に、
一時、遷都した「恭仁宮(くにぐう)」に移築され、
山城国の「国分寺 金堂」となっています。
その後、「平城宮」へ再度遷都され、
「第二次大極殿」が建設されました。

「大極殿」は、
奈良時代当時には、
「天皇の即位式」や「外国使節との面会」など、
国の重要な儀式のために使用されていました。


「大極門(第一次大極殿院 南門)」は、
「2017年11月」に復元工事が始まり、
「2022年3月」に完成した建物です。


「第二次大極殿」エリア

「第二次大極殿」エリアの施設には、
・第二次大極殿
・東院庭園
・遺構展示館

・推定宮内省
があります。


「第二次大極殿」エリアは、
「745年(天平17年)」から、
「約40年間」ほど使用された「大極殿」。

現在は、「基壇」「柱跡」などが復原されている。


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「平城宮跡」の「復元」と「歴史」



「平城宮跡」のある
「平城宮跡歴史公園」は、
現状の保存と、
「平城宮」の施設を復元することを目的とした
「2008年(平成20年)」に事業化された「国営公園」で、
世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つとなっている。

現在も、
当時の建物などの復元工事が進んでおり、
未だ未完成の「国営公園」。


国営公園「平城宮跡歴史公園」の敷地は、
特別史跡「平城宮跡」の「国有地」を中心としており、
「朱雀大路跡」とその東側を加えた区域となっている。

現在「平城宮跡」として整備されているのは、
■ 国営公園区域 約122ha
■ その他区域 約10ha
の「合計 約132ha」となっている。


整備事業は、
「奈良県」が中心となり、
「国営公園」と連携して行われいる。


「平城宮跡」となっている
「平城宮跡歴史公園」は、
「国営公園」としての「全体開園」は、
まだされておらず、
復元・整備が完了されてからの
「全体開園」となる予定らしい。


現在は、

■ 園地
■ 広場
■ 調整池
■ 水路
■ 休憩所等の施設

などの整備を終え、

■ 2015年5月 「復原事業情報館」を開設
■ 2018年3月24日 「朱雀門ひろば」完成
■ 2018年3月24日 「平城宮いざない館」完成
■ 2022年3月 第一次大極殿院南門の復元完成
■ 東楼復原整備工事に着手

なども行われている。


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二つの「大極殿」がある理由


「平城宮」に、
二つの「大極殿」がある理由は、
「平城京」への「遷都」が関係している。
「平城京」へ最初に「遷都」が行われた後、
「740年〜745年」にかけて、
他の場所に、「遷都」をしており、
その際に、
最初の「大極殿」は、「解体」「移築」された。

745年に再び「平城京」に遷都する際には、
新しい「大極殿」を建設したので、
現在の「復元」で、
「第一大極殿」「第二大極殿」が復元されている。


現在の「平城宮跡」にみられる復元された「大極殿」
■ 「第一次大極殿」=「元明天皇」が建てた「大極殿」
■ 「第二次大極殿」=「聖武天皇」が建てた「大極殿」


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「平城宮跡」へのアクセス





「平城宮跡」の駐車場

Address : 奈良県
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