日本最古の社「伊弉諾神宮」。
「古事記」「日本書紀」によると、
国生みに始まるすべての神功を行った「伊弉諾大神」が、
御子神「天照大御神」に、国家統治を任せ、
最初に生み出した淡路島で余生を過ごした場所(幽宮(かくりのみや))が、
現在の「伊弉諾神宮」の場所と言われており、
聖地として最古の神社として作られたのが「伊弉諾神宮」の始まり。
御皇室の御祖神たる「天照御大神」の御両親にあたり、
日本民族の大祖先神「當神宮(伊弉諾大神)」が祭られている最も位の高い神社「神宮」。
「神宮」号を宣下された格式高いお宮(神社)は23社あるが、
いずれも御皇室に縁の深い神社、並びに天皇をお祀りするお宮。
そして、同じく、日本という国が生まれた場所であり、
日本の神々誕生の聖地と言われる「自凝島神社(おのころ島神社)」。
「古事記」「日本書紀」によれば、神々が国土創世をしている時代に、
「伊弉諾命(いざなぎのみこと)」「伊弉冉命(いざなみのみこと)」の二神により創られた今の「日本」の国土。
その場所が、「自凝島神社(おのころ島神社)」。
「伊弉諾命(いざなぎのみこと)(伊邪那岐 / 伊弉諾 / 伊耶那岐)」は、日本神話の男神。
「伊邪那美命(いざなみのみこと)(伊弉冉 / 伊邪那美 / 伊耶那美 / 伊弉弥)」の兄であり夫。
「古事記」では、「伊邪那岐神」「伊邪那岐命」、「日本書紀」では、「伊弉諾神」と表記されている。
「伊邪那美命(いざなみのみこと)(伊弉冉 / 伊邪那美 / 伊耶那美 / 伊弉弥)」は、日本神話の女神。
「伊弉諾命(いざなぎのみこと)(伊邪那岐 / 伊弉諾 / 伊耶那岐)」の妹であり妻。
別名「黄泉津大神 / 道敷大神」。
「伊弉諾命(いざなぎのみこと)」と「伊邪那美命(いざなみのみこと)」は、日本の多くの神の父と母であり、天照大御神の五世孫で日本最初の天皇「神武天皇」の祖先とされている。
この世の天地が初めて生まれたとされる「天地開闢(てんちかいびゃく)」の時代に、二人はともに生まれ、
天上の場所「高天原(たかあまはら、たかあまのはら、たかのあまはら、たかまのはら、たかまがはら)」にいる神々に命ぜられ、
海に最初の島「淤能碁呂島(おのころ島)」、現在の淡路島を作り、「国生み」「神生み」を行い、現在の日本と神々となる子供を産んだと言われている。
淡路島は、天地の最初の島で、日本列島はここから作られていったとされる。
「伊邪那美命(いざなみのみこと)」が死に、「伊弉諾命(いざなぎのみこと)」は、
最後に生まれた「天照大御神」「月読命」「建速須佐之男命」の三貴子に、「高天原」「夜」「海原」の統治を委任し、
現在の淡路島にある「「伊弉諾神宮」の「幽宮」で余生を過ごした。
その後、「伊弉諾命(いざなぎのみこと)」は黄泉の主宰神となり、「黄泉津大神」「道敷大神」と呼ばれた。
「自凝島神社(おのころ島神社)」の高さ21.7メートルの大きな鳥居は、「平安神宮」「厳島神社」と並び「日本三大鳥居」の一つ。
「縁結びのパワースポット」としても知られる。
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