【福井県】日本最大級の大仏「越前大仏」がある個人が作った大寺院「清大寺」

【福井県】
日本最大級の大仏「越前大仏」がある
個人が作った大寺院「清大寺」





日本最大級の大仏「越前大仏」がある
個人が作った大寺院「清大寺」。


想像よりも大きい、
大規模な寺院。

正直言って、
訪れて損はない、
良い観光スポット。


色々と賛否が別れる「寺院」でもあるが、
「建築」として見ると、
「過去」の「寺院建築」の凄さと、
「現在」の「建築技術」の凄さが、
しみじみと感じる場所。


「越前大仏」「清大寺」を見ると、
「歴史」ある「寺院」「神社」の
「宗教建築」の凄さが、
本当にわかる。
数百年以上前に、
同じ規模の「寺院」「神社」を、
建設したということと、
「歴史」の「重み」「凄さ」がわかる。



そういった意味では、
「越前大仏」「清大寺」は、
貴重な存在となりそうな予感。



詳しくは、
下記をご参照ください。



「清大寺」は「愛犬同伴OK」



「清大寺」は、
ありがといことに、
「施設内」も「愛犬同伴OK」。

「越前大仏」のある「大仏堂」も、
「スリング」「キャリーバッグ」に入れることで、
「愛犬」と一緒に「拝観」できる。

「スリング」「キャリーバッグ」は、
頭が出ていても「OK」とのこと。
「愛犬」も直に「越前大仏」とご対面。

「目」をまんまるにして、
大きな「越前大仏」を眺めていたのが、
とても可愛かった。


「五重塔」も
「エレベーター」で、
最上階まで、「愛犬」と上がることができるので、
とても便利。


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「清大寺」とは



Address : 〒911-0811 福井県勝山市片瀬50−1−1


「清大寺」は、
「福井県勝山市」にある
大きな大仏「越前大仏」が ある「寺院」。


「臨済宗 妙心寺派」の「寺院」で、
正式名称は、「大師山清大寺」。
「総工費380億円」をかけて、
「1987年(昭和62年)5月28日」に完成した。
「越前大仏」も同年「1987年(昭和62年)」には完成していたとのこと。



「清大寺」は、
「勝山市」の「名誉市民第一号」に選出された
「勝山出身」の「実業家」で、
「相互タクシー」の創業者である
「多田清(明治38年1905~平成3年1991)」さんが建立した。

「平成14年」の末に、「宗教法人」として認証された。

「清大寺」の広大な境内には、
立派な「伽藍」「大小多数の仏像」が配置されている。


「大仏殿」は、
「奈良県」の「東大寺」にある「大仏殿」を模して造られ、
本尊「越前大仏」を祀っている。

「五重塔」は、
日本で「最大規模」の「五重塔」。
「鉄筋コンクリート」で造られている。

「南大門」は、
「東大寺」の「南大門」を模して造られており、
その大きさは、「南大門」と同じ程度の規模。


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日本最大級の大仏「越前大仏」とは



「清大寺」の「大仏殿」にある
「越前大仏」は、
「像高」は、「17m」もあり、
「奈良県」「東大寺」にある
「奈良の大仏」よりも「2mほど」大きい。

その大きさは、
「日本最大級」の「仏像」となっている。


あまり知られていないのは、
「越前大仏」が作られたのが、
「清大寺」が作られた「昭和60年代」のため、
「歴史」のある「神社仏閣」と同じには扱われなかった。


最近になり、
「北陸新幹線」が延長し、
「福井県」にも気軽に訪れることができるようになりつつある。
「SNS」で度々投稿されることもあり、
徐々に、
福井県の魅力が、広まりつつある。


「越前大仏」も人気の観光スポットになりそう。


「越前大仏」の
「毘虜舎那如来」は、
「サンスクリット語」では、「ヴァイローチャナ」という。
「太陽」という意味で、
「太陽」のように、常に「宇宙」の中心にあり、
「全宇宙」を照らし続けていると言われている。


「毘虜舎那如来」は、
「法身仏」で、
「永遠不滅」の「宇宙」の「真理」をあらわした「仏様」。

法身仏仏教の教え(法)そのものを人格化した仏
応人仏釈尊のように実際にこの世に出現して教えを広めた仏


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「清大寺」を建立した「多田清」さんとは



「清大寺」「越前大仏」を建立したのは、
「勝山市」の「名誉市民第一号」に選出された
「勝山出身」の「実業家」で、
「相互タクシー」の創業者
「多田清(明治38年1905~平成3年1991)」さん。


「多田清」さんは、
近くにある「勝山城博物館」という
日本で最大級の「城」と同規模の、
「城風建築物」も建設している。
歴史上に存在した「勝山城」とは、
場所も異なるが、
「勝山城」「勝山藩」の歴史を保存・展示するために、
個人の私財で建てた「建築物」であり、「博物館」。

「多田清(明治38年1905~平成3年1991)」さんは、
「相互タクシー」の創業者で、
「タクシー事業」を軸に、
莫大な資産を築いた人らしい。

「清大寺」「越前大仏」を建立したのは、
「お母さん」を供らうため。
と言われているが、
それだけではなさそう。


創建当時に、
「宗教法人」にしなかった理由が、
「勝山市」に
「固定資産税」等の「税金」を
納めたかった為。
と言われている。



もともとは、
「福井県勝山市」で、
父親「多田三右衛門」が、「庄屋」「酒造業」を行っていたそうだが、
「多田清」さんが、
「3歳」の頃に、家業が破綻したことで、
「大阪」へと移住。

「小学校」を卒業後に、
「雑穀問屋」などで働き始め、
のちに、
お得意先から「お店」を任されるまでになったとのこと。
しかし、「お店」は、「1年半あまり」で閉店したとのこと。

「兵役」を終え、
大阪で、
「タクシー運転手」となり、
「労働組合」を結成し、
労使交渉の末に「経営権」を獲得したことをきっかけに、
「経営者」としての道をスタートする。


戦時中には、
「石油不足」に備え、
「木炭車」の研究や、
「山林」などの購入、
生活基盤となる産業の株式購入
などを行うなど、
経営者の才覚を発揮したという。


その後も、
タクシー業界の基盤を築き、
「オイルショック」などには、
車両を小型化するなどの、経営の手腕を見せたという。


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「賛否」の別れる「清大寺」「越前大仏」



「清大寺」「越前大仏」の評判は、
「賛否」が別れる。


・「歴史」がない。
・「由緒」がない。
・もともと「寺院」ではない。
・「仏像」「装飾」が多すぎて「下品」。
・豪華だけど中身がない。
・建物の価値だけで、他がない。

などなどのコメントを見かけた。


だが、
訪れてみるとわかる。

「賛否」の別れる
「意見」が出るほどの「もの」がそこにある。

色々と、
感じるもの、
思うもの、
が出てくる場所に、
「清大寺」「越前大仏」はなっている気がする。

それは、
「寺院」「建築」として、
良い部分を見分けることに、
とても役立っていて、寄与してそう。

歴史ある「寺院」の良さを再確認できるし、
「過去」「未来」の「建築」の凄さを体感できる。


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「清大寺」「越前大仏」は「建築的」に凄い



「清大寺」「越前大仏」は、
「経緯」などはともあれ、
「建築的」に凄い。


多量の仏像が並ぶ「大仏殿」や、
「南大門」「五重塔」は、
「現代建築」で建設することは、
簡単だと思うが、
それを「個人」の「私財」で建てたのは、
驚くことだと思う。


「南大門」「大仏殿」「五重塔」。
「コンクリート造」で建てられていて、
「歴史」「由緒」を感じるのは難しいが、
あの「大きさ」「規模」で建設されているのは、凄い。


「大仏殿」の中は、
更に、凄い。


「100」を越える「仏像」が、
「左壁」「奥壁」「右壁」のすべてに、
ずらりと並んで、
安置されている。

「中央」には、
「越前大仏」があり、
左右には、「4体」の大きな「立像」がいる。


その空間は、
他では見ることができない。
唯一の空間デザイン。


「清大寺」「越前大仏」は、
財政が厳しいようだが、
これだけの「魅力」を失うのはもったいない。
是非、
観光スポットとして、人気となって、
継続して欲しい。


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「清大寺」「越前大仏」を見ると「歴史ある寺院」の凄さもわかる



「清大寺」「越前大仏」は、
「歴史」ある「建築物」の規模を、
越える「大きさ」だったりするが、
それは、
「1000年前」「数百年前」に、
「同規模」の「建築物」を、
「クレーン」「パワーシャベル」などの「重機」が
まったくない「時代」に建設した凄さを際立たせる。


「越前大仏」の前に立った時に、
最初に思った感想は、
「奈良の大仏」などの「造り」が、
圧倒的に「綺麗」で「洗練」されていると感じた。

「仏像」の価値は、
「精巧」な「造り」ではないが、
「奈良の大仏」の建設当時の「技術力」の凄さを
感じざるを得なかった。


「歴史」ある「神社仏閣」の、
「凄さ」を比較して感じることができるという意味で、
「清大寺」「越前大仏」は、
「歴史」「神社仏閣」「宗教」などに、
大きく貢献しているように感じた。


「清大寺」「越前大仏」のような、
「歴史」への挑戦が、
新たな「歴史」を造ることなのかも。

「南大門」「大仏殿」「越前大仏」の参考にした 「奈良県」にある「東大寺」も、
「創建」当初は、
こんな感じだったのかな?
という感じもした。


「数百年後」に、
「清大寺」「越前大仏」が残っていたら、
「歴史」「由緒」のある「寺院」として、
親しまれているのかも。

「清大寺」「越前大仏」に欠けているのは、
その時代の「仏教」を担う新たな「宗教家」「僧侶」。
かも。
「寺院」としての活動が、あまり見えてこなかった。

歴史ある「寺院」には、
かならず、道を切り開いた「修行僧」の歴史がある気がする。


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「清大寺」「越前大仏」は「永平寺」の創建した状況と似ている?



同じく「福井県」にある
「曹洞宗(そうとうしゅう)」の「総本山」の一つで、
「永平寺」は、
「中国」から戻った
「永平寺」を開山した宗祖「道元」は、
「中国」で知り得た
「仏教」の教えを広めようと尽力していたころ、
「旧仏教側」と対立し、
「邪道」と言われ、迫害からのがれ為に、
「福井県」へ移り、
「1244年(寛元2年)」に、
「永平寺」を開山したと言われている。


「清大寺」「越前大仏」は、
「大阪」から戻り、勝山市に建立され、
現在は、
「歴史」「由緒」もなく、
「開山」したばかり、
創建者の「多田清」さんが亡くなり、
「永平寺」の「道元」のような存在がいなくなってしまった状態。


「歴史」「由緒」もなく、
「邪道」ではないが、「正道」とは言えない状態。


これから、
「数百年」の時を使って、
「歴史」「由緒」ある「寺院」として 「正道」となり、残れるのかが気がかり。


「清大寺」「越前大仏」の
新たな宗祖「道元」的な存在が現れることを期待してしまう。


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「日本一の高さ」の「五重塔」



「清大寺」の「五重塔」は、
「コンクリート造」だが、
「日本一の高さ」を誇る。


「木造」ではない、
「現代建築」の「コンクリート造」で建てられているので、
あまり、
「五重塔」ではなく、
「現代建築」として扱われるようで、
「日本一の五重塔」としては知られていない。


しかし、 「現代建築」として見ても、
「清大寺」の「五重塔」は、素晴らしい。


「エレベーター」を使って、
「4階」まで登り、
「最上階」へと「1階」だけ「階段」で上がった気がする。


最上階の「展望回廊」から見る
「勝山市」を一望できる「風景」は、
とても素晴らしく。

「城」の「天守閣」から眺めているような
気分にもなる。


「五重塔 最上階」からは、
「清大寺」の全景も見え、
とても大きな「寺院」だとわかる。

「清大寺」「越前大仏」を理解するには、
「五重塔」を登って眺めることがおすすめ。


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「参道」の「商店街」はちょっと寂しい



「参道」の「商店街」はちょっと寂しい。
「清大寺」は、
創建者の「多田清」さんが、亡くなってから、
財政が厳しい状態が続き、 今は、「福井県」が管理しているらしい。


「駐車場」から「入口」へと続く
「参道」に並ぶ「商店街」は、
ほとんど営業しておらず、ちょっと活気がない状態。
かなり心配になる。


でも、
徐々に、「クリエーター」が「アトリエ」などで利用したり、
「お店」なども、ちらほら増えている様子。
活気が戻ってき始めているのかも。。。


「個人的」には、
商売もできそうだし、
店舗ごとに「広さ」もあって、
良さそうだと思う。
ただ、
今のところ、
「ネットショップ」と併用などをしないと、難しそう。


比較的、安い家賃で、
「住居」兼「アトリエ」兼「ショップ」として
「賃貸」にしても面白そう。
色々なショップができそう。

個人的には「食べ歩き」ができるお店を増やしてほしい。




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「清大寺」への「地図」



Address : 〒911-0811 福井県勝山市片瀬50−1−1


「清大寺」「越前大仏」は、
「福井県勝山市片瀬」にある。


「清大寺」「越前大仏」の前には、
大きな「駐車場」があり、
「車」で訪れるのが便利そう。
かなり大きな「駐車場」で、
「数百台」は駐車できる。

「平日」に訪れた時は、
「無料」で使用することができた。


「電車」「バス」を乗り継いでも、
訪れることができるみたい。
「清大寺」「越前大仏」の前にある「通り」には、
「越前大仏前」という「バス停」があった。


「清大寺」「越前大仏」の「最寄り駅」は、
「えちぜん鉄道 勝山駅」。
直線距離だと「約2.5km」ほど。




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